報道番組のADを辞めて地域おこし協力隊になった話
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公開日:2021/11/26
終了日:2022/02/25

報道番組のADを辞めて地域おこし協力隊になった話

初めまして。10月に地域おこし協力隊に着任しました鴨井駿亮です。
新潟県津南町出身の26歳です。大学生活4年と社会人生活3年半を東京で経験した後、新潟に帰ってきました。

地域おこし協力隊に着任してからはインターンシップ拠点施設である日吉舎の運営をしています。県内外の学生がインターンシップで三条市に来られる際に宿泊できる施設となっています。着任後は10月末からさっそく1人の学生に利用いただきました。
また、大学にインターンシップの誘致をしたり市内の企業にご協力いただき受け入れの拡大を促進したりしたいと考えています。

さて、今回はまだ移住して1か月半ほどなので、自己紹介として“なぜ転職して地域おこし協力隊になったのか”を話します。
なお、この記事の内容は動画でも配信していますのでこちらもぜひ見てください。

以前はどんな仕事を?

大学卒業後、東京のテレビ番組の制作会社に入社して報道番組のADをしていました。
取材に行ったり、スタジオ解説コーナーで使う資料を作成したり、生放送の時に出演者にカンペを出したりといろいろな経験をさせてもらいました。
そんな貴重な経験をさせてもらった職場でしたが、去年の大晦日に辞めることを決意して転職活動を始めました。
正直なところ3年半ADを経験した人が仕事を辞めるのはあまりない話かと思います。会社の人事にも「もう少し待っていればディレクターに昇格できるような状態なのに今辞めるのはもったいない」と言われたほどです。テレビ業界内で転職する場合においてもディレクターになってからの方が転職に有利であったり待遇がよかったりします。
自分も何度も考えました。ディレクターに昇格するのを待つのかディレクターにならずして新潟に帰るのかー

結果はご覧の通り、考えに考えた末、新潟に帰ることを決断しました。

◎やっぱり新潟が好きだった
転職と移住を決めた一番の理由は“新潟が好きだから”です。
大学進学で上京した時から「いつかは新潟に帰る」と考えていました。地元の津南町に帰るのか新潟市などの都市部に行くのかは特に考えていませんでしたが、ただ漠然といつかは新潟に帰ると決めていました。
また、テレビ局で仕事をしていく中で”新潟の魅力を全国に伝えたい”と強く思うようになりました。”新潟は米と雪だけじゃない”ということをいろいろな人に知ってほしいと考えていました。

◎転職のタイミングは良くも悪くも新型コロナ
転職は今だ!と思ったきっかけは良くも悪くも新型コロナです。
話は去年に遡りますが、GOTOトラベルキャンペーンが実施されていた時、私は2週に1回くらいのペースで今まで自分が行ったことがない新潟各所に観光に行きました。
その観光の中で「やっぱり新潟はいいな〜」と思いましたし、これを全国の方にも知ってほしいという気持ちも強くなりました。
また、転職活動を始めようと決めたきっかけは大晦日に東京で初めて新規感染者数が1,000人を超えた時です。「東京はもういいや」と思いましたね。なので、正月から転職サイトや地域おこし協力隊の募集のサイトなどを見て転職先を探し始めました。

なぜ津南町出身なのに三条市に?

ここまで読み進めていただいた方々は”なんで津南町ではなく三条市なの?”と疑問になった方もいらっしゃるかと思います。
三条市を移住先として選んだきっかけは、2年ほど前に東京で行われていた移住関連イベントです。
そのイベントは新潟県内の各自治体のブースがあって、来場した人は気になる自治体のブースに行き担当の方と移住相談をするという形式でした。
当時は三条市のことはあまり気になっていませんでしたが、偶然通りかかったので三条市のブースに行きました。そして、そこで当時担当されていた佐藤さんと出会うことになります。
最初お会いした時のことはあまり覚えていませんが、話しやすい人だなという印象でした。
その後も何度もイベントに行き、その度に佐藤さんとお話をしました。
何度もお話をしたので、最後の方は移住の話というよりただの雑談でしたね。
それが印象に残っていて、いざ転職をしようと考えた時にインターネットの検索ワードに「三条市」と入れて検索したことが今の仕事に繋がりました。
なので、佐藤さんとの出会いがなければ三条市に転職することはなかったのではと思っています。

ということで、三条市の地域おこし協力隊に転職するまでの話をしましたが、転職をするかどうかは本当に迷いました。
転職を決めた日も、転職活動中も、内定をいただいた時も、会社に辞めることを伝えた時も、東京での最後の仕事を終えた時も、引っ越しの時も、燕三条駅に向かう新幹線に乗っていた時も正直なところ迷いがありました。もっといえば今も時々「この転職は正解だったのだろうか」と不安になることがあります。
ただ、今はもう移住、転職をしたので迷う必要はありません。転職が正解か不正解かも今すぐに答えを出す必要はないと思っています。地域おこし協力隊の任期が終わる3年後にその答えを出せればいいと考えていますので、正解か不正解かの判断は3年後の自分に任せています。なので、今すべきことは迷うことでも不安になることでもなく、3年後に心の底から移住して良かったと、あの時決断して良かったと思えるように精一杯毎日を楽しむことだと思います。

◎三条の他の移住者のお話も聞きたい方はこちらをクリック!
https://sanjo-city.note.jp/m/mebbc070894b4
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三条市
三条市 地域経営課が紹介する三条市ってこんなところ!

ちょうどいい田舎、三条市。
新潟県三条市は、新潟県のちょうど真ん中に位置するものづくりの街。
人口は約10万人の都市で、中心市街地にいけばスーパーやコンビニが揃っており
少し車を走らせると山や自然が豊かな下田地域にもいける都会と田舎の側面を持つ地域。
ものづくりの技術は世界から認められており、グッドデザイン賞を受賞していたり、
アウトドア用品の有名ブランドのほとんどは実は三条市が本社だったりします。
三条市をもっと知りたい方は、こちらの記事もご覧ください!
https://sanjo-city.note.jp/

三条市 地域経営課
三条市役所 地域経営課

▼三条市HP
https://sanjo-city.note.jp/

人口約10万人の地方都市・三条市は、鍛冶技術の伝統を受け継ぎながらも、時代に合わせて革新を続けてきた打刃物の技が光る「ものづくりのまち」です。新幹線が止まる燕三条駅から車で約30分走ると、自然豊かな地域・下田郷が広がります。地方都市暮らしも、田舎暮らしも叶えられる一石二鳥なまちです。

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