必見!50代からの【地域おこし協力隊】6つのコツまとめ/イベント開催レポート
公開日:2024/12/20 01:28
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2024/12/21「興味ある」が押されました!
2024/12/21「地域おこし協力隊に興味があるけど、50代からでも挑戦できるの?」と迷っている方必見! 2024年12月12日に総務省とSMOUTが共同開催したオンラインイベント「50代から始める地域貢献〜地域おこし協力隊で叶える第二の人生〜」では、50代以上の方が地域おこし協力隊として新たなキャリアを築くための実践的なヒントがたっぷり語られました。 本記事では、イベント内で特にチェックしておきたい話題とキーワードを6つピックアップします!
※こちらの記事はオンラインイベントの内容を一部抜粋したものです。登壇者のコメントについては記事として再編集しておりますのでご了承ください。
第一部ゲスト:原田さんが語る、50代からの地域貢献のコツ
イベント第一部のゲストは、英治出版共同創業者の原田英治さん。 埼玉県出身の原田さんは島根県海士町への短期移住を経て、地域活性化起業人として同海士町、北海道美瑛町の地域支援事業に従事しました。 地域での活動経験が豊富な原田さんのトークは、参考にしたいTips(コツ・テクニック)が満載。アーカイブ動画には、原田さんによる「50代からの地域貢献 3か条」の紹介もあるので要チェック!
Tips1:地域に入り込むには、地域の人に“借り”を作ること
「地域の人はあんまり向こうから話しかけてこないんですよ。だから自分から行かなきゃいけない。相手はその地域に暮らすプロですから、地域のことを何でも聞いて、教えてもらうんです」(原田さん)
すると、向こうにとって自分は『◯◯◯を教えてあげた人』になり、こちらとしては借りがある人、つまりお世話になった人という関係性がまずそこで出来上がると言います。
「そんな“借り”ができると、地域の人とのコミュニケーションが生まれる。すると、『こんなことやってる人なんでしょ、これできる?』と言われるようになってくる。それらを一つひとつ応援することで、地域での自分の居場所と出番が増えていく。挑戦と応援のバランスがとれた関係性を作ることが大事」(原田さん)
Tips2:50代ならではの豊かな人生経験と人間関係を活かす
「50代で地域に行って良かったと思います。地域おこし協力隊をはじめ移住する人というのは若い世代の人が多いけど、50代となると『あなたも十分に人生経験を積んできたんだよね』という一種のリスペクトをいただける」(原田さん)
とは言え、50代というと地域からするとまだ若手だったりするんだけど、と原田さん。しかし、経験を積んだ一人の人物として認めてもらえた上でコミュニケーションが始まるのはとても良かったと話します。
「皆さんにも僕にも共通することなんですが、僕らは50代ですから、仲間がいるじゃないですか。今まで関係を築いてきた仲間と、地域にできる新しい仲間を結びつける役割を僕らが果たせば、自分が想像できない未来を手に入れられるんです。 何に関しても、一人でやらずに、仲間と一緒にやること。仲間とつくる現実は、自分の理想を超えていく」(原田さん)
Tips3:定住ではなく“大人の留学”のつもりで地域に関わる
原田さんが最初に行った島根県海士町には『大人の島留学』という、島で暮らしながら働くことができる、地域おこし協力隊制度を活用した企画があります。この企画を例に出してネーミングの大事さ、つまりは「視点の転換」についての話題になりました。
「地域おこし、地域を興す協力隊ではなく、大人の島留学。
自分のやりたいことの遊びのフィールドを見つけるぐらいの気分で地域を選んでみる。そこにはいろんな地域の課題がある。定住というわけでもなく、留学だと思えば留学期間を終えて帰ってくればいいわけじゃないですか。
地域おこし協力隊は最長3年間あるわけですし、留学ぐらいの気持ちで気軽に挑戦していただけたらいいんじゃないかなと思います」(原田さん)
第二部:先輩協力隊員たちのリアルな体験談
第二部では、先輩協力隊員3名が登壇。それぞれの活動体験や、地方移住後に直面した課題について赤裸々に語りました。 鹿児島県霧島市の地域おこし協力隊・竹元磨貴子さんが移住を考えたきっかけは「息子さんの進学」。愛媛県上島町の島おこし協力隊経験者・平田浩司さんは「ゲストハウス開業のため」。北海道美瑛町の地域おこし協力隊・武田昌宏さんは「親の介護のためのUターン」。 目的や想いはそれぞれ違っても、50代以上で地域おこし協力隊にチャレンジした3名のゲストに聞くTipsも必見です!
