
愛荘町で始めた古民家カフェが地域コミュニティの場に!9ヶ月間を振り返る
公開日:2025/12/26 01:25
最新情報
「興味ある」が押されました!
2026/01/12「興味ある」が押されました!
2026/01/09愛荘町の東側、元持地区にあるカフェ「本と喫茶 Simple」。 地域おこし協力隊の横田 裕美(よこた ゆみ)さんが空き家をセルフリノベーションし、2025年2月にオープンしました。
コンセプトは「飾らない自分で居られる隠れ家カフェ」。歴史を重ねてきた古民家の中に作られたカフェスペースには、自然と肩の力が抜けていくような、穏やかな時間が流れています。
今回は横田さんに、オープンからの9ヶ月間についてお話を伺いました。 オープン前に抱いていたイメージや地域の方との関係性は、実際にカフェを運営していく中でどのように変化したのでしょうか。
この記事を読み終えるころには「挑戦したい」が形にできるまち・愛荘町に、あなたもきっと興味が湧いてくるはずです。「本と喫茶 Simple」や愛荘町での暮らしに興味がある方は「♡興味ある」ボタンをクリックしてくださいね。
愛荘町でカフェを始めて感じた「古民家の持つ力」
ーー愛荘町でカフェをオープンしてからの9ヶ月間、印象に残っていることはありますか?
横田さん) オープン前日に、かなり雪が降ったんです。だから、カフェの運営は雪かきからスタートしました。 その後も何日か雪が続いたのですが、カフェの近くに住んでいらっしゃる皆さんがお客様として来てくれたんです!そのことがオープンしてから一番印象に残っていて、今でもありがたいと感じています。
ーーそれは嬉しいですね!横田さんご自身は、それまで雪が積もるような環境で暮らしたことはありましたか?
横田さん) 私はこれまで雪とは無縁だったので、「雪かきってどうやるんだろう?」というところから始まりました。 雪の日は外出を避けるイメージの方が強かったので、足元の悪い中ここまで来てくれたことが、本当に嬉しかったです。
ーー実際に運営してみて、オープン前とのギャップを感じた点はありますか?
横田さん) 古民家の管理が想像以上に大変です。カフェの運営に加えて、敷地内の草取りや剪定をしなければならないのは想定外でした。 でも「落ち着く」とおっしゃってくださるお客様も多いので、そこに古民家の力や魅力も感じています。すべての部屋をカフェスペースにしているので、空間に余裕があるのも落ち着く要素なのかもしれません。
ーー隠れ家のようで、落ち着く空間ですよね。都会的な雰囲気ではなく、本当に居心地よく、ゆっくりできる印象です。
横田さん) お客様に「ゆっくりしていってほしい」という気持ちで運営しているのが伝わるみたいです。特に一人で来られる方は、「眠くなってきました」「すごく落ち着きます」とおっしゃってくださる方も多いです。
ーーお客様には、リピーターが多いのでしょうか?
横田さん) 毎月、新規の方と半々ですね。 一度来たお客様が、お友達を連れてきてくださることが多いです。だから、新しい方がたくさん来るというよりは、リピーターさんが新しい人を呼んで、その方がまたリピーターになってくださるような感じです。 お友達を連れてきてくださっているのを見ると、このお店が好きだという気持ちが伝わってきて嬉しくなります!
ーーお客様が気に入ってくださっているポイントや、メニューに関するこだわりはありますか?
横田さん) こだわりとしては、自分が口に入れたくないものは絶対出さないようにしているんです。これはオープン当初から変わっていません。 ただ、毎月少しずつメニューを変えるようにしています。そうすると、リピーターさんが「これを食べに来た」と言って、メニューが変わるたびに来てくださるんですよ。
ーーリピーターの方も、新鮮な気持ちで楽しめるお店になっているのですね。ゆっくりと過ごせる空間も相まって、ついつい長居してしまいそうです!


愛荘町にオープンしたカフェが新たな地域コミュニティの場に
ーーお客さんとのコミュニケーションは、よく取られるのですか?
横田さん) メニューを提供するときや、ご挨拶するタイミングで話しかけることはありますね。 話しかけると、どこから来たとか、このメニューを食べに来たとか、皆さんいろんな話をしてくださるんですよ。 会話の内容は覚えておいて、次にその方がいらしたときに話がわかるようにしています。
ーーさきほど「どこから来た」というお話がありました。客層としては、どちらから来られる方が多いのでしょうか?
横田さん) 東近江や彦根からいらっしゃる方が多い印象です。 愛荘町内だと、オープンのときもそうでしたが、カフェの近くにお住まいの方がよく来てくださいます。
ーーオープン前には、地域の方が開業準備を手伝ってくれたこともあったと伺っています。実際にお店を開かれてから、地域の方との関わり方に変化はありましたか?
横田さん) 開業準備の段階でよい関係性を築けていたので、その延長線上という印象ですね。 オープンした後は、お店で過ごしてくださる時間を通じて、また少し近づけたのではないかなと思っています。
ーー地域の方とのやり取りの中で、印象に残っていることはありますか?
横田さん) 地域の方が「ここにカフェを作ってくれて本当に良かった」と声を掛けてくださったことですね。 そして、大家さんからも「この家を使ってくれてありがとう」というお声をいただいたことが、ありがたいと思っています。
ーー素敵な関係性ですね!
横田さん) 私はオープン前、近所の方同士がカフェで会うと「気まずい雰囲気になるのでは?」と心配していたんです。でも、思っていた以上に皆さん来てくださって。 お互いに「どうも」なんて和やかに挨拶しているのを見ると、オープンして良かったと思います。
ーーこの場所が地域コミュニティの場所として機能しているような印象です。
横田さん) ご近所の方が待ち合わせて、カフェをグループで利用してくださっています。皆さんでゆっくりと過ごされているのを見ると、地域コミュニティの中でこの場所が役立っていると思えるんです。
ーー“遠出しなくても気軽に集まれる場所”が地域にできたことで、活動の頻度が増えたり、密になったりしていることもあるかもしれないですね。
横田さん) ご病気で遠出が難しいお客様がいて、以前は“ここまで歩いて来ること”を目標にしてくださっていたんです。 最近は来店が難しい日もあるのですが、ご家族が代わりにおやつを買いに来てくださることがあるんですよ。お店に来られなくても「食べたい」と思っていただけているのが、本当に嬉しいですね。
ーーそれは素敵ですね!


