【体験できます】移住先でプロジェクトを立ち上げる!見えない壁を乗り越えるための3つの心得とは?
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公開日:2021/12/01
終了日:2023/03/31

【体験できます】移住先でプロジェクトを立ち上げる!見えない壁を乗り越えるための3つの心得とは?

地域や会社を面白くする活動をしたい。自分で新しいプロジェクトを立ち上げたい! そう考えている人は多いでしょう。

しかし、それは言うほど簡単なことではありません。

新しい何かを始めようと思うと、地域や組織のいろんなところから出てくる横槍、変化をいやがる人たちetcーー思うように、ことは進まないのが現実です。

自分から動いて組織や地域を変えるには「巻きこみ力」が求められます。今回の旅先である「CHARLL’S(チャールズ)」には、それを身につけるためのヒントがあります。

「CHARLL’S」が活動しているのは、人口が1000人を下回る湯浅町の田村地区。

遊休施設となっていた民宿を改装し、コミュニティスペースを運営しながら、地元企業をサポートする事業を行っています。

代表の樫原正都さんも、この活動を始めた頃は、「見えない壁に悩んだ」と言います。

「和歌山県がつくっ”ちゃーる”モノを元気にしたい(※「ちゃーる」は「〜している」という意味の方言)」という思いで会社を立ち上げましたが、活動への周囲の理解が得られないなど、小さな集落ならではの見えない壁がありました。

この旅では、コミュニティスペースに人が集まるための企画を実践的に考えていくプロセスの中で、壁を乗り越えてきた樫原さんから「想いをシェアし、周囲に働きかけるチカラ」とは何なのか? を学びます。

地域コミュニティに関わる仕事の方々はもちろん、 チームや組織を変えていきたい! といった思いを持つ人にもオススメの旅。人口の少ない地方で体験するからこそ、シンプルな本質が見えてきます。

都心で経験を積んだ人材が、地域でどれほど必要とされているかを実感することもできるでしょう。

見えない壁を乗り越えるための3つの心得

「CHARLL’S(チャールズ)」の活動を始めるまで、樫原さんは東京の会社で働いていました。

やりがいのある職場で課長にもなり、地元に帰るつもりはなかったと言いますが、ある日目にした「みかん消費20年で半減」というニュースに衝撃を受け、これを機にUターンを決意します。

全国的に有名な有田みかんのなかでも、特に高い品質を誇るみかんの産地・田村。約250世帯中およそ半分の120世帯がみかん農家という地域で、樫原さんの実家もみかん農家でした。

帰郷後は、実家のみかん農家の仕事から地元企業のサポート。47都道府県それぞれ1カ所のゲストハウスにみかんを設置するイベント「みかんいちえ」を企画するなど精力的に活動を行います。

そうしたなかで出会う「かっこいい大人たち」により、かつて樫原さんが抱いていた「地元には何もない」というイメージは徐々に変わっていき、地域の人口も減る中で、「もっと田村地区を元気にする活動ができないだろうか?」という思いが芽生えます。

そこで樫原さんが思い立ったのが、コミュニティスペースの設立。子どもから高齢者まで分け隔てなく交流できる拠点をつくることで、子どもたちが地元の魅力を知り、田村を誇りに思えるきっかけをつくろうと考えたのです。

ところが、地元を思っての取り組みも、地域住民から理解を得ることは容易ではありませんでした。小さな集落で特に重要になるのが住民との信頼関係。

高校を卒業後10年ほど地元から離れていたこともあり、樫原さんの思いや考えが伝わらず、理解や協力が得られないことも多々ありました。

樫原さんはこう言います。

「地域の人たちが知らないことや、夢にも思っていなかったようなことを提案するのが僕らの仕事。だから、はじめは怪訝そうな顔もされる。見えない壁があるんです。

プロジェクトを丁寧に説明したり、行動で表したりすることによって、理解してくれたときがほんまのスタート地点。そこから出発しないと、ものごとって先に進まないんですよね」

「見えない壁を乗り越えるためには、3つの心得がある」と話す樫原さん。次の3つです。

①地域の特性を知り、関わる人たちの心情を察する
②影響力を持つキーマンと、地域住民を安心させるキーマンを味方につける
③じっくり丁寧な説明で思いを伝える

この3つの心得を知り実践することが大切なのだと、樫原さんは気づきます。ここで言う「地域」は、企業などの「組織」と言い換えることもできるでしょう。

持続可能なまちを目指し次世代にバトンをつなぎたい。

子供時代の樫原さんは、あまり地元に面白みを感じず、神戸市の大学に入学したのち東京で就職しました。実家のみかん農家を継ごうと帰郷するも、すぐに結果が見えない仕事が性に合わず方向転換。

お祭りなどの行事に参加し、地元の人たちと交流するなかで地域の魅力を感じるようになりました。子供たちが地元に誇りを持つきっかけになればと、現在、地域の幅広い世代が交流できるコミュニティスペースを準備中。「僕が持っている知識や技術でできることがあれば」と、持続可能なまちを目指し次世代にバトンを繋ぎます。

価値観の異なる人さえも巻きこんで、プロジェクトを前に進めたい。そんな人に是非ご参加いただきたい体験です。

イベント・ツアー内容

所要時間:2泊3日程度 ※ご都合に合わせて調整可能です。

費用:無料(宿泊費補助あり)

最小催行人数:1 人

集合場所:株式会社CHARLL’S :和歌山県有田郡湯浅町田971-1

解散場所:株式会社CHARLL’S :和歌山県有田郡湯浅町田971-1

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熊野の宿場町として発展した歴史ある町です。熊野古道周辺には、名産品である醤油や金山寺味噌の老舗が軒を並べ、商家の町家や小路などが今も数多く残っており、これら一帯は、平成18年に国の「重要伝統的建造物群保存地区」として選定され、平成29年には「醤油醸造文化」に関するストーリーが日本遺産に認定されました。

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わかやま定住サポートセンター

東京都に住みながら、キャリアコンサルタントとして、和歌山の仕事の情報発信や、職業体験の企画をしています。

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