
愛荘町で地域と観光客の架け橋に。カフェから生まれる人との関わり
公開日:2026/03/06 06:31
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2026/03/06「興味ある」が押されました!
2026/03/06滋賀県内を縦断する中山道。 その街道沿いに立つ観光施設「愛知川ふれあい本陣」の中にあるのが、愛荘町観光協会が運営する「66カフェ(ろくろくカフェ)」です。 親しみやすい店名は、日本橋を1つ目の宿場にカウントして、愛知川宿が中山道の66番目の宿場であることが由来なのだそう! 2024年6月6日のオープン以来、観光客にはもちろん、地元の方にも親しまれてきました。
今回は「66カフェ」の運営に携わる西川真紀さんにお話を伺いました。 インタビューを進めていく中で見えてきたのは、住む場所としての愛荘町と、観光地としての愛荘町。観光協会が運営するカフェならではの視点から、まちの魅力を深掘りしていきます。
読み終える頃には、自然や文化、人とのつながりが息づく愛荘町に、きっと興味がわくはず。気になる方は「♡興味ある」ボタンをクリックして、愛荘町との出会いを手にしてくださいね!
愛荘町と観光客を結ぶ、地域のコミュニティカフェ
ーー観光協会が運営されていると伺っています。民間のカフェとは、どのようなところが違うのでしょうか。
西川さん) 一番の違いは、愛荘町の情報発信施設や宿泊施設と一緒に、カフェ運営を通じて、観光協会として地域への貢献を目的としているところです。春や秋のように旧街道を歩きに来られる方が多い時期には、休憩場所としても利用していただいています。 お茶を飲みに立ち寄られた方から、観光地について聞かれることも少なくありません。
ーー観光客に向けた、案内所のような役割もあるのですね。
西川さん) 貸し部屋をしている施設や、宿泊先をご紹介することもあるんですよ。 近隣の市や町からいらっしゃった方が、いつの間にか愛荘町の人と仲良くなっておしゃべりしていたりするのも見かけます。観光で来られた方にとって、カフェが地域との交流の場にもなっているようです。
ーー地元のお客様もよくいらっしゃるのですか?
西川さん) ご年配の方だと、毎日ここを目指して来てくださる方もいます。ここでいろんな人と話したり、朝からお昼までゆっくり過ごされたりする方もいますね。 静かに過ごしたい人は、14時以降の静かな時間帯にいらっしゃいます。本を読んで過ごしていたり、パソコンを持ち込んで作業をされたりもしています。
ーーメニューを拝見すると、写真映えするようなお料理も多い印象です。若い方も多いのでしょうか。
西川さん) 最近は、Instagramを見て来てくれる若い方も増えています。赤ちゃんや小さなお子さんを連れたご家族も多いですよ。
ーー幅広い世代に親しまれているのですね!
西川さん) 地元のコミュニティカフェであることも、ここを運営する目的のひとつです。 そういった側面もあるので、カフェのある愛知川ふれあい本陣では月に3、4回ヨガ教室と朗読教室、英語教室も開催しています。 常連さんの中には娘さんの英語教室をきっかけに、カフェに毎日通ってくれるようになった方もいらっしゃって、ほほえましく思っています。ほかにも、お友達と一緒に約束して来てくださる方や、ここで待ち合わせされる方もいらっしゃいます。
ーー皆が集まる場所ではあるけれど、公民館とは少し違いますよね。食事ができるところが大きく違うのはもちろんですが、より気軽に来られる場所でもあるというか。
西川さん) そうなんです。だから、皆さんに利用していただきやすいように、できるだけ安い価格でお食事を提供するようにしています。「こんなんでやっていけるんか?」と、心配されることもありますが……。 でも、そうやって気軽に来てもらえる方が嬉しいので、なるべくお値段据え置きで運営しています。
ーー地域の中に、日常的に人と顔を合わせるような場所があるというのはとても大切ですよね。
西川さん) 本当に、それは大事だと思います。 私は皆さんの顔だけしか知らないのですが「最近あの人来はらへんよね」とか、そういった話をすることもあります。意識しているわけではないのですが、しばらく見かけない人がいると気になってしまうんです。
ーー地元に根差したコミュニティカフェとしての側面も持ちながら、観光客と愛荘町をつなぐ接点にもなっているのが印象的です。


