自然豊かな湖西での暮らし〜移住者が語る子育てと地域への想い〜
公開日:2024/12/03 02:20
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2024/12/10京都府向日市から大津市湖西地域に移住されたディーガン美佐子さん(以下|ディーガンさん)にSMOUTライター三輪がお話をお聞きしました。イギリス人の夫との暮らしを経て、自然豊かな湖西での子育てを選んだディーガンさん。現在は通訳ガイドとして活動しながら、地域の魅力を海外に発信する活動をされています。今回は、移住のきっかけや、湖西での子育て、そして地域への想いについてお話を伺いました。
湖西に移住された経緯
三輪|ディーガンさんが湖西に移住した経緯を教えてください。
ディーガンさん|湖西に来る前は、京都府向日市に住んでいました。大阪にもすぐに行ける場所なのですごく便利が良かったことを覚えています。ただ夫がイギリス人なので、イギリスで暮らそうという話になっていました。ですが、当時のイギリスは地価が3.4倍に上がっている時期で、一旦見送ることになりました。 その後、休日に子供を連れて草津市の矢橋帰帆島公園に行きました。その時、大きな琵琶湖や山などの自然の美しさに感動して、子供を育てる環境にぴったりだなと思いました。それが滋賀県の魅力に気づいたきっかけですね。 イギリス以外の場所だったらどこに住居を置くかずっと考えていたこともあり、滋賀県が移住先の候補地になりました。そこから、滋賀県内を見て回って、一番しっくりきた場所が湖西でした。山と琵琶湖の距離が近くて、ここで子育てをしたいなと思いました。都会だと、子供の興味関心に制限をかけなければいけないことが多い気がして。私自身も子供の頃は、自然が豊かな場所で暮らしていたので、子供を自然の中で自由に遊ばせてあげたかったですね。
三輪|湖西の自然環境で特に魅力的だと感じた点はありますか?
ディーガンさん|植林されたスギやヒノキは常緑樹なので、特に山の景色は変わりませんが、湖西は落葉樹が多いので秋になると紅葉があります。あと、琵琶湖沿いに高い建物がないので、琵琶湖と空が180度広がっています。この2つが自分自身にとって大きなポイントでしたね。今の土地を見つけた時に「ここだ!」っていう直感がありました。
湖西での子育て
三輪|湖西での子育てで印象に残っているエピソードを教えてください。
ディーガンさん|私が移住した当時、ちょうど旧志賀町が大津市に合併する時でした。 自然に触れることを大切にしていた幼稚園で、子供たちが大根を作って、その大根を煮て食べたり、餅つきをしたり、合鴨の子供を育てたり、家ではできない体験をたくさんさせてくれる幼稚園でした。 その幼稚園の送迎のバスがなくなる話が出て。ですが、車で送迎できないルールがあったので、歩いて行くことが難しい家庭はどうやって幼稚園に通園したら良いのかという問題が浮上しました。 その時に、市議会議員さんやPTAの方々、園長先生などと意見交換などをして、要望書を書こうという話になりました。色々議論を行って要望書を書いたことで、結果的に送迎バスは継続されることになりました。 その時に、社会に対して住民が行動を起こすことで、影響を与えることができるということに気がつきました。 そこから地道に自分のできることをやるということに可能性を感じましたね。それが通訳ガイドのやりがいにも繋がっています。
ツアーガイドというお仕事と今後挑戦したいこと
三輪|ツアーガイドを始められたきっかけを教えてください。
ディーガンさん|私は20代の頃、色々な国に旅に行っていて、その時に気がついたことが、自分が日本のことをあまり知らなかったという点です。そこで、日本や自分の住んでいる地域を知って、人に伝えたいなと思うようになりました。旧志賀町にもたくさん素敵な文化や自然環境が残っていますが、地元住民の方々にとっては特別なものではなくて。そのようなものが人口減少をきっかけに無くなってしまうことは、とても悲しいことだなと思いました。なので、私ができることとして、地域のことを知り、学んだ魅力を海外の方に伝えることで、地元住民の方々に誇りを持ってもらえたらなという想いがあります。
三輪|最後にディーガンさんが湖西地域で挑戦したいことを教えてください。
ディーガンさん|そうですね。社会の動きは自分1人では変えることはできませんが、自分目線でやれることを地道にやっていくしかないなと思っています。 気候変動や食料問題など多くの課題がありますが、環境と調和できるような暮らしを未来に継承する一助になれればなと思います。
取材:SMOUTライター三輪 、文責:大津市企画調整課
このプロジェクトの地域
大津市
人口 34.51万人
大津市企画調整課が紹介する大津市ってこんなところ!
大津市は、比良・比叡の山並みとびわ湖に代表される自然と、様々な歴史の舞台となった豊かな文化財を有する歴史と文化に彩られた都市です。 滋賀県の県都として、市外の方からも評価をいただき、現在も転入超過※を続けている「選ばれるまち」です。 ※転入者数が転出者数を上回っている状態
【大津市が選ばれる理由5選】
- 大都市への利便性の良さ(JR京都駅まで9分、JR大阪駅まで40分(JR大津駅から))
- びわ湖の癒しを感じられる生活
- 大都市に比べて物件が取得しやすい。
- 豊かな教育環境
- 通える田舎暮らし、週末田舎暮らし
このプロジェクトの作成者
滋賀県大津市は、転入者数が転出者数を上回る社会増を続ける“選ばれているまち”です。 都会派、田舎派どちらのくらしも叶えられるのが滋賀県大津市です。 【大津市を示すデータ】 ・2016年から社会増を続けています。 ・最も多い転入者は、子育て世帯 【大津市が選ばれる理由】 ・抜群の利便性 (JR京都駅に9分、JR大阪駅に40分) ・住宅が取得しやすい ・びわ湖と山のいやしを感じるくらし