募集終了

近江八幡 暮らし観光まち歩き vol.8 - イベントレポート -

最新情報

プロジェクトの募集が終了しました。

2025/03/31

「興味ある」が押されました!

2025/03/31

近江八幡の旧市街を散策する「暮らし観光まち歩き」。 2月16日(日)に開催した第8弾の様子をレポートします。

今回は、まち歩きをしながら「左義長まつり」の裏側を知ろうという企画でした。 以下、イベント参加者募集時の案内です。

この「暮らし観光まち歩き」では、いわゆる観光ガイドはしません。 有名な観光スポットも訪れません。

「日常」の町のなかにも、なにげない小さな発見があり、素敵な人々との出会いがあります。

近江八幡は初めての方も、訪れたことがある方も、市内や近隣にお住まいの方も、それぞれの発見を楽しんでもらえれば嬉しいです。

一緒にのんびりまち歩きをし、小さな発見や人との出会いを楽しみましょう。

*「暮らし観光」とは… これまで当たり前とされてきた、 名所旧跡や温泉を巡るような観光ではなく、 その地域独自の暮らし――地元の人に親しまれている お店や食べ物、文化などを楽しむ観光を表す言葉。

*「左義長まつり」とは… ぜひ、こちらの記事もご覧ください。 https://smout.jp/plans/18151

近江八幡の「日常」の人や暮らしに出会えるまち歩きです

今回で通算10回目の開催となりました。 左義長まつりがテーマのまち歩きですが、まつり自体を見たことがない方にも見たことがある方にもおまつりのことをより深く伝えられたらと企画しました。

まずは、白雲館に集合。 まち歩きの趣旨や今回のコースなどについてご案内した後、参加者さまから自己紹介をしてもらいました。   ↓ まち歩きスタート! 今回は、為心町通り~京街道~小幡町通り~左義長製作現場2ヶ所~本町通り~中筋~新町通りというコースを歩きます。 道中、「左義長まつり」にまつわる小話をしながら進みます。今の時期だけまちなかのあちこちに飾られる<竹>の話、為心町通りの提灯の話とそれを飾るための棒を立てるための穴の話、自治会館の背の高さの話…   ↓ まずは、文化伝承館に立ち寄りました。展示用のダシやまつりの写真など、左義長まつりに関する展示が常時されている施設です。 左義長まつりと言えば食べもので作られるダシが特徴ですが、食べもので作られるダシとはどんなものか?は実物を見ていただくのがいちばん。 身近な食材を駆使して干支や背景の細かなデザインを表現するということを知ってもらいました。 また、まつり自体を見たことがない方には、展示写真から当日のにぎやかな雰囲気を感じてもらえた様子。   ↓ まつりの知識を入れたところで、左義長製作現場に立ち寄りました。 基本的に、食べもので作るダシ部分は平日夜に、土台となる松明部分は休日に作業されています。この日は日曜でしたが、ダシ部分の作業現場も特別にのぞかせていただきました。 今回は紫竹会(しちくかい)さん、本町さんにお邪魔しました。おまつり前の大変な時期に、貴重な作業の様子を見せていただき本当にありがとうございました!   ↓ 最後は、だもん亭さんでの参加者交流タイム。 美味しいチョコレートドリンクを飲み、店主ご夫婦とも楽しく交流してもらい、まち歩きの感想をお聞きしました。

土台となる松明。こちらも、町毎に毎年一から人の手で製作されます。
土台となる松明。こちらも、町毎に毎年一から人の手で製作されます。
食べもので作られるダシ。本番までほかの町には詳細を明かさずに作業が進められます。
食べもので作られるダシ。本番までほかの町には詳細を明かさずに作業が進められます。

近江八幡の「日常」のまちの魅力に触れたい方にぜひ!

