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- 大学生の皆さん、石川県にお越しになりませんか。
元旦の能登半島地震の復興支援のために、全国から多くの方々にお越しいただき、まことにありがとうございます。今後もボランティアや復興支援の活動が必要ですので、引き続きのご支援をお願いします。
一方で、復興促進や地域再生のためには、激しく被災した奥能登はもとより、県内全域での新たな取り組みが必要です。産業振興や地域再生のためには、県外の多くの方々にも協力いただくことが不可欠だと考えられます。
まずは、現地にお越しいただき、地域人の話をうかがっていただく中から、どのような関りが可能かを考えていただければと思います。石川県が当面している現状(人口減少、空き家の増加、農林水産業の担い手不足、伝統産業や商店街の衰退等)は、全国で進行している状況と重なる部分も多いはず。地震などの自然災害は頻発しています。石川県でいろいろな人と交流することを通じて、多くの学びと新たな知を創出する契機にしていただければと考えております。
地域課題へのアプローチ
それぞれの地域では、当面する課題に取り組んでおりますが、うまく機能していない、有効な対策が実施できていないことも多々あります。そのような地域に対して、外部の視点、異なる視点からのご意見は大切です。遠慮なく提案をいただければと考えております。
例えば、以下のようなテーマが想定されます。
1)温泉地の持続可能性の比較研究
石川県には加賀温泉郷(山中、山代、片山津、粟津)をはじめ、辰口温泉、湯涌温泉、和倉温泉など、多くの温泉があり、多様な温泉旅館や温泉街があります。各温泉地の歴史も踏まえ、今後の在り方を比較研究していただければと思います。
2)重伝建地区の保全と活用の在り方について
加賀市の橋立、東谷、白山市の白峰、金沢市の東山、卯辰山麓、主計町、寺町台、輪島市の黒島が重要伝統的建造物群保全地区に指定されています。そのエリアの景観保全は継続的に進められていますが、活用に課題があります。
3)里山エリアの持続可能性の追求
多くの自治体において里山エリアは人口減少や空き家の増加などの課題を抱えています。加賀市や小松市、能美市、白山市などでは、里山エリアで特徴的な活動が行われている地区もありますが、人口減少が進み、空き家も増えています。
4)商店街の今後について
人口減少や郊外型のショッピングモールの増加に伴い、既存の商店街の集客力は弱体化しています。今後の在り方について一緒に考えていただけませんか。例えば、加賀市大聖寺においては商店街の組合は消滅、小松のアーケード商店街も空き店舗が目立っています。
5)伝統文化の伝承の在り方について
少子化や人口減少に伴い、長年受け継がれてきた祭りや民俗文化財の伝承が難しくなっています。すでに消滅したこともあれば、形式だけになっている祭りなどもあります。消滅してしまう前に、いかに伝承していけるかを考えたいところです。
滞在は、ぶなの森が運営する地域体験の家を無料で利用いただけます。
加賀市加賀東谷伝統的建造物群保存地区の大土集落
小松市のアーケード商店街のお店
全国の大学生
地域振興に興味ある学生さん
観光に興味ある学生さん
まちなみや景観に興味ある学生さん
農業や林業に興味ある学生さん
地域商業に興味ある学生さん
伝統文化や民俗文化財に興味ある学生さん
能美の里山でのイベント
山中温泉のゆげ街道
加賀市の大土地区では【9/28土-29日】週末ワークキャンプ参加者募集中!
https://www.nice1.gr.jp/topics_detail30/id=24851
まるで映画の世界!住民ひとりの伝統建築保全地区で、稲の脱穀!夏の暑さに負けずにすくすく育った稲を、伝統的な方法でお米にしていきます!
2024年9月28日(土)~9月29日(日)
●参加費
3,500円/人(食費・宿泊費・保険・運営費)
*別途温泉代必要(500円程度)
●募集人数
10人程度
複数の学生さんとオンラインで面談
夏休みや9月以降にお越しいただくような話になっております。無料で滞在いただける地域体験の家などにお泊りいただきながら、興味関心あるところにご案内させていただく予定です。
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貴重な民俗文化財や多様な自然、食文化が連綿と受け継がれてきた能登半島。海を介して多くの人が行き来し、文物も広域で流通させてきています。珠洲焼や輪島塗などはその典型です。貴重な民俗文化財である「あえのこと」や「アマメハギ」はユネスコの無形文化遺産に認定され、青柏祭の曳山行事、お熊甲と称される枠旗行事、揚げ浜式製塩等は国指定重要無形民俗文化財になっています。
兼六園や21世紀美術館、茶屋街、武家屋敷など多くの観光ポイントを有する金沢は北陸新幹線金沢開業後、飛躍的に観光客が増えています。
南加賀エリアは、建設機械や製造機械、チェーンなどのバイクや自動車部品製造など特徴のある製造業が盛んで、さらに加賀温泉郷や辰口温泉など多くの温泉地を抱えており、関西、関東、中京エリアからの観光客も多い。2024年には北陸新幹線が敦賀まで延伸し、新たな魅力創出が期待されています。
大学時代も含め8年間東京で暮らし、石川県に戻り、数十年。リクルートでの人材採用のお手伝いを3年、フードピア金沢の事務局を2年。その後、フードピア金沢を企画推進していた企画制作会社に25年。2010年に、一緒に働いていた5名で(株)ぶなの森を設立。2013年に、能登定住・交流機構を能登の有志に参加いただき、民間で設立。移住促進と能登ゼミサポートを担う。その後、能登町定住促進協議会、加賀市定住促進協議会、加賀白山定住機構、宝達志水町定住促進協議会、能美市移住定住促進協議会の設立に関わり、事務局を手伝う。一方で、2008年より「能登人と過ごす能登時間」を編集し、Webでも発信を続ける。能登のブナ林でのエコツアーも催行。ヘルスツーリズムの推進もサポート。石川県内の専業農家を紹介する「味人めぐり」(1998年刊)の制作、石川の森づくり推進協会の設立から10年事務局を手伝っていたので、農業や森林林業に詳しくなりました。
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