
【四万十町 移住者インタビュー】TURNS起業人が着任!
公開日:2023/10/10 05:16
最新情報
プロジェクトの募集が終了しました。
2024/12/31経過レポートが追加されました!「「四万⼗と友だちになる」 ⼈も⾃然も地域まるごと宿を四万⼗町大正で」
2024/04/012023年4月。ローカルライフメディアとして地方の活性化に寄り添う「TURNS」から初めての地域活性化起業人(※)として、社員が赴任した地は高知県・四万十町。山々の間に流れる日本最後の清流「四万十川」に寄り添い、人々が自然と豊かに暮らしている場所。赴任してまだ1カ月弱。でも、なんだかすでに良い予感がするこの町で、どんな暮らしが、どんな人々が待っているのか。 横浜出身、20歳。四万十町についてこれからどんどん発信しながら、地域を活性化しようと赴任した社員・鈴木優太に密着し、全12回の連載でお届けしていきます。初回となる今回は、四万十町のあらましを。
高知県・四万十町ってどんな町?
TURNSから起業人として鈴木が派遣されたのは、高知県四万十町(しまんとちょう)。東京から飛行機で約1時間半、そこからさらに西へ車で1時間ほどで到着するこの町は、2006年に2町1村が合併し誕生。人口約15,000人という小さな田舎の町でありながら、面積は東京23区と同じくらいという広さで、旧2町1村の混ざり合う多様な特色を楽しむことができる。
1番の特徴は、なんと言っても日本最後の清流・四万十川。ラフティングやカヌー、釣りを楽しむ人々や、夏には沈下橋から飛び込む地元の子どもたちの姿がこの町の川辺の暮らしを象徴している。
また、川だけではないのも四万十町の魅力。透明度の高い「興津海岸」などの海辺の暮らしや、面積のほとんどを山林が占める大正地域・十和地域などの山間での暮らしも。夜には山々の向こうに満天の星空が広がり、アウトドアやキャンプはもちろん、日常の中に山、川、海と、全ての自然がダイナミックに揃っているのが四万十町だ。
また、大自然の中で育つ農産物、水産物も豊富。特に、「仁井田米」というブランド米は、寒暖差が大きく米作に最適な気候で育てられ、優しく甘い香りが特徴的。お米日本一コンテストでは特別最高金賞を受賞している。
そのほかにも、生産量日本一を誇るショウガも有名。早朝の時間には、それらの田畑が朝霧に包まれる風景もまた、情緒溢れるこの町ならではの最高の瞬間である。
「人情深い人が多い。肌で季節を感じられるのが新鮮」
今回そんな四万十町での暮らしや四万十町への移住についてお伝えしていくのは、TURNS入社3年目・ディレクターの鈴木優太。神奈川県横浜市出身で、高校は島根県海士町の高校へ「地域みらい留学」の制度を活用し、島留学。3年間の高校生活を隠岐の島の人口約2,000人の小さな町で過ごし、卒業後、『TURNS』を発行する同社へ入社。今春、今度は四国の西南部へやって来て、間もなく1カ月が経過しようとしている。
「人情深い人が多いですね。それと、環境。車さえあれば、海も川も山も行けて、肌で季節を感じられるのは、都会から来た僕には新鮮で魅力的です。」
特に、四万十川の両岸に拓かれた、上岡集落の本村と対岸の向山を結ぶ「上岡沈下橋」が鈴木のお気に入りスポット。水の抵抗を考慮し曲線を取り入れた独特の構造をした橋の形状が、この地域ならではの風景でとても美しいという。都会での暮らし、島根県の自然とは異なる生活が、始まったばかりである。
「やっぱり人!」「お米と豚があれば生きていける」
全12回の連載をスタートするにあたり、四万十町役場で移住定住業務を担当するお2人にもごあいさつ。お話を聞いたのは、にぎわい創出課の小野川哲(おのがわさとし)さん、稲井智香(いないともか)さん。移住支援を本格的に始める以前は年間15名程度だったという移住者も、町による移住施策の本格化等により、令和3年度は年間187名と移住者に人気を集めている町の担当である。
2人はともに四万十町生まれ・四万十町育ち。稲井さんは、進学で県外へ出ていき、子育てをきっかけに四万十町へ帰ってきたUターン者だそう。
「都会でベビーカーを押して子育てをしている自分の姿を想像できなかったですね。やっぱり自分が育った環境だから」。自分が幼少期を過ごした、育ててもらった町の暮らしは、子育てのイメージをしやすかったという。
この町を知り尽くしているそんな2人にずばり、「四万十町の1番の魅力って?」。
「やっぱり人。人がいいですね」と小野川さん。稲井さんからは、「食べ物ですね。お米と豚肉があれば生きていけます(笑)」なんて答えが返ってくる。「四万十川」といったイメージや鈴木も体感している「自然が豊富」といった答えが返ってくると思いきや、実際にここで暮らしている人からすれば、自然はあたりまえ。「+α」の部分がここで暮らす理由としてしっかりとあることがわかる。


