特産品や伝統野菜を継承し、活性化する仕組みづくりにチャレンジしてくれる協力隊を募集します!

尾鷲市では、農家のおかあちゃん達が大切に作ってきた美味しいお漬物や伝統野菜を継承し、この地区の農業を元気にする仕組みづくりにチャレンジしてくれる協力隊を募集します!
少しでも興味を持っていただける方は、なんでも担当までお聞きください!

わたしたちが守っていきたい特産品や伝統野菜

◆◆ 尾鷲市 向井地区について ◆◆

尾鷲市は三重県の南部に位置し、美しく豊かな自然が魅力の街です。
漁業と林業で栄えてきましたが、向井(むかい)というエリアでは農業文化も大切に育まれてきました。
市内は海と山が近く、そのあいだに居住地区がありますが、向井は尾鷲のなかでもゆるやかな里山に恵まれた地域になっています。高台には美しい甘夏畑が広がり、そこから段々畑と家々がなだらかに海へと続いており、さまざまな場所から見渡せる素晴らしい景色と穏やかなコミュニティが魅力の場所です。また、地区内には、世界遺産「熊野古道」を紹介する「県立熊野古道センター」や尾鷲市の海洋深層水を使っためずらしい入浴施設「夢古道おわせ」、海が見える段々畑の絶景キャンプ場などがあり、観光でも楽しめるエリアになっています。

◆◆ 「ときわ漬け」、伝統野菜「虎の尾」 ◆◆

「ときわ漬け」は、1980年頃に農業が盛んなこの地区の野菜を使って特産品ができないか、と地元農家のおかあちゃん達が考案した大根のお漬物です。添加物などを一切使わず1本ずつ丹精を込めて作られたときわ漬けは、大根の瑞々しさを残しつつ旨みや甘みがぎゅっと凝縮されていてごはんとの相性が抜群!市内外ともに人気のお漬物です。
また、この向井地区には古くから作られてきた「虎の尾」という唐辛子があります。地元漁師が船に常備している薬味で、しっかりと辛いのに香り高くさわやかな味わいが特徴で、魚の臭みを消す効果もあります。そのまま薬味としてはもちろん、味わいを生かした柚子胡椒やカレーなどの加工品としても人気で、今も昔も尾鷲近郊で愛される向井地区の伝統野菜です。

◆◆ 協力隊募集の背景 ◆◆

このように向井地区では、「ときわ漬け」用の大根や「虎の尾」など、地域の特徴を生かした農業が盛んに行われてきましたが、現在では人口減少や農家の高齢化により栽培面積が年々減少しています。また、どちらも商品としての需要があるのに生産量を増やせない状況となっています。
そこで、市と向井地区では、おかあちゃん達が守ってきた向井地区の特産品や伝統野菜の継承とともに、衰退が進む過疎地域での持続的な活性化の仕組みや、新たな産業づくりに興味のある方を【地域おこし協力隊】として募集することといたしました。

向井の甘夏畑からの見晴らしは尾鷲の街と尾鷲港が一望

向井の甘夏畑からの見晴らしは尾鷲の街と尾鷲港が一望

段々畑と家々がなだらかに海へと続く向井地区

段々畑と家々がなだらかに海へと続く向井地区

特産品や農業を元気にする仕組みづくりを一緒に!

◆◆ 活動内容 ◆◆

向井地区のおかあちゃん達の漬け物生産グループ「向井ときわ会」や、伝統野菜「虎の尾」の栽培を続けている「農事生産塾むかいの里」に栽培や製造方法を教えてもらいながら、これらのグループと連携し、任期3年を通して下記のような活動を行っていただきたいと考えています。

◆◆ 任期中の活動イメージ ◆◆

<1年目> 栽培や製造方法の習得
 ・「ときわ漬け」用大根や「虎の尾」栽培農家での栽培を手伝いながら栽培方法を習得
 ・「ときわ漬け」の製造方法や技術の習得
 ・向井地区の農業者グループとのディスカッションを通した課題抽出と解決策の検討と共有

<2年目> 販路拡大、新たな産業づくり
 ・遊休農地での「ときわ漬け」用大根、「虎の尾」の栽培
 ・情報発信やプロモーション
 ・マルシェやインターネット販売などの新規販売活動(BtoC)
 ・企業や事業者への営業活動(BtoB)

<3年目> 持続可能な仕組みづくり
 ・持続可能な栽培体制の構築
 ・自身の地域定着に向けた活動

◆◆ 移住前、移住後をサポートします! ◆◆

移住にあたり、住居問題や知人がいないこと、任期終了後への不安もあるかと思います。
住居に関しては、就任決定後に現役協力隊が運営する空き家バンクでサポートすることもできますし、協力隊期間中の住宅費用は活動補助金から出すことも可能なので安心してお越しください。
また、移住後も市役所の協力隊担当(村林)や水産農林課(野田)、また現在10名を越える現役協力隊やOB、OGが相談にのりますので、ご自身の3年後のライフプランを描けるよう、協力隊の活動とともに充実した尾鷲生活を楽しんでいただけたらと考えています。