Tips4:年齢制限を超えていても、まずは問い合わせてみる
銀行員やツアーコンダクター、中小規模製造業の販路開拓支援などの仕事を経て鹿児島県霧島市の地域おこし協力隊となった竹元さん。 これまで様々な仕事で経験を積んだことが50代からの協力隊活動に非常に役立ったと話しつつ、飛び込む勇気の大切さについて強調しました。
「私が活動している鹿児島県霧島市の竹子地区の募集要項に、概ね40歳までって書いてあったんですが、私、概ね50歳だったんですよ(笑)。
それで最初は諦めたんですが、主人が『何もしないで諦めるよりチャレンジしてみたら?』と背中を押してくれて。ちょっと考え直して問い合わせたらご縁があって採用されたんです。
だから大丈夫。『私はこういうことができる』とか、できなくても『ここの地域が好き!』という気持ちがすごく大事じゃないかなと思います」(竹元さん)
Tips5:目的が明確なら、条件に合う自治体を根気よく探す
「ゲストハウスを開業したい」という想いを叶えるために愛媛県上島町の地域おこし協力隊になった平田さん。3年間の任期中に報酬を受け取りながら開業の準備ができることもあり、良い意味で地域おこし協力隊という制度を活用して夢を実現させたという経緯を話してくれました。
「協力隊になってやりたいことが明確だったため、その条件に合う募集をしている自治体を1年ほどかけて全国くまなく探しました」と平田さん。主にWebで根気よく探し続け、希望に沿う募集をかけていた地域に移住しました。
「JOINという移住情報をまとめたサイトは、自治体の募集要項をそのままリンクを貼っていたりするので、かなりマイナーな情報も探せます。 また、SMOUTには募集内容の説明や担当者の声も読めるので、よりリアルな情報が得られます。
移住相談員をするようになって、『移住フェア』などのイベントや、『ふるさと回帰支援センター』『移住・交流情報ガーデン』のようなリアルで相談できる拠点があることも知りました」(平田さん)
Tips6:行きたい地域が明確なら、役場に直接聞く
家族の介護のために生まれ育った北海道美瑛町にUターンした武田さん。それまで東京で産業機器の営業職をしていましたが、退職の時期が近かったこともあり、思い切って単身で帰郷したといいます。
「実は、地域おこし協力隊のことは全く存じ上げていませんでした。親の介護のために実家近くで働きたいという条件があったため、まずは美瑛町の役場を訪ねたところ、ちょうど移住定住推進室の担当者から『役場にもいろんな仕事がありますよ』と紹介してくれました。
年齢的な制限やハードルもあるなとその時は感じていたものの、担当者のアドバイス通りホームページを頻繁にチェックしていたら、『農産物のブランド化・営業経験者・年齢制限なし』という協力隊の求人を見つけました。早速応募して、今もこちらでお世話になっています」(武田さん)
詳細は「50代から始める地域貢献」アーカイブ動画へ!
いかがでしたか?
これまでSMOUTが開催したオンラインセミナーの中でも、最多レベルのお申し込みを記録した「50代から始める地域貢献 〜地域おこし協力隊で叶える第二の人生〜」。 年齢が気になって地域おこし協力隊へのチャレンジを尻込みしていた人や、50代を迎え次のキャリアを考えている人はもちろん、地方暮らしに興味があるすべての人にぜひ見ていただきたい内容です! イベントに参加できなかった方も、当日参加された方も、こちらのYouTubeから何度でもご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=ujDZvIkY7Uo
※こちらの動画は2024年12月12日に配信された講座のアーカイブ動画になります。
主催:総務省 自治行政局地域自立応援課 運営:面白法人カヤック(SMOUT運営事務局)
総務省×SMOUT「地域おこし協力隊 入門講座」をチェック!
SMOUTでは2024年10月から、地域おこし協力隊制度に関心がある方や地域選びに失敗したくない方を対象とした講座を月に一回開講中。 2024年度の最終回となるオンラインセミナーは1月30日(木)20時スタート! 皆様のお申し込みをお待ちしております。
このプロジェクトの作成者
SMOUTのカスタマーサクセスの吉野です。 SMOUTをお使いのみなさんに、SMOUT使ってよかったなーと思っていただけるよう、お手伝いができたらと思っています。お困りのことやお気付きのことがあったらお気軽にお問い合わせください!