自然の魅力に+αを与える! 「しあわせしまんとせいかつ」の支え
自然豊かな四万十町の第一印象。観光や移住先を考える人からすれば、四万十町の入口はまずそこからが多いはず。でも、実際に四万十町で暮らすとなると、「四万十川」や「自然が豊か」という部分だけではなく、移住に対するハードルはないのか、本当に暮らしやすいのか、そんなことが気になる。
自然豊かな環境で暮らせるという魅力に、+αを加えているのが、四万十町の豊富な移住支援制度だ。
例えば、「いきなり移住を決めるのは•••」という方が最長6ヶ月滞在しながら暮らしを体験できる「お試し滞在施設」は、旧2町1村それぞれの地域に整備されており、家賃1〜2万円で借りることが可能。また、自然と触れ合いながら暮らしをしたいという方向けの農園付き住居「滞在型市民農園クラインガルテン四万十」など、暮らしながら四万十町での生活イメージを膨らますことができる支援も。
↑ 最長6ヶ月、滞在しながら暮らしを体験できる「お試し滞在施設」。
また、移住定住のための補助制度も多数あり、移住者に対する家賃補助や空き家改修の補助はもちろん、四万十町への移住体験ツアーに1人当たり上限25,000円を補助する制度も整備。さらには、県内2位の地域おこし協力隊採用数を誇り、移住者が町内で活躍できる素地も作られている。
近隣市町村と比較しても、移住に対する支援制度が充実している印象がある四万十町。詳細については、次回以降の連載でさらに深掘りしていこう。


四万十町役場 にぎわい創出課
このプロジェクトの経過レポート
このプロジェクトの地域

四万十町
人口 1.45万人

~しあわせしまんとせいかつ~が紹介する四万十町ってこんなところ!
遊ぶ。泳ぐ。捕まえる。癒される。・・・四万十町の一番の魅力は、やっぱり町の中心を悠々と流れる四万十川。
四万十川には、いつも人の姿があります。川で泳ぐ子ども、川エビを釣る漁師、アユ狙いの釣り人…。 それもそのはず、四万十川は国交省により前年に実施した1級河川の水質調査結果、 「水質が最も良好な川」に選ばれている。これは全国の159河川のうち18河川が選ばれた全国屈指の清流と認められています。透視度は、なんと100センチ以上で最高水準のランクA!
※透視度とは、河川の水質状況を表す指標。高ければ高いほど澄んでいることを表す。
美しい川の源は、土壌ゆたかな緑あふれる山々。 山から生まれた水は美しい清流となり、その清らかな水が海へと流れ込みます。
ここには、自然の循環の一部としての人間の営みがあります。
☆四万十町移住定住ポータルサイト『しあわせしまんとせいかつ』 https://shimanto-iju.jp/
☆四万十町地域おこし協力隊 HP http://shimantocho-chiikiokoshi.jp/
☆四万十町地域おこし協力隊 Facebook https://www.facebook.com/towakyoryokutai
このプロジェクトの作成者
日本最後の清流「四万十川」の中流域に位置するまち高知県四万十町。四万十川に代表される風光明媚な自然に囲まれ、集落の多くは四万十川とその支流の河川沿いや台地上にあり、窪川地区の南東部には太平洋に面した漁村が広がっています。 まちは、「~しあわせ しまんと せいかつ~」をコンセプトに、仕事・遊び・暮らしの環境の充実を目指し、暮らす人々が笑顔になれるまちづくりに力を入れています。