【おといねっぷ村役場の面々②】社会教育の立場から、子どもがのびのび育つ環境を整える

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2026/06/25

【社会教育の立場から、子どもがのびのび育つ環境を整える】

一言で「役場職員」といってもその仕事はさまざま。部署によって業務内容は大きく変わります。誰がどんな仕事をしているのか、周りからはちょっとわかりにくいかも。 そこで、音威子府村の役場で働く面々にインタビューしていきます。

村の教育委員会で社会教育を担当している佐藤さんは、「放課後子供教室」やイベントなどを通じて、村の子どもたちの「生きる力」を育む仕事に取り組んでいます。

取材/2026年3月

地方公務員として、生涯学習に携わる夢を叶える

市町村の教育委員会の仕事は、ざっくり言うと「学校教育」と「社会教育」に分けることができます(本当はもっと細かいですが)。佐藤さんが担当している生涯学習とは、自己充実やスキルアップのために人々が生涯を通じて学び続けるということで、社会教育の一つです。

「3月初旬に音威富士スキー場で『音威富士大回転競技大会』というスキーの大会があって、その準備や実施の関係でしばらくバタバタでした。普段は、平日に公民館で開設している『放課後子供教室』の運営などをしています」と佐藤さん。

教育委員会に異動になるときは「忙しそうな部署だ」と思っていた佐藤さんですが、いざ入ってみると「そのイメージ通りでした」と笑います。「イベントや子どもたちの体験活動などで土日に出勤することも多いですし。もちろんその分の代休はちゃんと取得していますけど(笑)」。

旭川市出身の佐藤さんは、市内の高校を卒業してすぐ音威子府役場に入庁しました。「両親ともに公務員だったということもあって、僕も自然と公務員を目指すようになっていましたね」。縁あって音威子府村に採用となったときには「本当に何もない村だなって(笑)」と、正直すぎる感想を持ったそうです。

佐藤さんには、公務員になりたいということと同時にもう一つ希望があったそうで、「せわしない都市部よりも地方で働きたいという希望もありまして。音威子府村はマイペースで過ごしたい僕のイメージ通りではありました」と語ります。暮らしている単身者用の住宅から役場までは、徒歩で10分もかかりません。「ワークライフバランスとしては最高だと思います」。

役場に入ってから数ヵ月の間は、本数が限られる列車やバスを駆使していたという佐藤さん。マイカーを手に入れてからは、移動が自由になって気軽にあちこち出かけているそう。「時間を気にせずに、ふと思い立ったときに出かけられるのは良いですね」。

村民との関わりの中で感じる仕事のやりがい

最初に配属されたのは会計課で、「窓口でのお金のやり取りや伝票の処理をしていました」。商業高校の会計科で学んでいた佐藤さんにとってうってつけの部署でしたが、2年目に教育委員会に異動となり、この春で役場勤務も4年目を迎えます。

会計課の頃は内勤でひたすら事務作業に当たっていた佐藤さんですが、教育委員会に来てからは村の人々と関わることが多くなったそう。「顔を覚えてもらったり、ちょっと仲良くなれたり。今後どの部署に行ったとしても、みなさんと関係性が築けていると全然違いますから」と、将来にもつながる仕事にやりがいを感じています。

休日は旭川で友人と遊ぶことが多いという佐藤さん。「家にいるときはゲームをしていることが多いですね」。子どもたちともゲームの話題で盛り上がったりしているのかと思ったら、「自分が小学生の頃に夢中になったニンテンドー3DSのゲームをもう1度やっているので、今のゲームとは全然違うんですよね……」。

静かでのんびりとした田舎の良さも大事にしていきたい

佐藤さんは、小学校3~6年生が対象の課外活動「フィールドくらぶ」も担当しています。「この冬、フィールドくらぶでスキー場に行ったんですよ。そこで、米袋と段ボールで作ったそりで尻すべりをしようという企画で」。子どもたちは歓声を上げながら勢いよく滑っていたそうですが、佐藤さんはこんなことを感じたと言います。「リフトを降りたところから眺めてみて、音威子府の景色ってすごく綺麗なんだなって実感しました」。ここが、音威子府村のおすすめビューポイントだそうです。

従兄弟が多かった佐藤さんは、昔から年下の子と接することには慣れていたそうです。その経験を生かして、「子どもたちと接する際には、ちょっと年の離れた友だちみたいな感じで、フラットに関わるようにしています。子どもから下の名前で呼ばれたりすると嬉しいですね」。

この先、どんな業務に興味があるかを尋ねてみると、ちょっと考えてから「いつか税務に関わってみたいと思っています。村の大事な財源ですし、一人の生活者としても税金はずっと関わってくることなので」と答えてくれました。

「個人的には、今の静かな音威子府がとても好きなんですよ」と語る佐藤さん。人口や関係人口が増えることは大歓迎ですが、のんびりとした田舎の良さも大事にしていきたいそうです。「これからも、子どもたちがのびのびと育つ村であってほしいですね」。少し年上の友だちとして、佐藤さんは心からそう願っています。

このプロジェクトの地域

北海道

音威子府村

人口 0.06万人

北海道音威子府村が紹介する音威子府村ってこんなところ!

北海道のほぼ中心に位置する旭川市と、最北の稚内市のほぼ中間に位置するところに、人口が600人ほどの北海道で1番小さな村(おといねっぷ村)があります。

過疎最先端地で人口は少ないけれど、その分唯一無二な地域資源(人・文化・鉄道・村立美術工芸高校・木工・芸術などなど)が沢山あります。どこの地域よりもスピード感があって、おもしろいことに敏感で、能動的でチャレンジできる方を求めている地域です。

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