未経験者歓迎!ヒノキのまち・長崎県西海市で「森林」を学びながら働く!未利用材を活用して地域を守る「木の駅プロジェクト」地域おこし協力隊募集
募集終了
働く・住む
公開日:2022/11/18
終了日:2022/11/30

未経験者歓迎!ヒノキのまち・長崎県西海市で「森林」を学びながら働く!未利用材を活用して地域を守る「木の駅プロジェクト」地域おこし協力隊募集

日本の西端に位置する長崎県西海市は、ヒノキが人工林の94%を占める“ヒノキのまち”。

木材生産量は年々増加する一方、木材市場に出荷できない低質材(曲がり材や小径材)が林内に残置される「林地残材(未利用材)」も増加しています。

林地残材も立派な地域資源。それらを「使う(加工して収益化する)」ことは地域の森林や暮らしを「守る(地域の安全や活性化する)」ことにつながるのです。

そこで、西海市では「木の駅プロジェクト」の体制づくりをスタート!

林地残材をキャンプやストーブ用だけでなく、農業ハウス用ボイラーのバイオマスの燃料として、薪やチップに加工・販売。森林の所有者やボランティアに地域通貨で対価を支払い、地元で消費してもらう仕組みづくりを検討しています。

全国的に地域通貨まで取り入れた計画は珍しく、一歩先ゆくソーシャルグッドな取り組みなんです!

協力隊にお願いしたい仕事は、以下の3つ。
●木の駅プロジェクトの体制コーディネートとマネジメント
●木の駅プロジェクトで自ら森林整備ができる「自伐型林業」に必要なチェーンソーなどの技術取得
●木の駅プロジェクトで回収したヒノキを使った商品開発

「自伐型林業」とは、自営的な小規模林業。大型機械を使った大規模な伐採に比べて、土砂崩壊や流出を抑止する防災や、森林の植物や生物を保全する視点で、環境に優しい施業が可能です。

森が“少子高齢化”!?「木の駅プロジェクト」の課題

そもそも日本は、土地の約3分の2が森林。

西海市は土地の55%(約半分)が森林。そのうち、人の手で植林された森林の94%はヒノキ。ヒノキの4分の1以上は、いつ伐採しても木材として利用できる大きさの樹齢50年以上という恵まれた環境です。

一方、西海の森林は“少子高齢化”が深刻。“高齢”の木が増え、“若い”木が少ないと、何が問題なのか?

「木の駅プロジェクト」リーダーで、協力隊の上司となる里中さんにお話を聞きました。

「ヒノキなどの人工林は、適度に間伐することで健全な森林に保たれます。また、若い木は、成長が旺盛でCO2をより多く吸収します。伐りどきの“高齢”の木をしっかり使って、その後に植林して“若い”木を増やす。 “高齢”の木と“若い”木の世代交代のサイクルを生み出すことで、持続可能な森林資源になり、地球温暖化防止につながります。西海の森林は、伐りどきの木の面積に対して伐採面積が足りていない状態です。また、伐採する過程で発生する未利用材を、重油などの化石燃料の代わりにバイオマス燃料として使うことで、CO2の排出量を削減します。」

地域では、木材資源とお金の循環が生まれる。地球では、CO2排出削減につながる。いいことづくめの「木の駅プロジェクト」ですが、地元の人材だけでは解決が難しい課題が。それは、体制づくりです。

プロジェクトには、林業関係者だけでなくクリエイターなど多彩な専門家が関わっています。しかし、それぞれに人手不足で、それらの人材を“つなぐ”役割を担える人材がいません。

この取り組みには、森林所有者や森林組合など専門家や地域のNPOなど多くの方が参加していますが、新たな体制づくりに重要な“フラットな視点”を持つことが難しいのも課題。そこで、地元人材とフラットな視点でつながることができる人材を求めて、地域おこし協力隊を募集することにしました。

専門的な知識や経験がなくてもOK!
木や森林について学びたい人。多様な専門家とのコミュニケーションを楽しめる人。
日本の西端の地域から、地球を救うヒーローを探しています!!

西海市役所“緑の産業未来班”のメンバー。左端が林政一筋38年の里中さん。経験・人脈豊かな頼れる“森の専門家”

西海市役所“緑の産業未来班”のメンバー。左端が林政一筋38年の里中さん。経験・人脈豊かな頼れる“森の専門家”

昨年「木の駅プロジェクト」の試験運用を行った森林ボランティアのみなさん。性別、年齢問わず多くの方が参加した

昨年「木の駅プロジェクト」の試験運用を行った森林ボランティアのみなさん。性別、年齢問わず多くの方が参加した

協力隊のミッションとタイニーな職場。退任後の可能性

【仕事内容 1年目〜】

●木の駅プロジェクトの体制コーディネート
①まずは関係者に挨拶
 森林チームやクリエイティブチームなど多彩な専門家と出会えます。
②西海の森林やプロジェクトを学ぶ
 イベントや会議への参加、ほか活動サポートなどを通じて学んでいただきます。
③体制づくり
 関わる人とコミュニケーションを重ねて、市職員と一緒に、考えましょう。

●木の駅プロジェクトで自ら森林整備ができる「自伐型林業」に必要な技術取得
学んでほしいのは「チェーンソー」の安全な使い方、機械の取り扱い方などです。必要な道具や装具は、相談しながら市で購入したり、借りられるものがほとんど。個人での準備は必要ありません。

