はじめまして、盛谷と申します。大阪堀江の萬福寺で「寺ピアPORTO」を運営しています。
普段は臨床心理士/公認心理師として、いろいろな場所で人のこころを支援する仕事をしています。
私は元々、離島出身なんです。都会に比べると人口も少ないし、便利な施設や流行りの物など、決して多くはありません。ですが、緑溢れる雄大な自然と心地いい波の音、すべてを包み込む海が目と鼻の先にあります。
そして何よりなんの関係もない若者やおじい、おばあが、困っている人に気軽に声をかけてくれる温かみがあります。
そんな場所から単身大阪に移り住んでみると物や人がたくさんでなんでも揃う。とても便利で過ごしやすいですが、どこか物足りない寂しさがある、そう考えながら早１０年以上、なにかできたらいいなと思っている矢先に、いろいろな縁が重なり、PORTOをはじめようかと声がかかりました。

私たちは、2024年5月から、大阪堀江の萬福寺さんと一緒に、月に一度「寺ピアPORTO」という場を開催しています。

萬福寺がある堀江のまちは、大阪道頓堀から歩いて１０分ほど 。
近年タワーマンションの建設が進み、急速に住む人が増えた街です。
住宅、洋服屋、飲食店が混在し活気に溢れています。
おしゃれに敏感な若者、買い物客、観光客、元々の地元の方とが、ごちゃまぜにいる街です。
ごちゃまぜな分、実に様々な悩みや困りごとが、潜在しているのではないかと思っています。

「寺ピアPORTO」とは、萬福寺の一角にある寺カフェ茶庭で、月に1度普段の暮らしの中での悩み、ココロのお悩みなどをお茶を飲んでホッとしながら話す会です。
無理に話さなくてもいいですし、聞くだけ、居るだけでもOKです。
参加される方がお好きなスタンスで参加できる、なるべく自由な形式で運営しています。

※「寺ピア」は、スペイン語でセラピーという意味
※「PORTO」とは、オランダ語で港という意味。

自分では悩んでいると自覚していないちょっとしたお困りごとから、自分だけでは抱えきれない悩みまで。
話していく中で、新たな港に出発できるように、悩みを少しでも手放し、気持ちが軽くなれるような場にしていきたい。
そんな想いで、名付けました。

萬福寺は大阪の都会の真ん中にありながら、境内に入るとお庭に緑があり、鳥のさえずりが聞こえたりと、ホッとできる空間が広がります。
法要だけでなく、寺子屋や寺カフェなどで、普段から様々な方が行き交っているので、ふらっと入りやすい。
そんなお寺だからこそ、普段の悩みをそっと手放せる場をつくれるのではないかと思っています。
今、お寺や寺カフェの方、また他の地域のなにかしたいという思いを持った方々と、協力しながら、手探りで場作りを進めています。

今回、寺ピアPORTOのロゴを作ってくれたのは、仏像ファッションブランド「BOSATSU BRAND」の代表夏野子さん。
※ https://bosatsubrand.thebase.in/

※浮き輪と海のイメージの説明。来てもらいやすいように工夫したことなど。

実は谷さん、寺カフェ茶庭の元スタッフで、お寺で働いたことがきっかけで、「BOSATSU BLAND」を立ち上げました
「もともと大学時代にお寺や仏像、仏教に興味を持ってご縁をいただいて茶庭で働き始めました。 働きながら萬福寺さんの地域への取り組みや、集まる年齢も個性もバラバラな方々に出会って、 狭い空間の中から抜け出せない閉塞感から解放してもらえました。 "人間も自然の一部なんだ"とふと萬福寺さんからの帰り道に体感して心が柔らかくなった瞬間を今でも思い出します。 そしたら気がついたら仏像ファッションブランドを立ち上げていました。あっという間でした今悩んでいらっしゃる方に、気軽にPORTOにぜひ参加してみてほしいです。」と語る。

今回、寺ピアPORTOに参加してみたい方を、募集しています。
また、一緒に寺ピラPORTOという場をつくることに興味がある方も、歓迎です。
「寺ピアPORTO」を通じ、地域の新たなコミニュティーを模索して行けたらと思っています。

今後も、「寺ピアPORTO」は定期開催しています。
「寺ピアPORTO」 で一度お話しませんか？
まちのお寺で暮らしのお悩み、そっと手放してみませんか？

【場所】
▶︎大阪堀江 萬福寺（大阪市西区南堀江1-14-14）

【日時】
▶︎月に１回（予定）
　具体的な日時は追加レポート、萬福寺のインスタで随時お知らせします。

【参加費】
▶︎1,000円(お茶代、運営代として)

【申込み方法】
▶︎萬福寺まで。お電話、メール、インスタのDMでご連絡ください。