地域おこし協力隊イチ愛荘町の風土に魅了!コンポスト事業で促進する資源循環

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公開日:2025/07/03 01:49

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愛荘町の地域おこし協力隊(※1)は、現在8名 (2025年6月時点)。

その中で最も愛荘町の風土に魅了され、参加を決めたのが葛谷美代子(くずたに・みよこ)さんです。現在、葛谷さんが取り組んでいるのは「コンポスト事業」!

コンポストとは、生ごみなどを微生物の働きによって分解・発酵させ、農業や園芸で使える土の栄養「たい肥」をつくる仕組みです。単に生ごみを減らすだけでなく、再利用できる方法としてSDGsの観点からも注目されています。

今回は、そんな葛谷さんに「たい肥づくり」で確信した、愛荘町のもつ風土のすばらしさを教えていただきました。 最後まで読めば、愛荘町の自然の魅力に胸を打たれること間違いなし!気になる方は今のうちに「♡興味ある」ボタンを押しておいてくださいね!

地域おこし協力隊になって知った愛荘町の美しき豊かな自然

ー愛荘町を知ったきっかけを教えてください。

葛谷さん) 「たい肥づくり」ができる場所を求めて愛荘町にたどり着きました。地域おこし協力隊制度を活用して起業家支援をする中間支援組織の『Next Commons Lab(NCL)』で コンポスト事業を自由提案枠で応募したんです。すると、ちょうどNCL愛荘が「たい肥」で起業したい人を募集していて……!運命を感じました。

ー偶然とは思えない出会いですね!愛荘町の第一印象はどうでしたか?

葛谷さん) 「たい肥づくり」にこの上ない環境でした。平地が多くて、水の質がいいし、おまけに畜産用の牧場まで!農家さんや家庭菜園をされている方が多く「たい肥」やコンポストがみなさんの身近にあったことも事業を進める追い風になりました。

ー愛荘町の自然が適しているのはもちろん、第一次産業 が盛んで資源が循環しやすい環境だったんですね。実際に移住してからはどうでしたか?

葛谷さん) まさにそうで、本当に「たい肥づくり」に最適な環境が整っていたんです! 移住してからも第一印象と大きな差はなく、環境も人もよくて、とても心地いい。トカイナカの中でも少しのんびり時間が流れていると思います。その中で「車がないと不便だな」とマイナスに感じたのも事実です。

ー「滋賀県あるある」かもしれません!都市部へアクセスするなら、JRを使うのが一般的ですよね。

葛谷さん) はい、愛荘町内に近江鉄道の駅はありますが、JRと接続の関係で、 JRを使うことが多いです。また、JRの駅までは距離があるのが難点ですが、バスも出ているし、JRに乗れば実家のある高槻市(大阪府)までは電車1本なのでとても便利です。インフラもそれなりに整っていることがわかってきて、今ではマイナスに感じていません。むしろ、土地がフラットだから自転車で走りやすくて!自転車で鈴鹿山脈の美しさに見とれながら「たい肥場」に通勤するのが気持ちいいんですよ〜!

ー見とれるほどの美しさ……!それはぜひ、拝みに行きたいです。

冬の鈴鹿山脈。流れる雲の様子も相まってずっと見ていられる美しさ。
冬の鈴鹿山脈。流れる雲の様子も相まってずっと見ていられる美しさ。
春になると水田に水が入り、レンゲも咲くそう。
春になると水田に水が入り、レンゲも咲くそう。

愛荘町地域おこし協力隊としてコンポストワールドの実現が夢

ー愛荘町地域おこし協力隊として、今年で3年目と伺いました。どのような活動をされているのでしょうか?

葛谷さん) 活動の柱は3つあります。1つは愛荘町や近隣市町のみなさまに、ご自宅向けの段ボールコンポストを普及させる活動です。それから、作った「たい肥」などを使った土・野菜の作り方を学ぶ講座の開催。そして3つ目は、農家さん向けのコンポストづくりで、ショベルカーなどの重機で切り返すような規模のものです。

ーそれはスケール大きいですね!その規模のコンポストができるのも「愛荘町ならでは」ですか?

葛谷さん) そうですね、愛荘町は平地が広がっているから、農家1軒で耕す面積も比較的大きいです。なので「たい肥づくり」も”大きく”挑戦してみることに理解があるとおもいます。そもそも農家さんが多いので、3年目の今もまだ皆様から教えていただくことが多く、本当にありがたいです。

ー「たい肥づくり」に必要なものがすべてそろっているまち、それが「愛荘町」と言えそうですね。活動の中で、大切にされていることはありますか?

葛谷さん) キーワードをあげるなら「地産地消」「自産自消」、そして、近江商人の「三方よし」ですね。愛荘町のくらし安全環境課が掲げている「家庭ごみの15%減量化」を促進する、ゆくゆくは輸入に頼っている農業用肥料を自前でつくる、「たい肥」の魅力が拡散する……。コンポストを通して、地域のみなさまのお役に立ちたいと思っています。

ー「たい肥づくり」は、地球環境にも人々にもフレンドリーなんですね!

