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- 能登半島で未来の営みを実験する「現代集落」プロジェクトの仲間募集!
石川県・能登半島のさいはて、珠洲市では最近、20代~30代の若い移住者が増えてきており、移住者の中には、手入れが行き届かない地域資源を活かしながら新しい価値を生み出そうとする取り組みが進んでいます。
例えば、「真浦(まうら)」という市内でも特に人口減・高齢化の著しい集落では、「100年後も豊かな暮らしをするために私たちはどうすればいいのか?」を実験する「現代集落」プロジェクトがスタートしました。
こちらを手がけるのが、金沢市内で一棟貸しの宿『旅音/TABI-NE』を23棟経営する株式会社こみんぐるの林俊伍さん。すでに金沢で様々な事業を展開している林さんが、同じ県内とはいえ金沢から車で2時間半もかかる珠洲で、なぜこの取り組みを始めたのか、一体「現代集落」とはどのようなものなのか、林さんにお話を伺いました。
「100年後も持続可能な豊かな暮らし」を考えるための実験場
林さんは、「100 年後も家族で暮らしたい地域を作る」をビジョンに、夫婦で株式会社こみんぐるを創業し、金沢市内でゲストハウスや町屋一棟貸しの宿事業、地方で起業したい人向けのオンラインスクールを主宰するなど、様々な事業を展開しています。
事業を進めていくうちに、「私たち人間は100年後も豊かにいきるためにはどのような営みを育む必要があるのだろうか?そもそも私たちは今のような生活を続けていて大丈夫なのだろうか?」と疑問をもつようになったそうです。
そんな中で出会った珠洲。「珠洲の自然があまりに美しすぎて、人間ちっぽけだなぁて思います」と珠洲の大自然に惚れ込んだのだそう。
仕事やプライベートで何度も珠洲へ通い、珠洲の暮らしに触れていくなかで、本質的な豊かさとは何か、ヒントを得たそうです。
「僕らはお金を払わないと何も買えないし生きていけないと思っているけど、珠洲はそうではなくて。地元の人の『肉以外は買わない』という言葉で象徴されるように、お金中心ではない価値観でまわっていることが本当にすばらしいし、豊かだなと思います」
2020年夏、真浦集落で空き家になっていた古民家を購入したことをきっかけに、このプロジェクトが動き始めました。
「具体的には、エネルギーから自給自足できる家をつくったり、家と一緒に1万平米くらいの農地と山林を取得したので、耕作放棄地になっている田畑を復活させたり、ツリーハウスつくったり、海・山の恵みを採ってきたり。次の世代に残せる営みって何だろうということを、珠洲で受け継がれてきた知恵と最新のテクノロジーを使いながら、実験していく場所です」
林さんは、このプロジェクトは「VILLAGE DX(ヴィレッジ・デジタル・トランスフォーメーション)」なのだと言います。現代集落では、自然環境を奪ったり汚したりするような技術を用いるのではなく、快適に安全に自然とともに豊かに暮らせる場所をつくるためにテクノロジーを利用します。
「決して僕らは原始に還りたいわけじゃなくて。エネルギーは太陽光とか水力を使いたいし、最近『自然由来の材料を使って3Dプリンターで家をつくれるらしいぞ』みたいな話もあったりして、そういうテクノロジーを使って、実験して、それを次の時代のスタンダードにしていきたい。そんな想いを共有できる人たちがここに集まったらおもしろいなと思うし、これは珠洲にとって、日本にとって、意義のあることだと思う」
林俊伍さん。商社マン・高校教員を経て、夫婦で株式会社こみんぐるを創業
本プロジェクトの舞台となる珠洲市真浦町
ともに「現代集落」を実験する仲間を募集!
