「暮らしを守る、新たな持続可能な観光の仕組みづくり」  〜「住んでよし、訪れてよし」の観光地域づくりを実現〜
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公開日:2021/11/01
終了日:2022/01/31

「暮らしを守る、新たな持続可能な観光の仕組みづくり」 〜「住んでよし、訪れてよし」の観光地域づくりを実現〜

東京から電車で約5時間。紀勢本線の無人駅である三木里駅を降りると、新鮮な空気が広がり、そこから綺麗なマリンブルーの海が見える。
ここは紀伊半島の南東部に位置する三重県尾鷲市三木里町という人口約494人の小さな町である。山に囲まれ、リアス式の海が広がり、山から綺麗な川の水が流れる自然豊かな町だ。
三木里町には遠浅の約1kmあまりの真っ白な砂浜の海水浴場があり、 夏には国内外問わず、海水浴場に遊びに来る人たちで賑わっている。
しかし住民の高齢化率は 64.4%と、人口減少と高齢化率が進んでいる。

地域おこし協力隊の募集について

今回はこの三木里町で地域おこし協力隊の募集があるということで、
三木里町の森蔭律子区長(写真左)と森本美深さん(写真右)にお話を聞いてみた。

・「この町のこと」や「どんな人にきて欲しい」を教えてください。

「ここには都会のような便利さは何もない「せやのに移住してくる目的はなんなのかなぁ」って住民は他所から来た人をそんな風に見ています。でも「誰やろう」というのは興味や関心があるということ、新しい友達が欲しい、人との関わり合いが好きという方には家族ぐるみで仲良くなれる町やなぁ。」

「協力隊を希望する方には、住民の人たちの仲間にぐいぐい入ってもらい、住民と一緒に取り組める人が来てほしい。この町の自然や風景は住民で守ってきた財産です。しかし人口は減ってきて、お店の数も少なくなりました。だからこそ一緒に手を組んで積極的に行動してくれる人が来てくれたら嬉しいかな」

・三木里町の観光の現状について教えてください。

「この町の人は、宝である山と海と川を守りながら未来に残したい、自然を活用して地域の活力にしたいと切実に願っています。しかし、きっかけや地域の活力が不足しているのが現状です。」

「年々、マナーの意識が低い外国人利用客が増えたことで、三木里のイメージダウンつながり、マ ナーを守る良い観光客の方々も離れてしまっています。さらに観光協会員の高齢化も重なり、地域が結束し観光客を呼び込むという取り組みが停滞しています。」

「このため、地域おこし協力隊に来ていただき、 外部の視点、新しい価値観、発想と行動力で、地域が結束し新しい一歩を踏み出すために背中を押してほしいと考えています。」

今回募集するメンバーは、「三木里町の暮らしと観光の新たな仕組み作り」の実現に向けて、持続可能な開発目標(SDGs)の視点を取り入れ、持続可能な観光の仕組み作りに取り組んでいってほしいと思っています。事務所として廃校になった三木里小学校を活用してもらう予定です。

観光地域づくりコーディネーターとして、三木里地区の住民と連携し、観光客誘致の仕組みやイベントの活動をしながら、観光庁が推進している「日本版持続可能な観光ガイドライン」 (JSTS-D)に基づき、地域と一緒になって進めていく活動です。

「三木里の暮らしを守る」「観光の仕組みを作る」ためにあなたの力を貸してください。
そしてこの自然豊かな三木里を未来に残すための持続可能な取り組みを一緒にしましょう。

打ち合わせの様子

打ち合わせの様子

廃校になった三木里小学校

廃校になった三木里小学校

熱意のある方に来てほしい!

日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)とは
近年、観光地では混雑やマナー違反に関する課題ある、自治体の多くがこれらの課題に対し、様々な対応策を講じ始めている。しかしそれは観光客と地域住民の双方が満足できる持続可能な観光になっているのか。観光客の人数や消費額など経済的な側面だけを対象とするのではなく、観光地の運営に住民の意見を反映しているか、地域の自然や文化的資源の保護が策定されているか、危機管理されているかなど、経済、文化、環境、住民それぞれの広範な分野について設定された観光指数の項目に対し、観光が地域に与える影響のプラス面を最大化し、マイナス面を最小化するための観光指標が「日本版持続可能な観光ガイドライン(Japan Sustainable Tourism Standard for Destinations,JSTS-D)」である。

「日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)に取り組む理由」
(1)三木里町での観光客を受け入れるための新たな組織作り
(2)綺麗で豊かな自然を未来に残すための保護・維持の対応
(3)観光に対する取り組みを見える化をすることで住民の理解を得られる
(4)世界基準に即した持続可能な観光地となれる
(5)新たな観光客に旅行先として選択の可能性が高まる
(6)持続可能な開発目標(SDGs)の流れにも対応した観光地と認識される

「求める人物像」
〇「ここで〇〇をしたい」といった目的・目標を持っている人
〇地域の自然や地域資源などの魅力を発掘できる視点がある!
〇積極的に地域住民とコミュニケーションが取れ、地域に溶け込むことができる!
〇観光関連、観光マネジメントなどの経験や知識を持っているか、意欲的に観光分野に取り組んでいきたいと強い思いがある!

