
瀬戸内海に浮かぶ島でパラレルワーカーとして働きたい訪問看護師さん募集!「介護 × アルベルゴ・ディフーゾ」で新しい暮らし方を実現する
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2019/11/10私は、広島県呉市豊町久比(ゆたかまちくび)で、家族や介護保険に極力頼らず、住民同士の共助と専門家によって見守られる、地域での「新しい暮らし方」を作りたいと考えています。
拠点である豊町久比は、大崎下島(おおさきしもじま)という瀬戸内海に浮かぶ島にあります。美しい自然とその自然からなる作物に恵まれ、人間が本質的に豊かに在り続けることのできる土壌があります。
そして、ここ大崎下島にも日本の他の地域と同様、あるいはそれ以上に深刻な介護問題などが存在します。
私は、それら問題を解決し持続可能な社会を目指すために、「新しい暮らし方」を作りたいと考えています。
そこで、これからの私たちに重要なのは、人生100年時代を最期まで元気で幸せに生きるために、要介護にならないよう健康寿命をできる限り延ばすことです。
私の作りたい「新しい暮らし方」とは、①身体状況に合わせて住まいを変えられる、②毎日の食事が楽しみになる、③いつもそばで見守ってくれる人がいる、④隣近所でお互いに助け合える、⑤世代を超えて学び合える、⑥可能な限り働ける、⑦自分の居場所が複数ある、これらが実現できることです。
また、高齢者だけに限らずどの世代にとっても、人生の最期まで生きやすいものでないと意味がありません。
以上を実現するためにまずは「訪問看護ステーション」を開業します。そこで、一緒に働いていただける看護師さんを募集しています。
\\看護師さんが実現できること// ・患者さんや地域の住民の方々と、これまで以上に密接で人間らしい関係を築ける ・みかんやレモンが実る段々畑と穏やかな瀬戸内海に囲まれて働ける ・訪問看護の域を超えた新しいビジネスモデルとパラレルワークやワークシェアリングによって自分だけのワークスタイルが作れる
\\こんな夢を持っている方におすすめ// ・看護師としての仕事以外にも、みかんやレモンの栽培、カフェやレストラン、ゲストハウスなどの運営などパラレルワーカーとして複数の収入源を持って働きたい方 ・都会の過度なストレスから解放されて、気候の良い島でのんびりと暮らしていきたい方 ・仕事終わりの瀬戸内海の浜辺で綺麗な夕日を眺めながら、柑橘類の良い香りと共にクラフトビールを仲間と飲みたい方
2040年までの厳しい時間を乗り越えていくために、どの世代にとっても最期まで生きやすくなる暮らし方を作ります!
日本の社会保障制度にも限界があり、膨張する医療・介護費用などの支出面からだけでなく、生産年齢人口の減少や非正規雇用の問題など収入面からも危機的状況に置かれているのが今の現状です。
高齢者の人口は、2040年あたりに3,868万人でピークを迎えると予想されています。 その後はゆっくりと減少。つまり、ここ15年から20年ぐらいが一番厳しく世代間格差も拡大します。この時間をどう耐えていくか、ここをどうしていくのかを、私たちは考えていかなければなりません。
人生100年時代を最期まで元気で幸せに生きるためには、要介護にならないように健康寿命をできる限り延ばすことが重要です。そして、健康寿命を延ばすために必要なことは、「①介護が必要となる疾患をできる限り予防する、②社会的孤立を防ぐ、③生きがいをもつ」の3つだと考えています。
また、ここ安芸灘地域においても、日本の他の地域と同様あるいはそれ以上に、医療介護資源が足らないといった状況ではありますが、 私たちがリサーチした結果、特に 「訪問看護」「 配食サービス」「通院時の呉市街間との移動」に問題を抱えていることがわかりました。
具体的には、人的リソースがまったく足りてないことから、訪問看護ステーションがなく、サービスを受けれない人が多くいます。 配食サービスにおいては、島がサービス提供エリアから外されてしまうなど、企業の撤退が相次いでいます。そして、本島にある病院までの移動コストや移動時間に住民はいつも悩まされています。
【大崎下島が抱える問題】 ・訪問看護ステーションがありません。 ・特別養護老人ホームも常に満床です。 ・継続的なリハビリを受けることができません。 ・高齢化率がすでに65%(豊浜町・豊町)の地域もあり、働き手が少なく、人口減少で空き家も増えています。 ・企業の撤退が相次いでいます。 ・配食サービスがなく、毎日の食事に困っている方がいます。 ・本島にある病院までの移動時間やコストに悩み、病院に行くことを諦める方がいます。
私たちは、2040年までの厳しい時間を乗り越えていくために、どの世代にとっても最期まで生きやすくなる暮らし方を作る必要があります。
そして、日本の中でも特に課題先進地域である大崎下島(周辺の島を含む)から、新しい暮らし方の提案をすることによって、私たちの進むべき道が見えてくるはずです。