愛荘町の地域食材を使ったメニューから広がる、人のつながり
ーー本当にたくさんのメニューを提供されていますよね。コンセプトについて教えていただけますか?
西川さん) 地域密着型のお店なので、できるだけ地元の食材を使うようにしています。 パンは、愛知川でやっておられる永咲堂さんのものを。果物や野菜も、愛荘ストロベリーLab.さんや継ノ農園さんのような、地域で農業をしていらっしゃる方に提供していただいています。
ーーまさに、地産地消ですね。
西川さん) カフェを運営していると、県外から移住してきて起業された方と知り合う機会も多くて。どの方も、わざわざ愛荘町という場所を選んで、品質にこだわって食材を作られています。そういった食材を選んで積極的に取り入れたいので、今使っている野菜は、ほぼ愛荘町のものなんですよ。 仕入れの際にお話をしていると、皆さんからおすすめの事業者さんや食材について教えてもらうこともあります。
ーーお客さんとだけでなく、仕入れ先の方とも交流があるのが素敵です!
西川さん) 実は、皆さんが手間暇かけて作られた食材をどう活かそうか考えているうちに、こんなにたくさんのメニューができてしまったんです(笑)。
ーーメニューを通じて愛荘町の魅力を発信されているような印象です。66カフェには、愛荘町で頑張っている人を応援するような側面もあるのでしょうか。
西川さん) 私たちも愛荘町で頑張っている一員ですから、もちろん事業者さんを応援したい気持ちもあります。 カフェでパンを置かせていただいたり、月1回開催しているマルシェで野菜を紹介させていただいたりしていると、お客様が仕入れ先まで足を運んでくださったという話を聞くことがあるんです。日頃お世話になっているので、恩返しになっていると嬉しいですね。
ーーカフェを起点に、食材や情報が循環しているのが素晴らしいです。イチオシのメニューはありますか?
西川さん) 66という名前にちなんで「66ランチ」を始めたんです。メインのお料理にデザートとドリンクがついて1,000円。 6日、16日、26日と月に3回、6のつく日に提供しています。「何食分用意してるの?」と心配されたり、事前に予約してから来店されたりする方もいらっしゃいますよ。
ーーかなりお得ですね!人気があるのも納得です。
西川さん) 新しく試してみたいメニューは、66ランチの日に出すようにしています。そうすると、お客様の反応が大体わかるんですよね。反応が良いメニューだと「また食べたいな」と言ってもらえるので。
ーーランチ用に、メニューを固定しているわけではないのですね。
西川さん) そうなんです。スタッフ同士で相談しながらメニューを決めて、当日の朝にInstagramで「本日のメニュー」として告知を出しています。
ーー66ランチの日に来ると、開発中の新作が食べられるわけですね!お話を聞いていると、お客様とよくお話をされていますよね。コミュニケーションの機会は多いのでしょうか。
西川さん) 親しみやすい方が多いので、聞けば料理の感想も気軽に教えてくださいます。 「ちょっと脂っこいかな」なんて率直な意見をいただくこともありますが、直接言っていただけるのがありがたいです。 そうやって皆さんの声を聞きながら、いつ来ても楽しんでもらえるように日替わりの副菜を工夫したり、土日限定のうどんメニューを出したりもしています。
ーーいつ訪れても、新鮮な気持ちでお料理を楽しめそうです!


