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世界遺産が織りなす島時間で暮らす。屋久島のホテルではたらくという選択
「屋久杉」で知られる世界自然遺産登録地、屋久島。
私たちは、豊かな自然と人が共存する神秘的なこの島で、14年間地域の人々との繋がりを紡いできました。ホテルという場を通じ、島の人々の暮らしと観光の架け橋となれるよう、ホスピタリティを心がけてきました。
屋久島は「観光」のイメージが強いかもしれませんが、私たちのホテルで働くと、島のまた違ったおもしろさ、奥深さが見えてきます。そんな島のホテルで「働き、暮らす」ことを選択した私たちの仲間たちのことを知って欲しいと思い、今回プロジェクトを立ち上げました。
朝は山の新鮮な空気を吸い、海で美しい夕焼けを眺め、雨の日はしっとりした緑に癒される。早朝に海でサーフィンを楽しんだり、家族ファーストの休日を過ごしつつほどよく働く。そんなふうに、それぞれが自分に合う形で屋久島ライフを楽しみながら仕事をしています。
あなたも自身のライフスタイルを尊重しながら、屋久島で新たな生活を始めませんか?
きっかけは「島への探究心」。多様なキャリアを生かした新たな挑戦
私たちは世界遺産・屋久島への貢献、屋久島との共生・調和を経営理念とし、屋久島でオーベルジュ型リゾートホテル「サンカラホテル&スパ屋久島」、2024年にリブランドオープンした「samana hotel yakushima」の2つのホテルを運営しています。
▼「samana hotel yakushima」についてはこちらの記事をご参照ください
https://smout.jp/plans/14792
「サンカラホテル&スパ屋久島」では、ハイレベルなホスピタリティーあふれるバトラーたちが、お客さまをお迎えし、島全体をフィールドに各々のご希望に沿ったオンリーワンのプランを提案。屋久島で圧倒的な滞在と食体験をしてもらうことを心がけています。
そのためにまず必要なのは、屋久島のことを知り尽くし、島のプロフェッショナルになること。
▼「バトラー」についてはこちらの記事をご参照ください
https://smout.jp/plans/13835
そんな私たちのホテルでは、都市部から島に移住してきた人が多く働いています。
共通するのは、みな「屋久島のことを知りたい」という探究心をもってやってきたこと。そして、私たちは経験より何より、まずその屋久島への探究心を大事にしています。
「世界遺産の島ってどういうところなのだろう? なかなかきっかけがないといけないだろうしおもしろそうだなと思い、屋久島に興味を持ったんです」と語るのは、2024年からサンカラホテルで施設管理をしている塚田さん。
関東で10数年間、宮大工として働いていた塚田さんは、SMOUTで私たちのプロジェクトを見たことがきっかけで屋久島へ移住。「移住を検討し始めた1年前は、屋久島に住むなんて想像もしていなかった」といいます。
広大な施設の修理補修のほか、南国の植物や果樹の群生が生茂る庭園の手入れをしたりと、今の業務は多岐に渡ります。
「宮大工とは全く違う業務もあるけれど、地元のプロの事業者の方から自分に足りないスキルや島のこと・植物のことを教えてもらいながら新たなシゴトに挑戦できてありがたいですね(塚田さん)」
宮大工から屋久島のホテルへ。全く違うキャリアを選択した塚田さんですが、島に来て仕事だけでなくライフスタイルも大きく変化したといいます。
新たに始まった自分らしいライフスタイル
ホテルの仕事は忙しいイメージがつきものですが、サンカラホテルのスタッフは、プライベートと仕事をバランス良く楽しむ人ばかり。
関東にいる時はとにかく多忙で、コンビニ食が多く、休日も家で過ごすことが多かったという塚田さんもその一人です。
「島にはコンビニがないので、自炊もするようになり、ありがたいことに健康的になりました。自然が目の前にある。海も山もあるというのはやっぱりいいですね。
移住当初は屋久島に知り合いがいなかったのですが、スタッフも元気で良い人ばかりなので、『今度どっか行きましょうよ!』と、よく誘ってくれます。休みの日は海で泳いだり山にハイキングに行ったり、一人でのんびりしたり。
屋久島にはスーパーもドラッグストアもあるので生活にも困らず、唯一困ることといえば飲食店に行った後で運転をしないといけないから誰かが飲めないことくらいですかね(塚田さん)」
休みごとにサーフィンなどのマリンスポーツや釣り、トレッキングを楽しめるのは、屋久島の醍醐味です。
塚田さんのように、これまで経験を存分に生かしながら屋久島に来て新たな分野でも活躍してくれること、そして健康的な生活を島で始めてくれることは、私たちもとても嬉しいです。
せっかく屋久島で暮らすのなら、自分らしさを存分に活かしたライフスタイルを追求してもらいたいと思っています。
私たちも、それぞれのライフステージに合わせた働き方/暮らし方ができる環境を作り上げていきたいと思っています。
「サンカラホテル&スパ屋久島」「samana hotel yakushima」では、あなたの得意を活かしたオリジナルの仕事を作り出すこともできるので、屋久島での暮らしに興味がある方は、まずは一度お話をしてみませんか。
シゴトも休みも。充実した生活を送れます。
登山だけじゃない屋久島
「島で暮らし・働く」に興味がある方は、まずはお話ししませんか?
