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- アパートから始めた日野暮らし!古民家に住むまでにやってよかったこと5選
いつかできたらいいな、老後かなぁくらいに思っていた古民家暮らしを、日野町に住み始めて6年目に始めることができました。
今の家に出会うまでに、非常に個人的ですが、やってよかったことを5つ!ご紹介します。
【やってよかったこと1】地域おこし協力隊
2016年、私は地域おこし協力隊として日野町にやってきました。食品関係の会社に勤務していて転職先を探しており、都市部ではなく素材の産地に近いところで…と探していた流れで、「食文化を通じた情報発信」という日野町の地域おこし協力隊の募集を見つけてこれだ!と移住しました。
大阪からもそれほど遠くなく、移住というよりも引越しするだけ、という軽い気持ちで日野へ来たことと、地域おこし協力隊としての活動も忙しくなりそうだったので、古民家も勧めてもらいましたがまだ独身だったこともあり、まずはアパート暮らしからスタートしました。
【やってよかったこと2】地域のコミュニティに入った
地域おこし協力隊の活動の一環でしたが、「日野の伝統料理を継承する会」という地域のご婦人方の会に入りました。18名ほどの会員さんがおられ、日々活動を通じて顔を合わせるので、家探しに関する情報を聞いて「今〇〇さんのところが空き家になったよ!」と教えていただけたので、大変ありがたかったです。
最終的に決まった家も、会員の方から「町内に空き家ができたよ」と教えていただいて、持ち主の方とつないでもらった家でした。
古民家で暮らす…とは?
【やってよかったこと3】空き家バンク、不動産情報を見て見学に行った
日野に住んで2つ目の家が、賃貸だったのですが雨漏りしはじめて、更新をどうしようかなと悩みはじめて、最初は何をどうしたら良いのかわからず日々空き家バンクや不動産情報を眺めていました。
その中から、数件不動産に問い合わせて見学させてもらったのですが「古民家」を選ぶための基準はどのようなものがあるのか?ということがよくわかりました。
・持ち物がどのくらい残されているか
・修繕が必要な度合いにどれくらい差があるのか
・荷物の運び込みのしやすさ、車の停めやすさはどうか
・夫婦+大型犬一匹で暮らすのに生活の導線はどうか
・町内の状況はどうか
…などなど。
ぼやっとしていた「古民家を買って暮らす」ということに対しての解像度がずいぶんあがりました。残念ながらこのタイミングでは家には出会えませんでしたが、いきなり紹介を受けるのではなく色々と見て決めたというのはすごく良かったと思っています。
兵庫、大阪に暮らしていた時の賃貸住宅を選ぶ基準、住みごごちの基準がまったく違ったのでイメージを膨らませることができました。
【やってよかったこと4】自分たちでDIY
ご紹介いただいた家は、すごく綺麗に住んでおられた家で、水回りの修繕は不要でした。
江戸時代からの四つ間があり、その部分の根太(床下の骨組み)を、大工の父に手伝ってもらい入れ替えて、二間分をフローリングにしてもらいました。
あとは父に土間の倉庫のような部分をキッチンとつなげて広げて床を貼り替えてもらったこと
給湯器や配電盤の入れ替えを業者さんに依頼したこと以外は、住みながらコツコツと必要な部分を自分たちで好きなように変えていっている最中です。
壁紙を貼ったり壁を塗ったり、家が木造で可変的なので生活に合わせて変えていけることは古民家のメリットだなぁと感じています。
内見させていただいたとき
同じ部屋の根太を入れ替えました
いきなり家探しからではなく、地域から始める移住もある
【やってよかったこと5】まずは住んでみたこと
総合的に、今の家に巡り合うまでに先に日野町に住んでいたことでさまざまな情報収集や土地を知ることが先にできたこと、地域や仕事に馴染むことと家のことを同時進行しなかったことで心のゆとりができたと感じています。
たいていの移住は、先に家を決めてというイメージがあると思いますが、こんなパターンもありかなぁと思います!
最終的に、出会った家は高齢の女性がお一人でお住まいだったお家を町外に嫁がれた娘さんから直接譲っていただく形になり、不動産屋さんは通さず司法書士さんだけに依頼して購入をしました。
譲り受けたあとに町内の方から聞いた話ですが、この家は江戸時代ごろにはすでに四つ間の部分はあり、前の前の持ち主さんは八百屋さんをされていたそうです。
色々な方が住み継いできた家ということで自分たちにもぴったりだったなと感じました。
日野町は実は工業団地もあり古い町並みも残りながらもアパートもたくさんあります。気になっている方はぜひ先に暮らしてみる選択肢も取り入れてみてください!
床下の白あり防除も自分たちで散布しました
昭和感があってお気に入りの窓格子。いつか塗り直ししたいです…
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日野町は、昔ながらの文化や伝統、かつて近江日野商人が活躍した町並みや、曳山、食文化が多く残されていて、町の方がそれを継いでいこうとする気風のある町です。
その一方で移住者も多く暮らし、地域の力として活躍されている方がたくさんおられます。
町のシンボル綿向山の麓に広がる豊かな自然もあり、おいしいお米や近江日野牛、蔵尾ポーク、近江鶏、原産である日野菜をはじめとする野菜など、食材も豊富です。
郷土料理の一つに海がない地域にも関わらず「鯛そうめん」というおもてなし料理があります。そうした独自の文化が小さい範囲で受け継がれている町です。
歩いていると「こんにちは」と挨拶をしあうのも日常の風景です。
暮らすとわかる日野町の良さ。ぜひ、一度遊びに来て町の暮らしをのぞいてみてください!
地域資源を活かしたまちづくりのサポート。(https://ourselfood.jp/)
代表理事の藤田ゆりは日野町地域おこし協力隊OG。日野の伝統料理を継承する会(https://hinoryori.net/)。
(一社)しがごとまるごと協力隊ネットワーク(https://shigagoto.jp/)。
日野まちつなぐ研究所。(https://www.instagram.com/hino.lab?igsh=cTV5N215ZjNuZGhx)
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