地域公共交通の課題に体当たりで挑む。「森の水先案内人」を募集。
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2024/12/07「興味ある」が押されました!
2024/12/06椎葉村は日本三大秘境と呼ばれるくらいの山奥です。車を運転できる人たちは自家用車で移動をしますが、免許を返納した高齢者や事情があり車を運転できない人は、移動に不自由を抱えています。現在の対応としては、集落支援員という人が上記のいわゆる交通弱者の輸送を行っています。
村内を運行するバスもありますが、決して利便性が良いとは言えません。集落によっては週に1往復しかバスが通っていない所もあります。そのため、日常的な交通機関として利用することは難しく、例えば高齢者の方の週に1度の買い物や通院などの用途に利用されている状況です。
もちろん集落支援員による輸送支援や、週に1度でもバスが通っていることの重要性はあります。しかし、輸送支援はいわゆる交通弱者のみ予約制で送ってもらうことができる制度であり、多くの人は利用できません。また、バスは日中しか運行していないため、例えば飲み会後の移動手段として使うことは不可能です。さらに村の中心部まで公共交通で訪れた観光客の移動手段として村営バスを利用することも大変難しい状況です。
上記のような課題は、おそらく椎葉村だけではなく中山間地域はどこも抱えている課題だと思います。このような地域では、誰もが自由に移動できるサービスが望まれています。
そういう状況の中で、日本全体では日本版ライドシェアが議論に上がっており、規制が徐々に緩和されている状況にあります。しかし、現在椎葉村にはそもそもタクシー業者がありません。そのため、ライドシェアの基準となっているタクシー台数という前提もクリアできていない状況と言えます。
移動の自由を全ての人に
椎葉村のような中山間地域では、何か一つの解決策だけではなく、できる対策を複数組み合わせて行う必要があります。つまり、集落支援員の輸送支援も行うし、村営バスも週に1度でもいいから運行するし、タクシーも選択肢として確保する。そうして、誰もができる限り自由に移動できる状態を作っていきたいと考えます。
このミッションに着任されたら、まずは椎葉村観光協会に所属して、自家用有償旅客運送を行っていただくことになると思います。これはバスやタクシーが十分に利用できない地域において、自治体やNPO法人などが自家用車を用いて提供する輸送サービスのことです。つまり椎葉村の場合、観光協会が所有する車を使うことになります。
これまで不便とはいえ生活をしてきた村民ですので、最初はタクシーを利用する人が少ないかもしれません。その時は、村内の観光情報を勉強してもらったり、ガイドができるよう練習してもらったりするかと思います。タクシーを運行する際にも、これらの知識やスキルは生きてくると思います。
徐々に口コミでタクシーの便利さが広まれば、利用者は確実に増加すると見込んでいます。予定していなかった火急の用事のためや、飲み会帰りの移動のため、観光客の移動手段などのニーズがあると考えています。これらのニーズに応えるだけでも、かなりの業務量になると思います。
ニーズに応えるためには、タクシー事業の拡大戦略が必要になるのではないかと考えています。最初は地域おこし協力隊で自分もプレイヤーとして活動しながら、村民や観光客の移動ニーズを満たす方法を考えていただけないかと思っています。例えば、地域公共交通事業者を起業して同じ志を持ったドライバーを雇用する、中山間地域の交通コンサルタントを担う、などが地域おこし協力隊卒業後の選択肢としてあるのではないでしょうか。
地域交通の未来を一緒に考えていきませんか?
椎葉村は日本三大秘境と言われるくらいの田舎ですので、日本の課題先進地だと思います。公共交通がほぼ無いと言っても過言ではない状況ですが、近い将来全国各地が同様の状態になる可能性もあります。
その時に、椎葉村で培った知見を活かして、全国的な交通アドバイザーになる、そんな未来もあるのではないかと思います。
あなたのフットワークと知見を活かして、椎葉村をはじめとした中山間地域の公共交通の未来を考えていきませんか?
▼募集要項はこちら▼ https://www.vill.shiiba.miyazaki.jp/promote/2024/12/post_249.php
宮崎県椎葉村
このプロジェクトの地域
椎葉村
人口 0.25万人
椎葉村移住サポートチームが紹介する椎葉村ってこんなところ!
日本三大秘境の一つ、椎葉村。 広大な村の面積の96%が森林地帯、残りの斜面を家や田畑として利用してきた村の人々。山で生きる知恵と相互扶助の文化が暮らしに色濃く残る地域です。 自然の恵みを活かしながら、暮らしと仕事を成り立たせてきた椎葉の人は、たくましく賢く、器が大きいです。都会では感じにくい、「人に支えられていること」を日々実感できるのが、椎葉での暮らしです。
このプロジェクトの作成者
椎葉村の現役地域おこし協力隊と協力隊OGがみなさまのサポートを行います🙆♀️
🏠日本三大秘境椎葉村🏠に移住して経験した『困ったこと』『嬉しかったこと』などなど、みなさまの実情に合わせた移住サポートを行えるチームです。 😊お気軽にお問い合わせください👍