「sankara hotel Yakushima」「samana hotel Yakushima」を盛り上げてくれる方を、共に募集しています。
ご希望や条件によって、働く場所も相談ください。
▼今募集している職種
調理人
レストランサービス
レセプション・フロント
バーテンダー
ナイトスタッフ
清掃スタッフ
ヨガインストラクター
セラピスト
ネイチャーガイド
ホテルの業務は多岐にわたり、一日中何かしらの仕事がある職場です。
「朝にサーフィンを昼は海でゆっくりして、夜勤で働く」
「ヨガインストラクターをやりながらサービススタッフとして働く」など、ホテルや島という土壌と、自分のやりたい!を掛け合わせた働き方も可能です。
「1、2年ほど働きたい」「繁忙期のみ働きたい」など、ライフスタイルに合わせた働き方のご相談も。
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どこにいてもインターネットで世界とつながることができ、オンラインショップも発達した今の時代だからこそ、都市を離れて屋久島で働き暮らすという選択肢が、現実的なものになってくるのではないでしょうか。
寮完備で引っ越しの手間も最小限。まずは1年でも、島暮らしを体験したいあなたを待っています!
リバーカヤック
カヤックスポットとして有名な安房川は、ホテルから車で20分ほどの距離にあります。
安房川の河口付近から少しさかのぼると、森に囲まれた美しい渓谷へ行き当たり、
沿岸の照葉樹の緑と、透き通るエメラルドグリーンの水流が広がります。
水面から屋久島を見上げれば、「水の島・屋久島」の新たな一面を発見することができるでしょう。
ガイドさんによっては、人の少ない秘境でカヤックツアーを実施されていることもあります。
屋久島は、屋久杉だけでなくアクティビティが豊富で、休日も飽きることがありません!
ヤクシマザル
屋久島のヤクシマザルは、ニホンザルの亜種で屋久島にだけ生息しいます。
西部林道にはヤクザルの群れがきままに過ごしています。
新八野窯で、屋久島らしい陶器づくり
新八野窯では、
海に打ち上げられた珊瑚を焼いて石灰質になったものを
釉薬に使用した、 鮮やかなブルーやグリーンの
屋久島らしい陶器を作ることもできます。
手で直接形を作り上げていく「手びねり体験」や
円形の台を回転させて成形する「ろくろ体験」など、
自分好みの形に仕上げるために手元に没頭していると
思わず時間を忘れて熱中してしまいます。
芸術の秋にぴったりです。
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最後に、私たちが愛する屋久島のこと、さらにこの自然を守るための取り組みについてお伝えしたいと思います。
屋久島は鹿児島県の南西に位置する離島で、約20%の地域がユネスコ世界自然遺産に登録されています。標高1000mを超える山々が45座並ぶことから「洋上のアルプス」とも呼ばれ、縄文杉を見るトレッキングツアーをはじめ、SUPや海釣りといった大自然を体感できるアクティビティが世界中の人々を魅了しています。
海、山、川、滝、温泉、全て楽しめる屋久島。近年は観光客の増加もあり、自然の保護が大きな課題となっています。わたしたちは「豊かな自然あっての屋久島」という一貫した哲学のもと、リゾートとして自然の保護活動に取り組んでいます。
エコ活動やサステナビリティ経営に加え、自然保護活動に対する寄付や地産地消などを約束する「for the Yakushima」宣言を推進。環境保全のためにホテル創業時に立ち上げた「サンカラ基金」では、海亀の保護や山道整備、ツマベニチョウの食草となる魚木(ぎょぼく)の増殖プロジェクトなど、環境保護・整備のための幅広い活動を行っています。
屋久島観光協会理事。屋久島の雄大な自然に魅せられ、「サンカラホテル&スパ屋久島」の開業に携わる。総支配人を務め、2014年には同ホテルをトリップアドバイザーのラグジュアリーホテル部門と小規模ホテル部門日本1位に導く。 2024年4月には、samana hotel yakushimaをリブランドオープン。
現在はホテル以外の事業統括をしながら、屋久島観光協会理事を務める。観光を通して屋久島の自然を守りながら、この島で暮らす・働く人を増やすために奮闘。