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- 【兵庫県姫路市】島さんぽ【Jターン地域おこし協力隊が島の魅力を紹介します!】
~ここは家島 瀬戸の島 ここが始まりの島~
姫路市家島地域おこし協力隊としてR5年4月に着任した新人隊員が見つけた島の魅力を定期的に発信します。第2回となる今回は休日のさんぽコースを紹介してみたいと思います。元々、この地域に所縁を持つ自分だからこそ、島の魅力を発信してさまざまな人に来てもらうことで島々に恩返しができればと思います。
なお、島自体の紹介はページ下部や下記バックナンバーをご覧ください♪
https://smout.jp/plans/8493
https://smout.jp/plans/11490
●今回のお話
・島さんぽ
―原付バイクで周る家島
・清水地域と宮の港
―有名な場所ではなく穴場を紹介します
・太陽光パネルと通勤路
―流行りの技術と受け継がれてきたもの
■□地域おこし協力隊について■□
・姫路市HP「地域おこし協力隊」紹介ページ
https://www.city.himeji.lg.jp/shisei/0000006209.html
■この記事と書いた人について
姫路市家島地域おこし協力隊の小林昂祐(こばやしこうすけ)です(島の人たちは同じ苗字が多いので名前で呼ぶのがスタンダードだったりします。なので、私もそれに倣って昂祐【こうすけ】で活動しています)。私は母親の実家が同じ家島諸島の坊勢島で所縁があり、一般的な地域おこし協力隊とは異なり、最初から顔見知りも多いです。しかしながら、あるいは、恥ずかしながら、私自身は一度もこの島で住んだことはありません。そんな私ですが、この島に「ただいま」と言えるくらいに原点の場所でもあります。
この記事はそんな私が感じたり、体験したり、再認識した家島の魅力を紹介する場所です!
□■島さんぽ■□
改めまして身長と体重が西郷隆盛さんと同じの昂祐です(幼少期は島のマダム達からはタカモリ~と可愛がられていました)。西郷どんと同じように「無私利他」を心掛けた活動をしていきたいですね。
前回は景色や時間について触れましたが、ものの本やサイトによると島の過ごし方としてさんぽというのが必ず紹介されています。そこで今回はより景色や景観にフィーチャーした魅力発信ということで私の原付さんぽコースを紹介したいと思います。
出発地点は島の中央部にある家島事務所です(自宅と迷いましたが、通り道なのでご勘弁ください)。
せっかくの機会なので家島事務所について少しご紹介します。3階には図書館があり、島の歴史や文化について記載された本を読むのが習慣になりつつあります。また、その隣には公民館もありハーモニカ演奏会やカラオケ指導などユニークな地域イベントが行われることもあります。2階には飾磨消防署の出張所があり、島内の事故・急患に対応しています。メインとなる1階では諸島内の事務所として住民票をはじめ各種申請が行えます。
いつか家島事務所についての特集記事も掲載したいですね。
原付でのおさんぽコース 番号は写真に対応しています。
写真①:家島事務所 水色のガラスが美しい地域の生活を支える施設です。
□■清水地域と宮の港■□
さて、最初は家島神社にお参りに行きたいと思います。
語ると長くなるので今回の記事では紹介しませんが、家島神社は家島諸島・播磨灘総鎮守として知られ、海に向かって立つ鳥居と背後の原生林が特徴的なお社です。その道中には詩ヲ書キ場という菅原道真公が家島に上陸した場所とされる場所があります。上陸した菅公は近くの岩の上で詩を何首かお詠みになり、小石にしたため家島神社に奉納されたと伝えられています。この場所は波風が心地よく清水の名にふさわしい清々しい気持ちを思い出させてくれます。
お参りを終えた後は島の南東側に向かうために一度来た道を引き返します(山側の道を通るルートもありますが、今回は海側のルートを選びました)。途中の宮港で猫が遊んでいたので思わず写真を撮ってしまいました。猫といえば、家島は「死んだ魚は猫も喰わん」という言葉があるほど活魚を〆て食べる風習が強いです。そのため、刺身は舌の上でとろけるのを楽しむのではなく、ブリっとした歯ごたえと噛むほどに増す旨味を味わうのがこの地域独特の楽しみ方です。
写真②:家島神社詩ヲ書キ場 多くの歌人がここで詩を詠んだとされています。
写真③:宮港で戯れる猫 左の猫の尻尾で遊んでいる姿が愛らしかったです。
□■太陽光パネルと通勤路■□
最後に家島のあちこちに設置されている先端技術とご先祖様から受け継いだものを紹介して終わりたいと思います。
まずは先端技術の方から。家島には写真④のような太陽光パネルが何か所も設置されています。普段はなかなか近くで見ることの「ない」施設だと思いますが、結構近くで観察できます(もちろん立ち入りはできません)。このような非日常も家島には「あり」ます。
一方で、家島には写真⑤のようにあちこちにお地蔵様や仏様がお祀りされています。常に自然の脅威にさらされてきたからこそ、自然や土地に対する畏敬の念が強いのだと思います。なんだか日本人本来の姿がこの島には受け継がれているような気がします。
さて、今回は晴れた日のさんぽコースをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?本当は島の西側の様子をご紹介したかったのですが、紙面の都合上カットします(ぜひ家島に来て確かめてください)。
ところで、このさんぽコースにかかった時間は参拝も含めておよそ1時間で、距離は11kmくらいです(ちなみにですが家島は道も狭いので車でも制限速度は全域で30km/h以下です)。前回も紹介しましたが島での移動手段は原付バイクが主です。昨今の中々につらい原油価格を鑑みると少し気になりますよね?
