発酵のまちで 〜私が木之本・京都暮らしを続ける理由〜 <先輩移住者にインタビュー⑤>

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2024/12/12

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2024/09/25

今住んでいるところはそのままに、別の地域にも拠点や別荘のような場所があれば……。 2拠点居住は、移住相談のなかでも多い希望です。 京都と長浜を行き来しながら暮らす女性に、そのスタイルを伺いました。

★★松浦すみれさん★★ 京都出身。ルポ&イラストレーター。長浜市木之本町と京都市を拠点とし、行き来しながら暮らす。 「日本酒ガール」として地酒の魅力を自ら発信し、関連著作や新聞紙上でエッセイを連載。神仏画などの創作活動も。

発酵のまち・木之本へ

【松浦】木之本で暮らし始めたのは2017年、夫がここで仕事に就いたのがきっかけでした。北国街道の宿場町である木之本は、街道沿いに酒蔵や醤油蔵が立ち並ぶほか、お漬物やお味噌などを自家製で仕込む家庭もまだまだある、発酵文化が息づくまち。私も日本酒に関わっていることもあり、その風土には興味をもっていました。 けれど、地元の方と関わることはほとんどしなかったんです。人見知りで内向的な性格ゆえなためで……ご近所づきあいも夫任せ、私は家にこもって仕事や創作といった感じでした。

◯日本酒ガールとして 京都出身で、元々、お酒の神様としてあがめられている松尾大社で巫女をしていた経験から日本酒の歴史や文化への造詣を深め、2015年に『日本酒ガールの関西ほろ酔い蔵さんぽ』(コトコト刊)を出版。 “日本酒ガール”として、講演やイベント企画、カルチャー教室の講師などの依頼を受けるようになりました。講師としての仕事や取材などもあり、移住当初から京都とを行き来するライフスタイルです。そんな2拠点生活もあって、木之本との関わりが浅いままだったというのもあります。

作品制作に取り組む Ⓒ久保田狐庵

作品制作に取り組む Ⓒ久保田狐庵

滋賀県内の酒蔵でコンセプトから企画制作をしたラベル
滋賀県内の酒蔵でコンセプトから企画制作をしたラベル

関わりが変わっていった

【松浦】そんな生活が2〜3年続いたでしょうか。木之本との関わりが変わるきっかけは偶然にも「発酵」でした。木之本に根付いた豊かな発酵文化を発信して街をもりあげようという方々のミーティングに呼んでもらい、その立ち上げイベントからチームに加わることになったのです。それ以来、地元の方々から取材やイラストなどの制作を頼まれるようになりました。 そのなかでとりまとめをしていた地元の女性がいろいろ気にかけてくださって。保存食や伝統食にも詳しいからお漬物やお味噌づくりの輪に入れていただくなど、なにかと声をかけてくださり、すっと溶け込んでいけました。

◯支え合って「サバイブ」する そして何より大きな存在となったのが、私含め長浜へ移住した女性8人で結成した「イカハッチンプロダクション」です。職業も、ライフスタイルもまったく違う8人が、それぞれの得意分野を生かしつつ、この地からメディア発信していこうと雑誌『サバイブユートピア』を創刊(2022年 )、今年からはwebメディアで発信を続けています。 メンバーとは常日頃一緒にいるわけではないんですが、困っているときには助け合え、支えあえる、同士のような存在。 実は、夫とはお互いのライフスタイルを重んじて関係を解消したため、木之本にいる必要性はないといえばなくなったんです。けれど、私は引き続きここで暮らすことを選びました。ここで出会った人たちとこれからも一緒に活動したい、暮らしをともに楽しみたいという思いが芽生えたからこそできた決断でした。

木之本含め滋賀には30を超える酒蔵があって、蔵元さん同士とても仲が良く、助け合って日本酒を盛り上げておられます。また私のような立場にもとてもフレンドリーで気さくに接してくださる方ばかりで。そういうのも滋賀の地だから育まれてきた良さじゃないかなと思います。 そういえばイカハッチンプロダクションの結成のきっかけも、木之本の山路酒造さんでの奈良漬けづくりが始まりなんですよ。

◯京都との距離をポジティブに 京都から木之本までは新快速でおよそ1時間半。電車の本数も決して多くないし、遅延はもちろん、天候しだいで運休だってあります。最初は翻弄されていたんですが、最近では時間がかかるのならその時間のなかで本を読んだり原稿を書いたりできる、運休しちゃったら潔くあきらめて家にこもって創作に没頭するようにしたら、気にならなくなりました。だから雪でダイヤが乱れる冬場は仕事がはかどりますね(笑)

松浦すみれさんサイト https://kyotosumire.jimdofree.com/

イカハッチンプロダクション https://survive-utopia.com/ 

木之本で行われた発酵イベントで司会を担当(左)
木之本で行われた発酵イベントで司会を担当(左)
イカハッチンプロダクションメンバーの集合写真は毎回テーマを決めてコスプレ仕様に(左から2人目) Ⓒasaichiho
イカハッチンプロダクションメンバーの集合写真は毎回テーマを決めてコスプレ仕様に(左から2人目) Ⓒasaichiho

長浜市移住定住促進協議会

このプロジェクトの地域

滋賀県

長浜市

人口 11.02万人

長浜市

いざない湖北 が紹介する長浜市ってこんなところ!

滋賀県内で有数の観光地である長浜。 羽柴秀吉が初めての城持ち大名となって開いた城下町で、戦国の三英傑が駆け抜けた足跡が数多く残る戦国ロマンあふれるまちです。 歴史だけでなくユネスコ無形文化遺産である長浜曳山祭りや黒壁スクエアなど市民が中心となって作り上げた新旧の文化が交差しています。 古くから交通の要衝であり、総合病院もあり、暮らしに不便を感じることはほとんどありません。 次の文化をつくるために、リモートワークや起業、副業・兼業も促進しています。 そんな長浜市の空き家情報はこちらで公開中。 https://www.nagahama-capital.net/ もしお好みの物件が見つからなかった場合はこちらもご覧ください。 高島市 https://move-takashima.jp/sumai 米原市 https://koisuru-akiya.com/akiyabank/ 彦根市 https://www.hikone-akiya.com/

このプロジェクトの作成者

プロフィール画像

びわ湖の東北部に位置する滋賀県長浜市です。 羽柴秀吉が初めての城持ち大名となって開いた城下町です。 豊かな歴史と自然に恵まれながら、新しい文化もはぐくむ長浜で、やりたかったことにチャレンジしてみませんか? 移住だけでなく、リモートワークや起業、副業・兼業と新しい働き方も支援します。

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