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- 海と山のつながりを体感する自然教育プログラムの開発人材を募集!
【海・山・川を体感できる教育を】
東京から半日。名古屋・大阪からは3時間。
紀伊半島の東側に位置する尾鷲市は、海と山に囲まれた人口17000人未満の港町。
人口減少が進むなか、主力産業である漁業と林業の再生に取り組みつつ、持続可能なこれからの港町のありかたを模索中です。
そんな尾鷲市では今、港町ならではの海洋性自然環境を体感することができる教育プログラムの開発に取り組んでいます。
古くから日本各地に向けた良質な建材を算出してきた尾鷲林業の森や、手つかずの原生林。
二百を超える魚種を水揚げする豊かな漁場である海、熊野灘。
港町をかこむ自然を循環しているのは、日本一の降雨量を誇る大粒の雨。
このまちをとりかこむ自然環境を全身で感じながら生きる力を育むプログラムを市内小学校で試行してから5年。さらなる発展と持続化に向けて、尾鷲ならではの自然体験教育プログラムの開発に取り組む人材を募集します。
これからを生き抜く力を、自然のなかで学ぶ
尾鷲市ではこれまで5年、子どもたちにこれからを生き抜く力を身につけてもらうことを目指して、このまちをとりかこむ自然のすべてをフィールドとする「山育」「川育」「海育」プログラムを試行し、尾鷲ならではの教育「おわせ育」の確立に挑戦してきました。
先祖代々の林業が受け継がれてきた森林を、そのままの姿でどのように遊び場にしていくかを考える「山育」。子どもたちが林業の専門家とともに山を歩き、道のつくり方や木々の成長について学びながら、普段は遠くに眺めるだけだった山を自分たちのフィールドに捉え直していきました。
夏休みの遊び場として人気の清流「銚子川」や「矢の川」を、より深く知り、より楽しく遊ぶことを考える「川育」。海から山に向かう急傾斜地を流れる川を上流から下流まで一日で体感し、日本一の降雨量がありながら水害の少ない尾鷲ならではの稀有な地形を知ってもらいました。
このまちに生まれ育てば、かならず教えこまれる「海と山のつながり」。山を知り、川を知り、雨を知ってこそ本当に体感することができる尾鷲の豊かな海を知る「海育」。尾鷲林業の森で間伐した丸太をイカダに組み上げて海へ漕ぎ出したり、その丸太をさらにベンチに作り替えたり、スウェーデントーチとしての利活用を試したりと、自然と人間の営みを総合的に考えるプログラムとなりました。
時間をかけてつくり上げてきた「おわせ育」ですが、まだまだ試験的な段階です。将来的には尾鷲で育つすべての子どもたちが自然環境の体験を通じて「生き抜く力」を身につけられるように、また「おわせ育」が自然体験教育のスタンダードともなりうるように発展させていきたいと考えています。
林業の山そのままを遊ぶ「山育」
山と海のつながりを知る「川育」
港町ならではの自然体験教育を確立させていく人材を募集
このたび募集するのは、尾鷲市の地域おこし協力隊として、この自然体験教育をさらに発展させ、持続的なものにしていくミッションに参画する方。
これまで行政主導で展開してきた「おわせ育」を、将来的に民営化していく可能性を模索しています。
力を貸していただきたいのは、産学官の連携が支える自然体験教育のあり方をつくっていくため、企業からのスポンサードを企画・営業したり、林間学校や修学旅行など教育旅行への展開を図る取り組み。
もちろん、まずは尾鷲の自然環境を実際に知るための期間や、アクティビティ関係の資格を取得していくことが必要かもしれません。とはいえ、アウトドア経験やインストラクター経験の有無は問いません。
これまで「おわせ育」の推進に尽力してきた尾鷲の自然体験インストラクターのプロフェッショナル、森田 渉さんが、強力なサポート体制を用意しています。
森田 渉さん
http://kumano-osugidani-guide.net/staff/morita-wataru/
「子どもたちの心の原風景に尾鷲の自然が描き出されるような時間をつくり、巣立っていったとしても、将来あらたなまちづくりのために活躍するような人材を育てたい」と語る森田さん。
自然体験教育の持続化のため、地域の人材が協働する一般社団法人の設立を予定。森田さんをはじめ、尾鷲の自然を知り尽くした方々とともに活動し、3年間の協力隊任期終了後にはプログラムを運営しながら定住していく道筋が見えています。
山・川・海すべてをフィールドとする自然体験や、あたらしい地方教育の未来をつくっていくことに関心のある方のご応募をお待ちしています。
詳しく知りたい方はぜひ、まずは「応募したい」とお知らせください。尾鷲の地域おこし協力隊活動のあり方や募集の詳細、着任後の暮らしについてなど、お話させていただきます。
「生き抜く力」を育てるひと
多様な人材との協働が待っています
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東京から半日。名古屋・大阪からは3時間。
紀伊半島の東側に位置する尾鷲市は、海と山に囲まれた人口17000人未満の港町です。
古くから漁業と林業で栄え、高度経済成長期の電力供給を支えた火力発電所のお膝元として、最盛期には35000人にも達した人口は今、半分。
20年後には、さらに半分の8000人まで減ろうかという、この頃です。
ついに発電所も撤退したいま、この街では、尾鷲のひとびとが受け継いできた資産を活かした、新たなまちづくりの取り組みがはじまっています。
農山漁村のすべてがある、地方創生の課題先進地。港町のこれからを知りたい、関わりたい、つくりたい方のご来訪をお待ちしています。
尾鷲市(おわせ)は三重県の南部に位置する人口15,000人ほどのまちです。
尾鷲市政策調整課は、移住の経験がまったくない役場職員では、移住する方の視点に立った本当の移住サポートができないと考え、地域おこし協力隊や移住者が設立したNPO団体とタッグを組んで、良いところも、悪いところも、実際の移住経験に基づいたサポートを目指しています。
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