介護 × アルベルゴ・ディフーゾで「まちぐるみの介護」を
アルベルゴ・ディフーゾとは、空き家を再利用して宿泊施設とし、まち全体に点在するサービスと結びつけて観光客をもてなすことです。アルベルゴは「ホテル」、ディフーゾは「分散する」という意味をもち、直訳すると「分散したホテル」となります。
私たちはこの考えを介護に持ち込みました。
今後、豊町久比にある空き家のリノベーションを進め、さらに訪問看護の機能と、もともとある住民同士の共助を組み合わせることで、家族や介護保険に極力頼らず、住民同士の共助と専門家によって見守られる、地域での新しい暮らし方「まちぐるみの介護」を実現したいと考えています。
そして、この「まちぐるみの介護」に実装する機能として、「①訪問看護ステーション、②住民との共助環境、③スポーツや趣味を通したコミュニティ形成、④パラレルワークやワークシェアリング、⑤最先端技術による効率的な働き方や新しい見守り方」を考えています。
ここに住み続ける人々は、看護師さんなどに見守られながら、「正しい食生活」と「運動」、「積極的な社会参加」をしながら、いつまでも元気に生きていくことができます。
\\住民の方が実現できること// ・身体状況に合わせて住まいを変えられる ・シェアダイニングで毎日の食事が楽しくなる ・いつでも健康について相談できる人がいる ・助け合うことがもっと当たり前になる ・可能な限り働き続けることができる ・自分の居場所が複数つくれる
さらにこれ以上に、介護保険や医療保険などの制度に左右されない強固なビジネスモデルを近い将来に構築していきます。
それは、ナース&コミュニティ部門とクラフト部門の2つからなります。
ナース&コミュニティ部門は、主に、「訪問看護サービス」や住居の運営管理や居住者と地域住民のコミュニティ形成、社会参加の促進のための「住居施設の運営管理」、シェアダイニングに来れない方のための「配食サービス」などを行います。
看護師は人の命にかかわる仕事として、常に間違いのないよう注意しなければなりません。加えて気遣いも多く、体力的にも精神的にも大変です。
そのためクラフト部門は、看護師の精神を安定させることを目的に、看護師のためのモノづくりを行います。
現在の構想では、「家具の製造・販売(看護師が職場や自宅に置きたくなるような広島の木材を使用した特別な家具)」や「ナースウェアのプロデュース(サスティナブルウェア)」などを考えています。
\\看護師さんが実現できること// ・患者さんを地域の中で見守ることができる ・地域の住民とこれまで以上に密接な関係を築ける ・豊かな自然によって過度なストレスから解放される ・看護師以外の仕事にも挑戦できる ・パラレルワークができる(たとえば、みかんやレモンの栽培をしながら訪問看護ステーションでも働くなど)。 ・新しいワークスタイルを作れる(たとえば、1年の数カ月だけ豊町久比に訪れて働き、その他の期間は都市部で働くなど)。
そしてまずは、「まちぐるみの介護」の中心をなす「訪問看護ステーション」の開業から始めます。


訪問看護師さん募集!
Nurse and Craft 合同会社
●募集職種 正看護師
●雇用形態 正社員
●給与 月給200,000円〜
交通費支給 ※職務や経験等を検討の上で決定させていただきます。
●仕事内容 まずは訪問看護ステーションで看護師業務を担当。住居の管理運営や配食サービス、クラフト部門などは、今後、構築していく予定です。パラレルワークを希望する方は、柔軟に対応いたしますので、いつでもお気軽にご相談ください。
●勤務地 広島県呉市豊町久比
●移住される場合の住居について こちらでも周辺地域を含め空き家を探します。
●求める人物像 ・看護師以外にもみかんやレモンを栽培し、複数の収入源を持って生きていきたい人 ・瀬戸内海の穏やかな波や綺麗な夕日を見ながら田舎で働きたい人 ・住民の方々から必要とされたい人 ・患者さんを最期まで見届けたいと考えている人 ・自分の子供と自然が豊かで安心な環境で生きていきたい人
●採用予定人数 1名 ※現在、常勤で働いていただける方を募集しています!
ご不明な点などは、お気軽のご連絡ください!


このプロジェクトの経過レポート
このプロジェクトの地域

呉市
人口 20.20万人

深澤裕之が紹介する呉市ってこんなところ!
私たちが拠点とする豊町久比は、広島県呉市豊町にある人口約500人の集落です。基幹産業はミカンやレモンの栽培で、柑橘類が実る段々畑と波が穏やかな瀬戸内海がすぐ近くにあります。
豊町全体では約1,800人が住んでおり、大長・御手洗・久比・沖友・三角の5つの集落により形成されています。
呉市街地から陸路での行き方は、下蒲刈島、上蒲刈島、豊島の島々を渡ると久比のある大崎下島にたどり着きます。車で約1時間ほどの場所で、これら主要4島を安芸灘地域と呼びます。
また、この瀬戸内海に浮かぶ島々を、庭園をわたる飛石にたとえ「安芸灘とびしま海道」と呼ばれ、多くのサイクリストが集まり、海沿いの開放的な風景や古い町並みを思う存分楽しんでいます。
このプロジェクトの作成者
ソーシャルアントレプレナー|Nurse and Craft株式会社 代表取締役
父親の在宅介護をきっかに介護業界に転身。福祉用具専門相談員として介護の現場で介護制度や流通への理解を深め、人的ネットワークも構築。その後、アクティブシニアを対象としたフリーペーパーの発行や全国の介護施設が定期購読する専門雑誌でディレクションを行う。その後、社会課題解決のために、2019年に大崎下島でNurse and Craft を設立。