現在、このプロジェクトに賛同し多種多様な人々が集まってきています。地元住民から移住者、金沢や首都圏に住んでいる人まで、世代や職業も様々です。
「農業やエネルギー関係の仕事をしている人、建築士やランドスケープデザイナーもいますし、大学の先生、普通のサラリーマンも。本当にいろいろな人が関わっています。今までこういう営みを実践したかった、試してみたいことがあるけどタイミングがなかった、そんな人が集まってきています。みんな共通しているのが、持続可能な未来の営みってどういうものなんだろう、ということに興味があって、実践してみたいと思っていることです」
林さんに、今後関わってもらいたい人は?と聞くと、「まず興味を持ってくれる人。そして、現代集落の目的とビジョン・価値観に共感する人。これまで珠洲で受け継がれてきた豊かな営みに敬意をもって、そういうことに関わりたい、学びたいという人が集まってきたらいいな」と語ります。
・持続可能な暮らしに関心がある方
・新規事業の立ち上げに興味のある方
・自らのスキルや経験を生かして実践したいことがある方
・現代集落の目的とビジョン・価値観に共感していただける方
そんな方は、この現代集落の「村人」となって、100年後も持続可能な豊かな暮らしを実験してみませんか?
少しでも興味のある方は、「興味ある」ボタンからお気軽にお問い合わせください。
拠点となる古民家。メンバーが集い、共同生活できるよう改装予定
耕作放棄地となった棚田から見る夕日は絶景!ここにはデッキを設置予定
「現代集落」プロジェクトに参加するには?
本プロジェクトは、オンラインサロンという形をとっているので、現地に行かなくても参加できます。
オンラインサロンの会員になれば、現地やオンラインで行われる様々なプロジェクトに参加でき、「現代集落」を作っていく過程を共に体感することができます。
また、自らプロジェクトリーダーとなって実験することもできます。現在、食・畑プロジェクト、交流の拠点プロジェクト、エネルギープロジェクト、などが動き始めています。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
▼【公式】現代集落|持続可能な豊かな暮らしを実験する限界集落への新たな提案
https://villagedx.com/
食・畑プロジェクトでは、環境に負荷をかけない農業に取り組んでいます
現地やオンライン上で議論を重ねながら実験していきます
現代集落week続き/コワーキングスペースの椅子作り
昨晩は天の川が見えるくらい星が綺麗な夜でした。現代集落は寒さと共に落ち着きを取り戻し、DIYしてきた納屋の2階は少しずついい感じに。廃材を使って椅子を作り、仕事ができる環境が整いました。断熱材が入っていないので夏と冬の温度管理をどうするか課題はあるので、また皆さんの知恵と力を貸して貰えると嬉しいです。あと運用方法も!笑。現代集落に興味ある、見学してみたい方は随時受付中!ぜひ遊びに来てください!
現代集落week続き/漆喰塗り
現代集落weekから1ヶ月以上が経ちましたが、現代集落は珠洲のサクラダファミリア。終わりがありません。この日は真浦アジトの壁の漆喰塗り。漆喰は湿気を吸い、防火性にも優れているので夏に工事したトイレや浴室周りの壁に塗りました。
しかし意外と難しい。味のある壁に左官屋さんは「俺には出来ん仕上がりだなぁ」と・笑。私は味があって好きですよ。現代集落のDIYはまだまだ続きます。
真浦の夕日
現代集落のある真浦町は目の前が海というロケーションで、毎日海や空の色が変わり本当に飽きないのも魅力の一つ。最近は改装した納屋の2階から見える夕日が綺麗過ぎて、夕暮れ時は階段を駆け上がってしまいます。真浦のある珠洲の西側は風も強い日が多く環境も厳しく、一番近くの小さなスーパーまで車で30分。野菜やお魚を物々交換したり、不便なようで人の繋がりが豊かな場所に変えてくれる。それも真浦の魅力かなと思います。
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石川県・能登半島の最先端にある、人口約14,000人の本州で最も人口の少ない市です。
世界農業遺産に登録されている豊かな里山里海の原風景や文化を色濃く残しながらも、「奥能登国際芸術祭」やSDGsなど、先進的な取り組みに挑戦する、なつかしくて新しいまちです。
半島の先端という、決して生活の便がいいとは言えない場所ですが、だからこそ、「ホンモノの田舎である」「なにかできそうな余白がある」ことに魅力を感じて移住する20~30代の若者が近年増えてきています。
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