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- 「住むように楽しむ」竹田まちホテルで暮らしを体験
イタリアにある「アルベルゴディフーゾ」という分散型ホテルをモデルにした「竹田まちホテル」。一般的なホテルは館内にレストランや温泉、土産物がある一棟完結型ですが、「竹田まちホテル」は城下町を一つのホテルに見立て、宿泊客には空き家を改修した客室に泊まっていただきます。
ホテルのレストランは地元民で賑わう飲食店を、お風呂は市民に愛される温泉を、お土産は歴史ある商店をご案内。「住むように楽しむ」というコンセプトを掲げるホテルです。
城下町がホテルに。空き家が客室に。
大分県竹田市にある、小さな城下町。この町では全国でも話題になっている少子高齢化が著しく進行し、人口減少が深刻な問題となっています。現在の高齢化率は45%。日々過疎化が進むとともに、空き家も増え続けているのです。そんな城下町エリアを活性化させるために、「竹田まちホテルプロジェクト」が立ち上がりました。
農村に広がる棚田
椎茸を干すお母さん
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竹田市は、大分県南西部に位置し瀧廉太郎が「荒城の月」の構想を練った岡城を擁する400年の歴史を持つ城下町があります。さらに、阿蘇くじゅう国立公園、祖母傾国定公園の2つの自然公園があり、雄大な「久住高原」、質量共に日本一の炭酸泉と言われる「長湯温泉」、そして山々から湧き出る名水は環境省名水百選に指定されています。
川端康成や山頭火など、多くの文人に愛された場所であり、歴史と文化が息づいている土地です。「姫だるま」をはじめとした伝統工芸品や「かぼす」・「サフラン」・「しいたけ」などの特色ある農産物も生産されています。
平成21年4月に「農村回帰宣言」を標榜し、平成22年度より組織体制の確立、集落支援員や定住支援員の充実などによる事業推進により、移住定住施策は着実な成果を見せています。
大分県竹田市出身。大学卒業後、地元である竹田市役所に就職。税務課を経て、平成24年から農村回帰推進室に配属、移住・定住の専任担当となる。これまで6年間で400名以上の移住を実現。さらに全国最多規模(40名)の地域おこし協力隊の起業相談や定住サポートも担当。