【仕事内容 2〜3年目】

●木の駅プロジェクトのマネージメント
本格運用の際、日時や場所の調整、参加者への連絡、コスト計算などの業務を行っていただきます。

●木の駅プロジェクトで回収したヒノキを使った商品開発
アクセサリーなどの小物からタイニーハウスなどの大物までアイデア募集!加工は、専門家とタッグを組んでも、自身で技術を学びながらでもOK。木工道具を自由に使える施設や、県内外の人脈(木工クラフトや家具製造の職人)などサポート環境は整っています。

家具などの製造経験者は大歓迎ですが、経験がなくてももちろんOK!
それらを相談できる専門家が集まるのが「木の駅プロジェクト」。体制づくりを通じて、協力隊任期後の仕事や暮らしに活かせるつながりもきっと得られますよ。

「木の駅プロジェクト」に関わるメンバー
●長崎南部森林組合 http://chounanshin.com
●長崎南部森林組合 西海製材所 https://saikaiseizaisyo.on.omisenomikata.jp/
●タイニーハウス西海モデル開発研究会
●(株)西海クリエイティブカンパニー http://saikaicreative.co.jp
●西海市農林漁業体験民宿(一社)山と海の郷さいかい http://yamatoumi.com
他にも、地元の若手ボランティアや市職員など、年齢も職種も多様なメンバーで「木の駅プロジェクト」を試運転しています。

また、地域おこし協力隊の拠点は、市役所内の協力隊専用の執務室。さらには、西海市産ヒノキのタイニーハウスも。拠点としてはもちろん、イベントなど、市職員と相談しながら活用してください!

協力隊の任期終了後は、希望があれば、長崎南部 森林組合西海支所の製材所や森林整備作業班への就労など、地元就職もできるだけサポートします。

「タイニーハウス西海モデル」建築面積23㎡(6.9坪)ながらキッチン・バス・トイレなどの住宅設備も

「タイニーハウス西海モデル」建築面積23㎡(6.9坪)ながらキッチン・バス・トイレなどの住宅設備も

「木の駅プロジェクト」会場での薪割り。自宅ストーブ用の薪を調達しがてら参加する人も

「木の駅プロジェクト」会場での薪割り。自宅ストーブ用の薪を調達しがてら参加する人も

技術も人脈も得られる!「木の駅プロジェクト」メンバー、大募集!

報酬や勤務時間、協力隊が使える補助金等「募集要項」は、以下のページからご確認ください。
※本プロジェクトの採用支援を担当している長崎県地域おこし協力隊ネットワークのサイトが開きます。
https://ngs-cnw.com/nagasaki-edit/posts/recruitment-saikai-kinoeki

★応募のご希望やご質問は、「応募したい」ボタンからお願いします!
応募に関する問い合わせはもちろん、地域おこし協力隊や移住に関する質問もお気軽にどうぞ!
本採用は、日本一の協力隊のサポーターを目指す協力隊OGOBによる組織「長崎県地域おこし協力隊ネットワーク」がサポートしています。

林内に残された木材・林地残材。「木の駅プロジェクト」の“BEFORE”

林内に残された木材・林地残材。「木の駅プロジェクト」の“BEFORE”

「木の駅プロジェクト」の“AFTER”

「木の駅プロジェクト」の“AFTER”

西海市役所 政策企画課
プロジェクトの経過レポート
2022/11/21

「チューリッヒの森」プロジェクト、スタート!

11560

10月13日、長崎県および長崎県西海市とチューリッヒ保険会社は協定締結式を執り行い、雪ノ浦地区における森林整備保護活動「チューリッヒの森」プロジェクトを開始しました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000042390.html

森林の二酸化炭素吸収を促進し地球温暖化対策に貢献するほか森林の公益的な機能を強化し、地域活性化につなげます。

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西海市
西海市役所 政策企画課が紹介する西海市ってこんなところ!

【西海市の概要】
●日本の西のはしっこ。海辺暮らしが楽しめる半島
●はしだからこそ「視界いっぱいに海!」の景観スポット多数
●待機児童ゼロ!独自アプリなど子育て支援充実
●買い物は車で約15分。コンビニもあります
●長崎県の二大都市・長崎市と佐世保市へは車で約1時間

【西海市の暮らし】
●アウトドアやキャンプ、釣りが趣味の方には最高〜!
●海の幸も山の幸も新鮮で美味!
●半自給自足の暮らしを実践できます
●車は必須。地域の寄り合いは適度でOK
●子育てにぴったりの自然環境

西のはしっこのまち、西海市です。

"西の海"と名付けられている通り、ここは日本の西のはしっこにある、海に囲まれた田舎町です。

【地域】
特色豊かな5つの町があります!
●西海町…5町の中で最も農業従事者が多く、みかん・豚・大根(ゆでぼし大根)などの生産が盛ん。
●西彼町…みかん・いちご・米などの農業のほか、大村湾のカキ・なまこ・真珠養殖などの漁業も盛ん。
●大島町…かつては炭鉱で栄え、現在の基幹産業は造船業。アジ・イサキの一本釣りやワカメ養殖などの漁業も盛ん。
●崎戸町…捕鯨、炭鉱、製塩と基幹産業が移り変わり、イセエビなどの漁業も。江島・平島も同町に属す。
●大瀬戸町…農業はみかん・びわ。漁業はマダコ・イサキなど。また、松島には火力発電所が所在。

【アクセス】
●長崎市から車で約1時間
●佐世保市から車で約55分
●福岡から車で約1時間30分

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