世界農業遺産椎葉村 夢を育てる複合農林業ワーホリ 農に生きる。山を継ぐ。
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2026/08/10「興味ある」が押されました!
2026/08/10※本募集は、椎葉村役場『椎葉村ふるさとワーキングホリデー』プログラムにて、地域の受け入れ先で勤務する方を募集するものです。
ふるさとワーキングホリデーは、地域で働きながら、その土地の暮らしに触れるプログラムです。 今回のプログラムでは、日本三大秘境のひとつ、宮崎県椎葉村の不土野地区を中心に、ミニトマト栽培と林業、民宿の仕事を体験します。
椎葉村の暮らしは、ひとつの仕事だけで成り立ってきたわけではありません。 山を育て、木を伐り、畑を耕し、山の恵みを食や宿へつなぐ。 自然環境に合わせて複数の生業を組み合わせる知恵は、世界農業遺産「高千穂郷・椎葉山地域」の大きな特徴です。
受け入れてくれるのは、離島での暮らしを経て椎葉にたどり着き、ミニトマト農家として自分らしい働き方をかなえた黒木崇司さん。 そして、先人が60年前に植えた木を受け継ぐ林業に携わりながら、民宿やどぶろくづくりなど地域の未来へ挑み続ける椎葉鉱蔵さんです。
育てる時間と、受け継ぐ時間。 夢をかなえた人と、夢がありすぎる人。 二人と働く日々から、自分の仕事や暮らしを見つめてみませんか。 親子での参加も歓迎します。
育てる、受け継ぐ、挑戦する。椎葉の仕事を体験
●小さな実を育てながら、自分の暮らしも育てる 受け入れ先の1つである農家の黒木崇司さんは、関東で5、6年働いた後、小笠原諸島で暮らしながら農業に関わりました。 もともと心のどこかにあった「農業をやってみたい」という思いが、離島での経験を通して少しずつ輪郭を持ち始めます。 島を離れることになったとき、改めて意識したのが、自身のルーツである宮崎でした。 農業が盛んな土地で一から学びたい。 そう考えて情報を探す中で、地域おこし協力隊として新規就農者を募っていた椎葉村に出会いました。
現在、黒木さんが育てるのはミニトマトです。 ハウスの中で苗を植え、点滴チューブで水や養分を届けます。 苗は伸び、花をつけ、実が色づいていきます。 参加者には、収穫のほか、風通しや生育を整えるために下葉を除却する作業などを手伝ってもらう予定です。 小さな実を一つひとつ扱う仕事は手間がかかりますが、育っていく過程を見届け、収穫したときの充実感は格別だと黒木さんは話します。
農業を始めて黒木さんが手にしたのは、作物だけではありませんでした。 働く時間も、仕事量も、目指す収入も、自分の状態に合わせて考える。 やればやった分だけ返ってきて、少し休みたい年には量を調整することもできる。 会社員時代とは異なる、自分で裁量を持つ暮らしです。
「やろうとしていたことができている。夢がかなったとも言える」
ストレスが少なく、自分の言葉で経験を人へ伝えられる今の生活に、黒木さんは確かな手応えを感じています。
●60年の山を受け継ぎ、次の60年へ手渡す もう一人の受け入れ先、椎葉鉱蔵さんは椎葉村の不土野(ふどの)地区で育ちました。 不土野は古くから林業が盛んな土地で、父も林業に従事。 鉱蔵さん自身も子どもの頃から山の仕事に触れ、高校生の頃には苗木など何十キロもの荷を背負い、道のない山を2時間歩いて植林の現場へ向かったといいます。 若い頃は造林を中心に、現在は伐採や搬出にも携わっています。
林業では、今日伐る木を植えた人と、伐る人が同じとは限りません。 50年、60年前、道も機械も十分になかった時代に、先人たちが一本ずつ山へ運び、植え、育てた木を、今の世代が受け取ります。 傾斜地での伐採は難しく、一歩間違えば命に関わる仕事です。 木にどの方向から力がかかっているかを読み、どこにいれば安全かを考え続ける。 厳しい現場を無事に終えたとき、鉱蔵さんの胸にあるのは達成感とともに、山をつくった人への感謝です。 参加者には安全を最優先に、ワイヤーを巻く補助や玉切り周辺の軽作業など、現場の状況に応じた仕事を体験してもらいます。
●林業だけでは終わらない。「夢がありすぎる」地域づくり 鉱蔵さんの仕事は山だけにとどまりません。 民宿「富どの亭」を営み、地域を訪れる人を迎えています。 そこには息子の栄一さんの姿もあります。 親子で林業に携わりながら、民宿の運営、地域イベント、観光ガイドなど、それぞれの仕事を持ち寄って不土野の暮らしを支えています。
さらに鉱蔵さんは、近年になってどぶろくづくりの免許を取得。 もち米の栽培からどぶろくづくりまで、手仕事で一貫して行っています。
「このままではいけない。いろんなことに挑戦せねば」
人口減少と担い手不足が進み、林業も民宿もどう継承するかが問われる中、地域を何とか盛り上げ、次の世代へ手渡したいという思いが鉱蔵さんを動かしています。 夢が一つではなく、ありすぎる。 その熱量に触れることも、このワーホリの大きな体験です。
椎葉で、自分の夢の続きを考えたい人へ
このプログラムは、農業か林業のどちらか一つを選ぶための職業体験ではありません。 山の環境に合わせ、いくつもの仕事と役割を組み合わせながら暮らしてきた椎葉の知恵に触れ、自分にとっての仕事、豊かさ、挑戦を考える時間です。
