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- 海のまち、黒潮町のふるさと教育𓂃𓂃𓆝𓄹𓄺 𓂃𓇼
高知県の西部にある黒潮町は、太平洋に面する自然環境に恵まれたまち。
澄みわたる青空、空を映して青く広がる太平洋。遠くに広がる山々と松原の生き生きとした緑。頬を伝う暖かな潮風と波の音。心地よいゆったりとした時間が流れる。
「おはよう」「おかえり」知らない人でもすれ違えば挨拶が自然と生まれる。
それほど地域の人と人との距離が近く、つながりを大切にするまち。
都会に比べ人口は少なく、特に子どもはこのまちの未来を創る貴重な存在。
そんな黒潮町の教育の特徴は、ふるさとの魅力をしっかり記憶に刻むことができる学校教育と、その教育活動に町民が関わることで、みんなが人づくり・地域づくりに取り組む「ふるさと・キャリア教育プロジェクト」を進めていること。
そのため、子ども・学校・地域などをつなぎ、教育の場を広げる『学びの場クリエーター(地域おこし協力隊)』を配置しています。
この黒潮町の教育の第一線で活動するクリエーターの西村さんにお話を聞きました。
学びの場クリエーター西村さんのお話。
クジラが泳ぐ太平洋、深い緑の山々、美しい川、楮から作る紙、カツオ漁や食文化、天日塩・黒砂糖づくり、らっきょう・レモン等様々な農産物、自然のまんまの砂浜美術館… 黒潮町には、自然と共に生きる、豊かな暮らしと文化があります。
この町で学ぶ子どもたちには、そんな地域の魅力をしっかり体感し、ここで生きる喜びを感じてほしい!そして、その“ホンモノ教材”との出会い・体験を通して、豊かな感性や表現力、探究心など、未知の未来に挑戦できる生きる力を育みたい。これが今、黒潮町の教育に関わりながら、私自身が実感している「ふるさと教育」「キャリア(生き方)教育」への想いです。
実際に、町内にある8つの小学校、2つの中学校、1つの高校には、自然・文化・人等の地域素材を活かした教育活動がたくさんあります。海を体感し移住者インタビューにつなげるサーフィン教室、楮の栽培から原料作りまで全工程も体験する卒業証書の紙すき、大根作りや米作りなど地域の人の技にふれる栽培活動、カツオの捌き方から藁焼きまで一人でやりきる力を習得するカツオマイスター、高校生が自分自身の想いを伝えながら中学生や小学生と学び合う防災出前授業など。こんな経験を、私も子どもの時にしたかった!と思うような活動の数々。そしてこれらの体験を「探究的な学び」に深めるための試行錯誤が、学校教育や生涯学習の場で行われています。
チャレンジ精神も育むサーフィン教室
この町で育てた楮で卒業証書の紙漉き
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このような環境で学ぶ子どもたちはきっと、自分やこの町を愛し、もっとよくしたい・次につなぎたいと向上心や貢献意識をもち、たとえ進学等で町を離れることになっても「この町が好き」「関わりたい・帰りたい」と感じられる人になるはず… そんな人づくり・町づくりを目指すのが、黒潮町の教育です。
郷土料理を習得するカツオマイスター
砂浜美術館Tシャツアート展会場での青空教室
小さな子どもたち、スポーツ好きにも。
上では主に学校教育のお話でしたが、ほかにも自慢の子育て環境がたくさんあります。
黒潮町内の保育所は、毎日のように海や山へお散歩に行き、落ちている木の実や流れ着いた流木を拾い、季節の制作をしています。お散歩ついでに高齢者施設にお邪魔して、歌を披露し、昔の遊びを教えてもらったり、人との触れ合いを大切にしています。
保育所を利用せずに子育てしている方への応援補助金やチャイルドシート購入補助金など、黒潮町は子育て支援も充実しています。
その他、町内に立地する高知県立西南大規模公園には、天然芝・人工芝のサッカー場や、野球場、陸上競技場、テニスコート、体育館、パークゴルフ場、スケートボードパークなどがあり、スポーツ環境も充実しています。4㎞の美しい砂浜が隣接しているので、開放感あふれる風景の中でスポーツを楽しめるほか、気軽に「砂浜トレーニング」も行えます。
今回ご紹介した黒潮町の教育・子育て環境のお話はほんの一部。
まだまだたくさんの魅力があります。
「黒潮町の教育」についてもっと知りたい方、興味がある方。自然にふれあう子育てがしたい方。子育て環境を見直したいが、変化に不安を感じている方。田舎暮らし検討中の方。これから子育て予定の方など、教育についての疑問や不安が、ここで解消できればと思います。
気になる事やご質問等ありましたら、どうぞお気軽にメッセージください。
黒潮町「ふるさと・キャリア教育」プログラム
https://www.town.kuroshio.lg.jp/pb/cont/kyouiku-furusato/17085
プロジェクト経過レポートでは、これまでのふるさと教育の一部をご紹介していきます!