私の場合にはなりますが給油頻度は2週間に1回程度で金額は大体450円くらいが多いです。中古車で燃費も悪いので島を一周するとガソリンメーターが25%くらい減りますが、普段は徒歩がメインで仕事中には公用車を利用するので、乗る頻度自体そこまで多くないです。また、島内の居住区や商店は北側に集中しているので走行距離も往復で4km未満くらいになると思いますので、家計簿のガソリン代は大きな数字ではないです。
この記事で少しでも家島の魅力が伝われば幸いです。それでは次回の更新もお楽しみに!
■お知らせ■
姫路市の移住支援
地域おこし協力隊らしく最後は姫路市の移住の取り組みについて紹介します。
姫路市では様々な移住支援を実施しており、移住を考えておられる方に向け、姫路市の魅力や移住支援のメニューをまとめたポータルサイト「いいね姫路」を運営しています。
姫路市に興味のある方は、ぜひご覧ください。
■姫路市移住定住促進・ふるさと納税促進サイト「いいね姫路」
https://www.city.himeji.lg.jp/iinehimeji/
■姫路市HP「地域おこし協力隊」紹介ページ
https://www.city.himeji.lg.jp/shisei/0000006209.html
写真④:山の上に設置された太陽光パネル ゼロカーボンシティの先駆けになったりしたら面白いですよね。
写真⑤:木漏れ日が揺れる通勤路 島の外周を通る古くて狭い道には島を拓いた歴史を感じます。
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兵庫県姫路市の沖合い18kmの瀬戸内海に浮かぶ大小40余りの島々から成る家島諸島。
家島、坊勢島、男鹿島、西島の4島が有人島です。
本土から30分の家島諸島へぜひ足を延ばしてみてください。
姫路市政策局ひめじ創生戦略室です。
主に兵庫県姫路市の離島、“家島諸島”で活躍する地域おこし協力隊に関する情報等を掲載します。
家島諸島とは・・・
兵庫県姫路市の沖合い18kmの瀬戸内海に浮かぶ大小40余りの島々から成る家島諸島。家島、坊勢島、男鹿島、西島の4島が有人島です。
家島諸島の魅力の一つは、島の近海で獲れる新鮮な魚介類です。複雑な海岸線に囲まれた島周辺は、魚の格好の棲み家で、タイやタコ、アジなど年中多くの魚介が揚がります。特に、ぼうぜ鯖、ぼうぜがに(ガザミ)、華(はな)姫(ひめ)鰆(さわら)、白鷺(しらさぎ)鱧(はも)はブランド魚として売出し中で、島内の旅館や飲食店には新鮮な魚料理を求めて多くの来訪者があります。
また、家島本島の港の両側に山が迫る裾野に石材運搬船、ドックや建物が並び、島の人たちが生き生きと行き交う瀬戸内の港町や、隣接する坊勢島の湾奥の漁港を取り囲む漁村の風景は他の島では見かけることが少ない貴重な風景です。
まるで昭和にタイムスリップしたような原風景を大阪からは2時間、姫路市本土からは30分の至近距離で味わえます。
ぜひ一度、足を運んでみてください!
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