◎◎ 関連情報 ◎◎
おわせ暮らし 移住/多拠点居住ポータルサイト
https://www.city.owase.lg.jp/owase_kurashi/

現在は平均年齢70歳のメンバーで作られる「ときわ漬け」

現在は平均年齢70歳のメンバーで作られる「ときわ漬け」

形が虎のしっぽに似ていることからと名付けられた「虎の尾」

形が虎のしっぽに似ていることからと名付けられた「虎の尾」

**募集要項**

◆◆求める人材◆◆
◎地域住民とコミュニケーションが取れ、地域に溶け込むことができる方
◎伝統・製造方法・栽培方法を忠実に引き継ぐ意欲のある方
◎農作物の栽培に意欲のある方
◎伝統を守りながらイノベーションすることに意欲がある方

■応募条件
(1)都市地域から尾鷲市に移住し、住民票を尾鷲市に移動できる
※地域要件については、総務省の「地域おこし協力隊」の関連ページで確認してください。
https://www.soumu.go.jp/main_content/000717566.pdf
(2)心身ともに健康で誠実に職務を行うことができる
(3)活動内容に適性があれば性別、年齢は不問
(4)普通自動車免許を取得している(採用までに取得見込も含む)
(5)パソコンの一般的な知識を有し活用できる(ワード、エクセルなど)
(6)活動内容に対して興味、意欲がある

■雇用条件
(1)委  嘱
※協力隊業務に支障がない範囲で副業可。事前にご相談ください。
(2)委嘱期間 任用を受けた日から1年間(最長3年間)
※尾鷲市が地域おこし協力隊員としてふさわしくないと判断した場合等は、委嘱期間中であっても委嘱を取り消すことができる旨をご了承ください。
(3)活 動 地 尾鷲市 向井地区
(4)報  償 毎月最大233,000円(所得税が引かれます)
※昇給、賞与、退職手当、通勤手当、有給休暇などの制度はありません。
(5)活動時間 月150時間以上(平均:1日7.5時間 月20日程度)

■活動支援
(1)活動補助金(活動に必要な経費に限る) 年間最大2,000,000円
※活動に必要な経費を補助金交付申請書にて市に申請します。
※経費不可の判断は市のルールに基づいて行います。

■募集人数:1名

■受付等
(1)受付期間  令和6年6月1日~令和6年7月31日(必着)
※申し込み状況により受付期間中であっても受付を締め切る場合があります。
(2)提出書類
 1)履歴書(任意書式)
 2)志望動機理由書(任意書式)
※志望動機には、以下について記載してください。
・尾鷲市地域おこし協力隊への志望動機
・これまで培ってきた技術や経験または個性を、地域おこし協力隊としてどのように活かしていくか
(3)提出先 〒519-3696 三重県尾鷲市中央町10-43 
尾鷲市役所 水産農林課 農林振興係 地域おこし協力隊担当:野田

■選考
(1)第1次選考 書類選考
(2)第2次選考 面接
(3)全員に文書にて結果通知
※取得した個人情報は、採用選考のみ使用します。履歴書の返却はいたしません。また、不採用についてのお問い合わせについてはお答えできませんのでご了承ください。
※面接の日時・会場については、第1次選考結果通知時にお知らせします。
※2次選考結果は受験者全員に文書にて通知いたします。
※応募にかかる経費(書類申請費用及び面接時の交通費)は、応募者の自己負担となります。

■採用までの主な流れ
地域おこし協力隊体験キャンプ又は現地見学会(オンラインでも随時相談可能)
  ↓
応募
  ↓  
募集〆切
  ↓
書類選考・面接
  ↓
着任
※住民票の異動は着任日以降に行ってください。それ以前に住民票を異動させると応募対象者でなくなり、採用取り消しになる場合があります。
※選考プロセスは変更になる可能性があります。
※10月1日の着任を予定していますが、それ以外の場合は相談を受け付けています。

■備 考
少しでも興味や気になることがある方、応募したい方は、まずこのページの「興味ある」または「応募したい」ボタンを押してください。

美しい海や山とその恵み、温かな気候と人柄が尾鷲の魅力

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美味しい魚介の数々や甘夏、木工品も特産品です

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尾鷲市役所 水産農林課 農林振興係
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尾鷲市
尾鷲市政策調整課が紹介する尾鷲市ってこんなところ!

東京から半日。名古屋・大阪からは車で約3時間。紀伊半島の南東に位置する尾鷲市は、美しい海と山に囲まれた人口約16000人の漁港町です。
東海地方の中でも釣り好きが集まる釣りスポットが多く、休みの日には親子で堤防沿いから釣りを楽しむ姿も多く見られます。また海の遊びでは、夏は美しいビーチで海水浴、穏やかな湾内では通年シーカヤックなども楽しめます。
山では熊野古道歩きはもちろん、写真のような紺碧の海沿いを歩くトレッキング、尾鷲湾を一望できる甘夏畑のなかのキャンプ場なども充実してきました。
漁港町らしいのどかで朗らかな人々と、豊かな自然が魅力の尾鷲市、この街のこれからを知りたい、関わりたい、つくりたい方のご来訪を心よりお待ちしています。

尾鷲市政策調整課
尾鷲市役所政策調整課(移住担当)

尾鷲市(おわせ)は三重県の南部に位置する人口16,500人ほどのまちです。
尾鷲市政策調整課は、移住の経験がまったくない役場職員では、移住する方の視点に立った本当の移住サポートができないと考え、地域おこし協力隊や移住者が設立したNPO団体とタッグを組んで、良いところも、悪いところも、実際の移住経験に基づいたサポートを目指しています。

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