参加者さまの感想をご紹介します。

・実際の作業されている方のお話を聞くことができて良かった。ぜひ祭り当日も楽しみにしています。 ・祭りの準備が進む過程が気になりますし、自分も中に入ってみたいなぁとワクワクします。自分1人で切り込んでいくのはお互いなかなか難しいと思うのでイベントという形で入っていけるのがとてもありがたいです。 ・普段は絶対に入ることができないダシの制作現場を見せてもらえてとても良かったです。まつりの裏側を知り、本番を楽しみにするという仕組みがよくできています ・普段見ることのできない左義長の制作現場を見られたのは勿論、その町内の方々と気軽に話すことが出来たのが良かった。 ・ダシの作成現場を初めて訪れた。近くでダシを見れて、本当に食材なんだと実感できた。製作者の話を伺えたのも貴重な経験だった。

13の町毎、それぞれにダシが製作されます。こだわりポイントもそれぞれ。
13の町毎、それぞれにダシが製作されます。こだわりポイントもそれぞれ。
だもん亭さんにて。お店の方との交流も、暮らし観光まち歩きの大切なポイントです。
だもん亭さんにて。お店の方との交流も、暮らし観光まち歩きの大切なポイントです。

左義長まつり本番の様子も!

昨年に引き続き、今年もこのまち歩きをおこなった理由は、まちの日常を感じられる「暮らし観光」的な要素が沢山あると考えているからです。

左義長まつりは、華やかで派手な面に目を向けられがちですが、地元住民の生活と共にある地元住民のためのおまつりだという点がなによりの魅力です。 生活と共にあるからこそ、変化しながら400年以上も続いているのだと感じます。

数ヶ月のあいだ毎晩コツコツと作業をする人々、当日が近づくにつれ段々とソワソワする人々、 まつり当日、1年分の想いを込めて弾ける人々や軒先でニコニコと左義長音頭に合わせてからだを揺らしながら渡御を眺める年配の人々。 まつりを通して近江八幡のまちや人の魅力を感じるという視点でも楽しんでいただけると嬉しいです。 来年の左義長まつり、ぜひ実際に見学にお越しください(左義長祭りは、毎年3月中旬の土日に開催されます)

近江八幡には、たくさんの観光客の方が来られますが、ごく一部のエリアや特定のスポットのみを短時間でまわられるケースがほとんどです。 もっとまちを広くゆっくり歩いてもらえると嬉しいと考え、一般的な観光とはひと味違う<素の魅力>に気付くことが出来る「暮らし観光」をテーマに日々活動中です。 今後も、いわゆる観光名所とは違う、日常のまちの魅力をお伝えしていきたいと思います。

まつり本番1日目の渡御。3時間以上かけて旧市街を練り歩きます。
まつり本番1日目の渡御。3時間以上かけて旧市街を練り歩きます。
まつり本番2日目の奉火。コツコツ製作されたダシも担ぎ棒以外はすべて燃やされます。
まつり本番2日目の奉火。コツコツ製作されたダシも担ぎ棒以外はすべて燃やされます。

このプロジェクトの地域

滋賀県

近江八幡市

人口 7.87万人

近江八幡市

大矢沙代が紹介する近江八幡市ってこんなところ!

滋賀県近江八幡市は、滋賀県の中ほど&琵琶湖の東岸に位置し、大阪・京都・名古屋などの都心部からもアクセスのしやすい町です。

旧市街と呼ばれるエリアには、観光地として有名な八幡堀/商人屋敷/ヴォーリズ建築/観光客の方向けの飲食店や土産店だけでなく、まちの方が普段使いするお店/町家/昭和レトロな住宅/現代風の住宅が入り混じっています。東西・南北の通りや筋が碁盤の目に走り、まち歩きに最適なエリアだとも感じます。

有名な観光スポットを駆け足で巡るだけではなく、まちを広くゆっくり歩いてもらい、なにげない日常の風景やまちの人々を通して、近江八幡ならではの魅力に出会っていただけると嬉しいです。

このプロジェクトの作成者

プロフィール画像

私は、2022年7月に大阪市から近江八幡市へ移住しました。 前職は、住宅の設計/インテリアデザイナーを約18年していました。それ以前に旅行業界での勤務経験もあります。

現在は、近江八幡市・観光まちづくり分野の地域おこし協力隊をしています。

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