「倉敷薄荷(はっか)を活かしたまちづくり」に協力いただける地域おこし協力隊を募集します!
募集終了

倉敷の地域資源である“薄荷(はっか)”を使った地域振興に取り組んでいただくお仕事です。
倉敷には、オリジナル品種をベースとした「倉敷薄荷」というブランドがあります。この倉敷薄荷の栽培~新商品の開発~販路拡大に至るまでを、皆さんに手伝っていただきたいです。もちろん、未経験の方も大歓迎です。まちづくりに携わる様々な業種の経営者で構成される「合同会社 吉備のくに未来計画」に籍を置き、ビジネスのノウハウを「実践と挑戦」で学びながら、一緒に倉敷薄荷を盛り上げていただきたいと考えています!

【薄荷(はっか)とは?】
薄荷は、シソ科の植物であり、世界各地で栽培されている多品種のハーブです。メンソール(メントール)という成分を多く含み、食物や飲料の風味付けや、菓子類の素材、清涼剤、医薬品などにも用いられています。

倉敷薄荷の活性化を通じて“個性と魅力を持つ賑わいのあるまち“を未来につなげたい

■募集の背景と想い
~薄荷×倉敷の歴史~
岡山県は、大正~昭和時代にかけて、北海道に次ぐ「薄荷の名産地」であり、倉敷にも薄荷畑が広がっていました。明治時代、植物から精油を採取するために必要な水蒸気蒸留の技術が海外から輸入され、日本で薄荷の産業化が進みました。1936年(昭和11年)には、全国で2ヵ所しかない薄荷の試験場が、倉敷市内に設立され、北海道・北見に次ぐ全国第2位の出荷量を誇るまで岡山の薄荷栽培が成長しました。一方、昭和40年代後半になると、工業化の波と社会構造の変化により、薄荷の作付面積は激減し、薄荷の生産は途絶えることとなりました。

~薄荷の再生~
当時、倉敷の薄荷研究所では、幻の品種「秀美(しゅうび)」が開発されました。「秀美」はメントール成分を多く含み、甘くて穏やかな香りを持った薄荷です。「秀美」は、倉敷の薄荷産業の発展に大きく期待された品種でしたが、産業の衰退時期と重なってしまったため、惜しくも世に出ることはなく、長年保管されたままになっていました。
このような中、倉敷のまちづくりに携わる人たちが、かつての倉敷の伝統産業を復活させるため団体を立ち上げ(現在の「合同会社 吉備のくに未来計画」)、2012年(平成24年)から「秀美」の栽培を再スタートさせました。同団体が生産する薄荷を使った商品を「倉敷薄荷」として商標登録し、様々なシーンで香りを楽しむことができるエッセンシャル・オイルや、マスクなどに吹きかけて清涼感を得るエアフレッシュナーなどの商品開発・販売を進めています。

~倉敷薄荷の活性化に対する想い(吉備のくに未来計画の概要)~
募集する隊員が籍を置く「合同会社 吉備のくに未来計画」は、農業・建築・大学・まちづくりなどの専門家によって立ち上げられた地域資源振興のプロジェクトチームが起源の団体です。
少子高齢化などの社会環境の変化や、都市部への人口流出の流れを受け、地域経済は非常に厳しい局面に置かれています。このような中、人を呼び込み、地方が生き残るためには、都市部にはない個性を身に付け、オンリーワンの魅力を磨くことが必要不可欠です。
薄荷などの特産品をはじめとした地域資源は、その地域にしかない歴史を持ち、脈々と受け継がれてきたストーリーがあります。このため、地域資源には真似をすることができない唯一の個性を生み出すポテンシャルがあると考えています。つまり、倉敷薄荷には、倉敷の魅力を生み出す大きな可能性を秘めていると信じて活動しています。
しかし、倉敷薄荷の活性化に向けた新商品の開発や、持続可能な取組につなげるための自然との共生・資源循環などには、豊かな感性や創造性、チャレンジ精神が必要です。その柔軟で自由な力が、私たちに不足しているため、困っています・・・。
そこで、皆さんに、倉敷薄荷の活性化を通じて、“個性と魅力を持つ賑わいのあるまち“を未来につなげる活動を手伝っていただきたいと考えています!

大正~昭和にかけて,岡山・倉敷が薄荷の名産地だった頃の写真

大正~昭和にかけて,岡山・倉敷が薄荷の名産地だった頃の写真

エッセンシャルオイルとエアフレッシュナー

エッセンシャルオイルとエアフレッシュナー

倉敷薄荷を使って,私たちと一緒に「チャレンジをしたい方」を探しています!