「三木里協力隊ミッションに向いていない人物像」
〇田舎でゆっくり過ごしたいと考えている人
〇コミュニケーション能力が低い、人と関わることが苦手な人
〇積極的・自発的な行動が取れない人

夏は地元の子供が集まる清流

夏は地元の子供が集まる清流

野鳥の小径・こもれびの様子

野鳥の小径・こもれびの様子

地域おこし協力隊の3年間の活動イメージ

「地域おこし協力隊として3年間の活動内容予定」
1 年目:「三木里の自然環境、文化を深く知り、地域住民との信頼関係を構築し持続可能な観光
      受け入れ態勢構築のための基盤づくり」
・三木里の地域資源(自然、文化、風習、食)について、これまでの歴史など多様な視点から
 調査し三木里町の観光プロフィールを作成し、三木里の取り組みを見える化をする。
・地域の方とコミュニケーションを図り、取り組みの趣旨について地位全体の理解を広げ、実施主体
 を決めて意識を高めるとともに、地域や関係者の信頼関係を構築する。
・「日本版持続可能な観光ガイドイン」の知見を深めるとともに先進地を調査する。

2 年目:「持続可能な観光受け入れ態勢の実践スタート」
・「日本版持続可能な観光ガイドライン」(JSTS-D)に基づいた取り組みを推進する。
・「日本版持続可能な観光ガイドライン」(JSTS-D)のロゴマークを取得する。
・多彩な手法で持続可能な観光受け入れ地域であることを広くPR
・実施主体を中心にワーキンググループを形成し関係計画を作成する。(受入体制の見直し)

3 年目:「持続可能な取り組みや体制の構築」
・取り組んできた活動が協力隊任期後も継続できる仕組みや体制構築
・協力隊任期後に定住するためのビジネス展開

澄み切った海水

澄み切った海水

三木里駅からの景色

三木里駅からの景色

イベント・ツアー内容

所要時間:2~3時間

費用:参加無料・交通費/滞在費自己負担

最小催行人数:1 人

集合場所:JR紀勢本線 三木里駅

解散場所:JR紀勢本線 三木里駅

スケジュール

三重県尾鷲市の地域おこし協力隊に興味がある人は
↓↓↓↓↓
まずは「応募したい」を押してください。
こちらからご連絡いたします。
それから電話やメールで相談に乗ります。
興味がある人、やってみたい希望者は一度見地に見学に来てもらいます。
三重県尾鷲市まで来ていただき働く場所・人・環境の案内をさせて頂きます。
コロナウイルス感染予防のため希望者のみ1組ずつ対応させて頂きます。

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尾鷲市
NPO法人おわせ暮らしサポートセンターが紹介する尾鷲市ってこんなところ!

三重県の南に位置する尾鷲市は、面白いほどに強くふる「雨」が「木」と「魚」を育てる自然豊かな港町。新鮮な魚料理の店や小さな飲み屋が立ち並ぶ市街地と、リアス海岸沿いにつづく9つの入り江には漁村(ちょっと農村!)がそれぞれに異なる個性豊かな生活を営んでいます。力強く生きる地元の人材と少しずつ増え始めている新たな移住者たちが近未来のまちづくりに取り組み始めて十数年、じわじわと、盛り上がってきています。まだまだこれから。都会の暮らしに飽きてきた方、海と山のそばで新しいことに挑戦したい方、まずはお気軽にお越しください!(ちょっと遠いですが!)

NPO法人おわせ暮らしサポートセンター
NPO法人おわせ暮らしサポートセンター
紀伊半島東側の港町、尾鷲市で移住・多拠点居住の推進や空き家の利活用プロジェクトを推進しています!ここ数年、大きな変革期にはいった尾鷲市では新しいまちづくりがジワジワと動き出しています!都会の暮らしに不自由を感じはじめた方も、地方に活動の場を広げたい方も、海と山に囲まれた港町の暮らしに飛び込みたい方も、ぜひ一度、尾鷲にお越しください。
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