歴史や文化が息づく愛荘町。"愛”の深さが地域の魅力
ーー愛荘町の魅力はどんなところにあると思われますか?
西川さん) 歴史や文化、自然が豊かなところでしょうか。 金剛輪寺を含む湖東三山は季節ごとに景色が変わるので、観光で訪れた際は、ぜひ足を運んでほしいです。 ほかにも、愛知川びんてまりの館や近江上布伝統産業会館で伝統工芸に親しむのもおすすめです。
ーー本当に、愛荘町には伝統のある場所や工芸品が多いですよね。
西川さん) 食事処も、雰囲気がいいところは、老舗が多いですよね。近江商人亭さんもそうだし、竹平楼さんも。
ーー歴史ある場所も文化も多くて、人も親しみやすい。愛荘町には、心地よくいられるような雰囲気がありそうです。
西川さん) 私は愛荘町の出身ではありませんが、15年住んでいて、とても暮らしやすい地域だと思っています。子育て中も、周りの人が見守ってくれているような、温かな雰囲気を感じていました。 住むのに車は必要ですが、それほど田舎というわけではありませんし。
ーーコンビニもあるし、ちょっと行ったら近江八幡や彦根に行けるのも便利ですよね。移住を希望されている方がいるとしたら、どんな方だと愛荘町での暮らしに合いそうですか?
西川さん) 小さなお子さんを育ててらっしゃる人にとって、愛荘町は良い環境だと思います。小学校も大きすぎないし、ご近所さんとの距離感もちょうど良い。 長期休みの間なんか、ご近所さん同士でバーベキューをされているお宅も多いですよ。
ーー最後に、移住を検討されている方に向けて、一言いただけますか?
西川さん) 私、いつも皆に言うんですけど、愛荘町って“愛”という字をたくさん書かないといけませんよね。愛知郡愛荘町愛知川って。だからそれだけ愛が深いまちなのでは、と思っています。 ぜひ愛荘町に来ていただけると嬉しいです!
今後も人が自然と集まるような場所を目指して運営していきたいという西川さん。 昨年実施したナイトマルシェでは、愛荘町の事業者の方が出す屋台やライトアップが好評でした。クリスマスマルシェとあわせて、今年も開催を検討しているとのこと!
直接コミュニケーションを取る機会が減っている現代。だからこそ、こういったイベントを通して、子どもたちも含めた皆さんが、人と人との関わりを感じるきっかけにしてほしいのだそうです。
観光と地域の両面から愛荘町に深く関わる66カフェ。訪れた際は、地元食材を使った豊富なメニューを楽しむのはもちろん、まちの人との何気ない会話や、文化に触れてみてください。そのひとときが「暮らす場所」としての愛荘町を想像するきっかけになるかもしれません。
愛荘町では、住んでみたい方や、地域おこし協力隊として関わってみたい方を歓迎しています。本記事を読んで愛荘町に興味がわいた方は「♡興味ある」ボタンをクリックして詳しい情報をチェックしてくださいね。
また、愛荘町を応援していただける方は「愛荘町ふるさと納税」をお願いします。 https://www.town.aisho.shiga.jp/soshiki/shokokanko/3/497.html
★地域おこし協力隊の募集は以下からチェック! https://smout.jp/plans/11625
地域の麻素材を活かした新たなブランドの創出!職人が集まる町で夢を形にしてみませんか? https://smout.jp/plans/14703 希少な伝統工芸品「びんてまり」の幾何学な世界!462点ものアイテムが集うイベントも開催! https://smout.jp/plans/11626


このプロジェクトの地域

愛荘町
人口 2.14万人

愛荘町役場が紹介する愛荘町ってこんなところ!
愛荘町役場が紹介する愛荘町ってこんなところ! 平成18年に2つの町が合併してできた現在の愛荘町は、今年で20年目を迎えます。琵琶湖に流れる川の上流・湖東地域に位置しており、鈴鹿山系からの豊かな清水と自然に恵まれ、古くから水との関わりが深いまちとして発展してきました。
町の東側には、聖武天皇の勅願で行基が開山した湖東三山の一つである金剛輪寺があります。昔から四季折々の雰囲気を楽しめるスポットとして地元の方々をはじめ多くの人に愛され続けている場所です。また、近世には中山道66番目の宿場として愛知川宿が栄え、後の明治には郡役所や警察などの官公署が置かれ、近江鉄道が開通するなど、古くから地方の中心としても栄えてきました。
国の伝統的工芸品に指定されている「近江上布」を中心とした麻織物や、瓶のなかにてまりが入った不思議で美しい滋賀県の伝統的工芸品「愛知川びん細工手まり」など、愛荘町でしか見られない手仕事ならではの「ワザ」が光る工芸品を見られるのも特徴です。
▼愛荘町移住ポータルサイトはこちら https://www.town.aisho.shiga.jp/iju/



