●こんな方におすすめです ・農業や林業に興味はあるけれど、まだ将来像がはっきりしていない ・都会や今の働き方から少し離れ、別の時間の流れを体感したい ・自分の裁量で働く暮らしや、複数の仕事を組み合わせる生き方に関心がある ・作物や山を育てる喜び、世代を越えて受け継ぐ仕事に触れたい ・地域づくり、宿、食文化など、新しい挑戦の現場に入りたい ・自然の中で身体を動かし、自分の感覚を取り戻したい ・子どもと一緒に、山村の仕事と暮らしを学びたい
●夢をかなえた人から学ぶ 黒木さんは、最初から一本道の計画を持っていたわけではありません。 関東、離島、宮崎県内での研修を経て、人の縁や支えを受けながら椎葉へたどり着きました。自分に合う場所や働き方は、考えるだけで見つかるとは限りません。 実際に土に触れ、作物を育て、人と話し、暮らしてみることで初めて見えるものがあります。今の生き方に少し違和感がある人にとって、黒木さんとの仕事は「こんな選択肢もある」と気づく入口になるはずです。
●夢がありすぎる人から学ぶ 鉱蔵さんは、先人から受け取った山への責任を果たしながら、民宿、どぶろく、地域の催しなど、次々と新しい挑戦へ踏み出しています。 挑戦は、自分一人の成功のためだけではありません。 仕事が受け継がれ、地域に人が訪れ、子どもたちがここで育ち続けられる未来をつくるためです。 山村留学など、子どもと地域の関係づくりにも力を注ぐ不土野だからこそ、親子での参加も歓迎します。 大人は地域の仕事に入り、子どもは自然や人との関わりを通して学ぶ。 家族でこれからの暮らしを考える機会にしてください。
●世界農業遺産は、今を生きるための知恵 高千穂郷・椎葉山地域の世界農業遺産は、昔の農法を保存するだけのものではありません。 森林を守り、農地をつくり、作物を育て、地域の食や仕事につなげる。 限られた環境の中で複数の生業を組み合わせ、暮らしを持続させてきた知恵そのものです。 ミニトマト、林業、宿、麹づくり。 一見ばらばらに見える仕事は、すべて山の自然と地域の暮らしにつながっています。
椎葉で夢をかなえた人と出会う。 椎葉で夢を増やし続ける人と出会う。 そして、自分自身も次の一歩を考えてみる。 移住を決めていなくても、農林業を仕事にすると決めていなくても構いません。 まずは一度、山の時間の中で働き、暮らしてみませんか。
募集要項
※募集者 / 主催者に連絡を取りたい場合、まずは「応募したい」ボタンを押してメッセージを送ってください。
■ミニトマト:収穫、下葉除却など。1日3~6時間程度を想定 ■林業:安全管理下でのワイヤー巻き、玉切り周辺の補助(伐採する木の測量)など。作業内容は現場状況により変更します。
特にありません
■報酬 時給1,023円~
■形態 就労先とアルバイト労働契約を締結します。
■勤務時間 1日3~6時間程度
■勤務シフト 週3日~5日程度で、参加者および就労先と調整して決定します。
■受け入れ日程 2026年9月1日~9月30日のうち、参加者・受入事業者と調整して決定
■滞在期間 2週間~1ヶ月
住所
連絡先
■募集人数 2名程度 ※受入地域では親子山村留学を実施しており、親子での参加も歓迎します。お子さんの参加条件等についてはお問い合わせください。
■自己負担なし(事務局が負担) ・村内での宿泊費(素泊まり) ・作業に必要な備品 ・村内交通手段の確保および費用(軽自動車を貸し出し可能です)
■自己負担あり ・飲食費 ・椎葉村までの交通手段の確保および交通費
■保険 事務局負担にて、JAの「傷害共済」に加入します
■ご持参いただくもの ミニトマト:汗や水で濡れてもよい服装、着替え、帽子、タオル、滑りにくい靴 林業:作業しやすい服装
■事務局にて貸与可能な備品 手袋、長靴、スパイク足袋、作業用ヤッケ、タオル、アームカバー
■備考 ・書類選考を経て参加を決定します ・ご希望により、事前のウェブ面談が可能です ・農作物の生育、天候、山の状況により作業内容が変更・中止になる場合があります ・林業体験は安全を最優先とし、参加者の経験や当日の現場に応じて実施範囲を判断します ・親子参加の場合、滞在中の子どもの見守り、就労時間、山村留学との連携可否などを事前に個別調整します
主催:椎葉村役場地域振興課 企画運営:合同会社ミミスマス
このプロジェクトの地域
椎葉村
人口 0.22万人
合同会社ミミスマスが紹介する椎葉村ってこんなところ!
日本三大秘境の一つ、椎葉村。 広大な村の面積の94%が森林地帯、残りの斜面を家や田畑として利用してきた村の人々。山で生きる知恵と相互扶助の文化が暮らしに色濃く残る地域です。 自然の恵みを活かしながら、暮らしと仕事を成り立たせてきた椎葉の人は、たくましく賢く、器が大きいです。都会では感じにくい、「人に支えられていること」を日々実感できるのが、椎葉での暮らしです。
このプロジェクトの作成者
・地域おこし協力隊の活動支援 ・コミュニティビジネスの設立支援 「里を楽しむ人を増やす」をミッションに宮崎県椎葉村で活動しています。地域おこし協力隊のOBOGが集まった会社です。