■隊員の活動内容
~概要~
①薄荷を使った新商品の開発
例:地域の事業者と連携したコラボ商品の開発など(薄荷×スイーツ、薄荷×漢方、薄荷×衣料品 等)
②倉敷薄荷のブランディングと販路拡大
例:地域のマルシェへの出店、ワークショップの開催、SNSなどでの情報発信など
③薄荷の品質管理とSDGsを踏まえた薄荷栽培の促進
例:薄荷の栽培量を増やすため、耕作放棄地を活用した無農薬栽培など
④倉敷薄荷陳列所の運営
例:倉敷薄荷の商品を販売する倉敷薄荷陳列所の運営・管理など

~コラボ商品の例(①の補足)~
薄荷は食品の味付けや風味付け、製品の差別化に向けたアクセントなどに活かすことができ、活用の幅が無限大です!また、地域発の素材なので、地域内の事業者ともコラボしやすい環境にあります!自由なアイデアを活かして新商品を開発してみませんか?

【スイーツのコラボ例】
チョコレート(USHIO CHOCOLATLさん、Japan Blue Gardenさん)や、ジェラート(安富牧場ファミーユさん、シーサイドファームなんば牧場アイス屋さん)、和菓子(三宅製菓本店さん)、ドリンク類(café EL GRECOさん)など、様々なお店とコラボさせてもらっています。

■活動イメージ
~各年度の取組イメージ~
【1~2年目】
倉敷薄荷の新商品の開発~ブランディング~情報発信~販売促進など、上記に記載の活動内容①~④を中心に取り組んでいただきます!

【~3年目】
活動内容①~④のウエイトを減らしつつ、協力隊としての任期終了後に向けた取組を開始!例えば、以下のような内容が想像できます!
例①:薄荷以外の新たな地域資源を使った商品の開発!
岡山県の地域資源である果物(桃やマスカット等)を活用した商品を開発して起業!よろしければ、吉備のくに未来計画が持つ水蒸気蒸留の設備をぜひお使いください!
例②:まちづくりに関連する新たなビジネスを創出!
倉敷薄荷を通じて、業種を問わない様々な地域の事業者とつながることができます!そのつながりを活かした新たなビジネスを考えてみてはどうでしょうか??

吉備のくに未来計画は、建築家や大学教授、農家や商店街関係者など、多種多様な経営者等で構成された団体です!隊員の夢を全力で応援させていただきます!

■応募概要
以下は,概要のみを記載しています。詳細については,お手数ですが市のホームページをご覧ください。
○応募資格
・三大都市圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、愛知県、岐阜県、三重県、大阪
府、京都府、奈良県及び兵庫県)若しくは政令指定都市(岡山市を除く。)に現に住所を有する方
・普通自動車運転免許を取得している方
○条件
・報償費:月額233,000円
・活動経費:報償費とは別に,年2,000,000円を上限に支給します。
・勤務時間:受入団体と相談しながら活動いただきます(月20日以上の活動は必須)。
○詳細
 倉敷市まちづくり推進課ホームページ
 https://www.city.kurashiki.okayama.jp/31281.htm

メンバーで商品開発などの会議を行う様子

メンバーで商品開発などの会議を行う様子

隊員の活動拠点となる「倉敷薄荷陳列所」

隊員の活動拠点となる「倉敷薄荷陳列所」

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倉敷市
倉敷市まちづくり推進課(宮本・伊達)が紹介する倉敷市ってこんなところ!

倉敷市は、瀬戸内海などに恵まれた豊かな自然や、倉敷美観地区などの歴史・文化に育まれた町並み、水島臨海工業地帯など日本を代表する産業拠点を有している中核都市です。 「自然」、「歴史文化」、「産業」が共存するポテンシャルの高いまちであり、様々な分野で多くの方々が倉敷の地域資源に魅了され、活躍されています。
倉敷薄荷は、倉敷のアイデンティティの1つとなり得る発展途上の地域資源であり、倉敷の魅力を紡ぐ大きな可能性を秘めた地域資源です。生産手法やブランドなどの素地はできあがっていると思いますので、これから全国に、そして世界に羽ばたいていく倉敷薄荷を一緒に育てていただきたいと思っています!皆さんの柔軟で自由な力で、倉敷薄荷を通じて、倉敷の魅力が磨かれ、倉敷ひいては日本全体の活性化に寄与することを願っています。

倉敷市まちづくり推進課(宮本・伊達)
倉敷市役所まちづくり推進課
岡山県倉敷市まちづくり推進課のアカウントです。主に、倉敷市地域おこし協力隊の募集を発信します。歴史文化・自然・産業に恵まれた倉敷について、少しでも知っていただけると有り難いです! 【当課のホームページ(地域おこし協力隊関連)】 https://www.city.kurashiki.okayama.jp/31281.htm
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