愛荘町の古民家カフェから地域でのつながりを作りたい
ーーお店を運営する中で、どんなところに愛荘町の魅力を感じましたか?
横田さん) 人がとても優しいところです。 ここに来る以前は「保守的な方が多いのかな」と思っていたのですが、実際に蓋を開けてみるとそのような雰囲気はありませんでした。地域の方が受け入れてくださって、本当にありがたかったです。
ーーいろんな人を受け入れる懐の広さが、愛荘町にはあるのかもしれませんね。
横田さん) それに加えて土地も空き家もありますし、都市部にも行きやすいので、そこまで田舎というわけでもありません。だから、やりたいことがあれば挑戦しやすい場所だと思います。 実は愛荘町にお住まいのお客様にも、起業してみたいという方が何名かいらっしゃるんです。まちの中にも、チャレンジすることに前向きな方が多いのではないでしょうか。
ーー今後やってみたいことはありますか?
横田さん) 愛荘町内の飲食店や事業者同士のつながりも活かして、一緒に何か企画もしてみたいです。 また、オープン当初から考えていたのですが、地域の方に向けてワークショップのようなイベントをすることも考えています。 お客様や地域の方の中にも、何か特技を持っている方がいらっしゃると思うんです。そういった方を通じて、また新たなつながりが生まれれば嬉しいですね。
オープンから9ヶ月間、お客様や地域の方とのつながりを大切にしてこられた横田さん。 愛荘町元持地区において「本と喫茶 Simple」は、既になくてはならない場所となっているようです。
愛荘町で現在活躍する地域おこし協力隊は、横田さんを含め7名。(2025年12月現在) 愛荘町では、地域おこし協力隊として活動したい人はもちろん、夢を叶えられる場を探している人や、住んでみたい人も歓迎しています。
本記事を読んで愛荘町に興味が湧いた方は「♡興味ある」ボタンをクリックして詳しい情報をチェックしてくださいね。
■「本と喫茶 Simple」 住所:〒529-1212 愛荘町元持388-1 席数:16席 お休み:不定休 駐車場:4台 ▶Instagram https://www.instagram.com/books_cafe_simple?igsh=dTZpNWg5dnZxMGwx
★地域おこし協力隊の募集は以下からチェック! https://smout.jp/plans/11625
★地域おこし協力隊メンバー(現役・OBOG)の活動は以下で紹介しています。 ▼カフェのオープン前に横田さんにインタビューした記事はこちら 空き家のセルフリノベーションにチャレンジ!築150年の古民家でカフェをオープンします! https://smout.jp/plans/21154
町への貢献を目指す! アップサイクルな「クラフトドリンク・リタ」の誕生秘話とは? https://smout.jp/plans/17706
「カフェ&バー・Another sky」未来に繋がるサードプレイスに込められた想いとは? https://smout.jp/plans/17380
※1 “地域おこし協力隊”は国の制度のひとつ。都市地域から過疎地域などへ住民票を移して、地域ブランドの開発やPR、地域支援などを行いながらその地域へ移住・定住を図る取り組みです。https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/c-gyousei/02gyosei08_03000066.html


このプロジェクトの地域

愛荘町
人口 2.14万人

愛荘町役場が紹介する愛荘町ってこんなところ!
愛荘町役場が紹介する愛荘町ってこんなところ! 平成18年に2つの町が合併してできた現在の愛荘町は、今年で20年目を迎えます。琵琶湖に流れる川の上流・湖東地域に位置しており、鈴鹿山系からの豊かな清水と自然に恵まれ、古くから水との関わりが深いまちとして発展してきました。
町の東側には、聖武天皇の勅願で行基が開山した湖東三山の一つである金剛輪寺があります。昔から四季折々の雰囲気を楽しめるスポットとして地元の方々をはじめ多くの人に愛され続けている場所です。また、近世には中山道66番目の宿場として愛知川宿が栄え、後の明治には郡役所や警察などの官公署が置かれ、近江鉄道が開通するなど、古くから地方の中心としても栄えてきました。
国の伝統的工芸品に指定されている「近江上布」を中心とした麻織物や、瓶のなかにてまりが入った不思議で美しい滋賀県の伝統的工芸品「愛知川びん細工手まり」など、愛荘町でしか見られない手仕事ならではの「ワザ」が光る工芸品を見られるのも特徴です。

