大きな砂場?砂浜も散歩コース
夏・冬ごとに整備する天然芝
合同避難訓練𓂃𓂃𓆝𓄹𓄺 𓂃𓇼
先日は入野地区にある保育所、小学校、中学校、高校の全園児・児童・生徒らが合同避難訓練を行いました。
日中に地震が発生すると言う想定。
中学生や高校生は保育園児の手を引いたり、互いに声を掛け合いながら、高台にある公園まで。
被災時に適切な避難行動をとる力を身につけることが目的ですが、年の離れた子供たち同士が関われるのも、なんかいいですね。
防災キャンプ𓂃𓂃𓆝𓄹𓄺 𓂃𓇼
防災学習・テント張り・かまどと飯ごうで炊飯・夜間避難訓練・星空観察と盛りだくさんの活動をする防災キャンプ!
学校がキャンプ場に変身!大人も参加しますが、子供たちで苦戦しながら作業します。
火をおこすのにも、薪の組み方や空気の送り方、考えることがいっぱい。
日が暮れると寝ころんで星観察☆
手作りランタンで明かりの輪ができました。
カツオマイスター𓂃𓂃𓆝𓄹𓄺 𓂃𓇼
1.5 時間の講習を週 1 で 7 回。毎回一人一尾ずつカツオを捌き、節にして藁焼きにして、土佐の伝統料理「カツオの藁焼きたたき」を完全にマスターする、“カツオマイスター”。
回数を重ねるごとにたくましくなり、躊躇なく包丁を入れられるようになりました。
『家族に刺身をつくったり、大人になって社会に出た時にどこかで披露したり、一人暮らしの時にも役立てたい』
と話した子供たちでした。
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黒潮町(くろしおちょう)は、四国/高知県の西南地域にあり、幡多郡(はたぐん)の中では東部に位置します。
気候は、南国特有の温暖で年間平均気温17度、降雨量2800mm前後と、雨が多くなっています。こうした気候を活かして、早くから施設園芸や花卉、水稲を中心に栽培が行われ、シメジやシイタケなどの栽培なども行われています。
また「土佐カツオ一本釣り漁業」が盛んであり、近年は天日塩も代表的な特産物となっています。
美しい砂浜や磯が続く海岸線と緑豊かな山々の広がる黒潮町では、自然資源を活かした「ホエールウォッチング」、「天日塩づくり」、「カツオの藁焼きタタキづくり」などの体験型観光と、土佐西南大規模公園を活用したスポーツツーリズムの推進により、県内外から多数の方が訪れています。
自然あふれる黒潮町には、「私たちの町には美術館がありません。美しい砂浜が美術館です。」をコンセプトに、4kmの砂浜を「美術館」に見立て、「美しい松原」や沖に見える「クジラ」、流れ着く「漂流物」など全てを作品とした「砂浜美術館」があります。
春には「Tシャツアート展」や「シーサイドはだしマラソン」、冬には「漂流物展」などほぼ一年中何かを見たり、遊んだり、楽しむことができます。
黒潮町公式Instagram
http://instagram.com/kuroshiotown_official/
NPO砂浜美術館HP
https://sunabi.com/
黒潮町へのアクセス
https://www.town.kuroshio.lg.jp/pb/cont/machi-shokai/2015
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