約600年前の室町時代から受け継がれてきた大内文化の名残を今に伝える本市の「大内塗」は、平成元年に国の伝統的工芸品に指定されました。
　大内塗は、「大内朱」といった弁柄の色漆を上塗りし、大内氏の家紋を意匠化した菱形の金箔、「大内菱」や秋草文様を色漆で盆や椀などに描いた器が特徴です。また、夫婦愛のストーリーを基に昭和初期から誕生した大内人形は、他産地には無い漆塗り人形として大内塗漆器の代表的な工芸品です。観光地のお土産品はもちろん、山口市のシンボリックな存在として周知され、地元でも愛され続けています。
しかしながら、生活スタイル等の変化による需要の低迷や、従業員の高齢化や後継者不足等に伴い、大内塗漆器振興協同組合の組合員数は、最盛期の１１事業者から５事業者まで減少しており、大内塗の技術や・技法を後世に継承していくための後継者を確保することが喫緊の課題となっています。
　採用後は、中間支援団体である大内塗漆器振興協同組合が作成した「人材育成プログラム」に基づいて、職人から直接大内塗の技術・技法を学んでいただきます。また、中間支援団体が実施する大内人形まつりや箸づくり体験等にも参加いただき、地域との関りも深めていただきます。

■ミッション
①大内塗産業を後世に継承するための技術・技法の習得
②大内塗に関する新商品の開発
③大内塗に関する積極的な情報発信（各種イベント情報等）
④大内塗漆器振興協同組合との連携事業の実施
⑤地域と連携して開催するイベント等の企画・運営

■目指す人物像
大内塗の技術・技法を習得して後世に大内塗を継承していくとともに、大内塗を中心とした事業を実施することで大内塗産業の活性化を目指す。

■募集人員
　2名
■勤務地
　山口ふるさと伝承総合センター（山口市下竪小路１２番）
大内塗漆器振興協同組合に加入している組合員の各工房
■勤務日数
　週４日
■勤務時間
　午前８時３０分～午後５時１５分（７時間４５分）
■休日
平日のうち1日、国民の祝日に関する法律に規定する休日、
年末年始（１２月２９日～１月３日）
※時間外、休日の勤務は、週勤務時間（３１時間）内で調整することとします。
■雇用形態
　山口市の会計年度任用職員（パートタイム・兼業可）として雇用
■雇用期間
　令和５年６月１日～令和６年３月３１日（着任日は応相談）
※勤務成績、態度、能力等により最長５年まで更新可能です。
■給与
月額　１７６，８００円
期末手当　報酬月額の２．４か月分（（６月期・１２月期 それぞれ１．２か月）を支給
　　　　　ただし、在職期間に応じて所定の割合を乗じた額を支給
■待遇・福利厚生
（１）厚生年金保険、健康保険及び雇用保険に加入します。
（２）活動期間中は、原則、市からの活動支援業務を受託する中間支援団体が用意する住居で生活してください。その際の住居の家賃はこちらで全額負担しますが、光熱水費等は、本人負担とします。
（３）業務に必要な備品及び消耗品は予算の範囲内において中間支援団体が用意します。
（４）業務に使用する車両（公用車）は中間支援団体が用意します。

詳細については、下記ＷＥＢサイトをご確認ください↓
https://www.city.yamaguchi.lg.jp/soshiki/63/136593.html
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