葛谷さん) 本当にそう思います。実は、愛荘町の人口って微増しているんです。野菜づくりが身近な長くお住まいの方と、都市区域出身で土や野菜づくりに興味がある最近移り住んだ方のあいだで、コミュニケーションをとる機会が少ないような気がします。私も最初の頃は大阪の人間だからか「これ聞いていいのかな?」と思うことがあって、なかなか自分からコミュニケーションできていなかったので。コンポストが、コミュニケーションのきっかけのひとつになったらいいな……と。

ー「たい肥づくり」はその可能性を秘めていますね……。愛荘町の風土と「たい肥づくり」が生む相乗効果に期待が高まります!

大きな規模のコンポストに挑戦中。重機を使って混ぜています。
大きな規模のコンポストに挑戦中。重機を使って混ぜています。
微生物の分解力が強いと60℃近くになることも!白いかたまりはその証拠だとか。
微生物の分解力が強いと60℃近くになることも!白いかたまりはその証拠だとか。

愛があふれるまち、愛荘町で暮らしてみたい方を募集中!

ーこれから、どんな人と出会いたいですか?

葛谷さん) コンポストをやりたい人はもちろん、自然を感じたい人にはぜひ来てほしいです。ほどよく住みやすいまちですし、鈴鹿山脈の美しさや水のおいしさ、人のやさしさにきっと魅了されると思います。まずは歩きに、サイクリングしに来てみてください。

コンポストへの熱をきっかけに、愛荘町の自然や人からつくられる風土に心をわしづかみにされた葛谷さん。

実はZoomでの取材中に接続が切れてしまうハプニングがあったのですが、担当者のいる愛荘町役場に自ら出向いてくださったおかげで、無事に取材を再開できました。この柔軟な対応力が、愛荘町内だけでなく町外との潤滑油となり、コンポスト事業で豊かになる人々を増やしてくださるに違いありません。

葛谷さんがサイクリングしながら景色を楽しまれているように、愛荘町は自然豊かで住みやすいまちです。自然と相性のいい事業をしたい人にもぴったり!

愛荘町では、愛荘町で暮らしてみたい方を募集しています。 本記事を読んで、愛荘町の自然・人に魅力を感じ、関わり合っていきたいと感じた方は「♡興味ある」ボタンをクリックして詳しい情報をゲットしてください!

★移住に関する情報や地域おこし協力隊の募集状況は以下からチェック!https://www.town.aisho.shiga.jp/iju/

★地域おこし協力隊メンバー(現役・OBOG) の活動は以下で紹介しています。

〜町の人から応援してもらえる事業への挑戦〜過去のビジネススキルを活かして生まれるものとは? https://smout.jp/plans/19326

地方で子どもたちのための教育システムを作る〜地域おこし協力隊を通じて行う活動とは?〜 https://smout.jp/plans/19016

町への貢献を目指す! アップサイクルな「クラフトドリンク・リタ」の誕生秘話とは? https://smout.jp/plans/17706

「カフェ&バー・Another sky」未来に繋がるサードプレイスに込められた想いとは? https://smout.jp/plans/17380

心地良い時間を共有できる、人がゆるやかに繋がれる空間を作りたい https://smout.jp/plans/16162

海外の訪問者と繋がれる、愛荘町のコミュニティスペースSekaiCo https://smout.jp/plans/15981

※1 “地域おこし協力隊”は国の制度のひとつ。都市地域から過疎地域などへ住民票を移して、地域ブランドの開発やPR、地域支援などを行いながらその地域へ移住・定住を図る取り組みです。https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/c-gyousei/02gyosei08_03000066.html

愛荘町のみなさまに雑草たい肥づくりのセミナーを開催することも。
愛荘町のみなさまに雑草たい肥づくりのセミナーを開催することも。
1 本道を自転車で駆け抜けるのが気持ちいいそうです。
1 本道を自転車で駆け抜けるのが気持ちいいそうです。

このプロジェクトの地域

滋賀県

愛荘町

人口 2.14万人

愛荘町

愛荘町役場が紹介する愛荘町ってこんなところ!

愛荘町役場が紹介する愛荘町ってこんなところ! 平成18年に2つの町が合併してできた現在の愛荘町は、今年で20年目を迎えます。琵琶湖に流れる川の上流・湖東地域に位置しており、鈴鹿山系からの豊かな清水と自然に恵まれ、古くから水との関わりが深いまちとして発展してきました。

町の東側には、聖武天皇の勅願で行基が開山した湖東三山の一つである金剛輪寺があります。昔から四季折々の雰囲気を楽しめるスポットとして地元の方々をはじめ多くの人に愛され続けている場所です。また、近世には中山道66番目の宿場として愛知川宿が栄え、後の明治には郡役所や警察などの官公署が置かれ、近江鉄道が開通するなど、古くから地方の中心としても栄えてきました。

国の伝統的工芸品に指定されている「近江上布」を中心とした麻織物や、瓶のなかにてまりが入った不思議で美しい滋賀県の伝統的工芸品「愛知川びん細工手まり」など、愛荘町でしか見られない手仕事ならではの「ワザ」が光る工芸品を見られるのも特徴です。

このプロジェクトの作成者

プロフィール画像

愛荘町は2町が合併して今年で20年目を迎えます。琵琶湖までは車で約25分。軟水の湧き出る水の美味しい町です。

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