「なんもないは多賀町にある。」季節と暮らしが見える生活季節暦をつくりました。

読みもの

公開日:2026/04/17 06:48

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「興味ある」が押されました!

2026/04/18

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「なんもないは 多賀町に ある。」

地域のワークショップで生まれたこの言葉。 一見なにもないように見える町にこそ、豊かな暮らしの手ざわりがある——そんな実感から生まれました。

滋賀県多賀町で活動する「多賀町まちづくりネットワーク」は、この3年間、地域を歩き、人に話を聞き、共有し、実践する取り組みを重ねてきました。 その中で見えてきたのは、季節の移ろいとともに営まれる暮らしや、受け継がれてきた記憶の豊かさです。

今回ご紹介する「フェノロジーカレンダー(多賀町の生活季節暦)」は、そうした日々を記録したものです。 花が咲く時期、虫の声、食や行事——自然とともにある暮らしのリズムを、一年を通して見える形にしました。

このカレンダーは、完成されたものではありません。 これから多賀町で暮らす方や関わる方とともに、それぞれの視点で書き足し、育てていくものです。

「なんもない」と言われるこの町で、季節を感じながら暮らすこと。 その豊かさに、少しでも触れていただけたらうれしいです。

風景を見る

1、一つ目の視点 「風景を見る」を表紙にもってきています。 タイトル「なんもないは 多賀町に ある。」は、 ちょっと自虐的で否定的な言葉にとられるかもですが、後々のページで伏線回収するデザインになっています。

季節がはじまる、春分の頃の田んぼの写真を選び、男飯盛木を載せたのも後のページへの伏線となっています。

2、信仰を知る 次、見開きA3サイズのページは、多賀と言えば、多賀大社を抜きにしては語れないと思い、このページになりました。 参詣曼荼羅にも描かれていた、多賀大社参拝のストーリーを、子どもたちの学びのきっかけになればと考えすごろくにしました。

数えきれへん「物語」がめせめせ「ある」
数えきれへん「物語」がめせめせ「ある」
「すごろく」すべての道は多賀に通ず
「すごろく」すべての道は多賀に通ず

まちをめぐり、季節をよむ

3、まちをめぐる 次開いたページ、A2サイズ。 多賀町全域を紹介するページです。昨年12月、多賀町を巡るワークショップを開催した時の様子をベースに、地域の人から伺った話、参加者の感想を掲載しています。   表紙の、「なんもない」と言いつつも、実は豊かな「いろいろある」ところだったということを書いています。

4、季節をよむ 内側の面、見開きA1サイズ。多賀町のフェノロジーカレンダー。 これが、メインのページになります。 4月はじまりで季節を横に並べ、縦に、気候、農の営み、恵み、食文化、祈り、季節の景観、これらを一年の時間軸で一覧化しました。 これは、今まで調査してきたことのほんの一部で、けずってけずって、ここに掲載する作業となったのが心苦しかったです。 こちらは、観光にはもちろん、学校の地域学習、集落でのサロン活動、かていでの季節のまなびに役立てていただけたらと考えています。

「すごろく」すべての道は多賀に通ず
「すごろく」すべての道は多賀に通ず
多賀町の生活季節暦
多賀町の生活季節暦

自分の暦をつくる

5 自分の暦をつくる フェノロジーカレンダーに掲載したことは、ほんの一部です。 自分たちの情報が作りたいと思った時に、手軽につくれるように提案したページです。

「まずは家の周りを歩くことから始めよう」

を、循環図にしています。 1見つける 2聞いてみる 3書き起こす 4かたりあう 5つなげる 6残す

そして、再び歩いてみて、また、循環する図になっています。 もし、ご家庭や、学校、サロンなどで、生活季節ごよみを作ってみたいと思われた方ように、QRコードから記録シートがダウンロードできるようにしました。

まずは、家のまわりを歩いてみよまいか?
まずは、家のまわりを歩いてみよまいか?
自分の言葉で季節を綴ってみる?
自分の言葉で季節を綴ってみる?

このプロジェクトの地域

滋賀県

多賀町

人口 0.64万人

多賀町企画課が紹介する多賀町ってこんなところ!

 飯盛木(いいもりぎ・いもろぎ)は、江戸時代、桃山時代に制作された多賀大社参詣曼荼羅にも描かれています。  写真手前の木が女飯盛木、左奥が男飯盛木です。中山道高宮宿から多賀大社一の鳥居をくぐり、多賀大社への参詣道、ひらけた田んぼの真ん中にある多賀大社ご神木の存在は現在も圧倒的です。樹齢300年以上で、滋賀県の天然記念物にも指定されています。  「お多賀杓子」しゃもじの物語がこのご神木にあります。昔、元正天皇が病気になられたときに、強飯とこの木で作った杓子を献上したところ、病がたちまち平癒したと伝えられています。ご飯を盛った木、「お多賀杓子」は「おたまじゃくし」の語源にもなっています。

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