サンゴ礁の島で世界とつながる高校3年間。喜界島「サンゴ留学」
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公開日:2021/11/12
終了日:2022/02/28

サンゴ礁の島で世界とつながる高校3年間。喜界島「サンゴ留学」

「本来なら海の底でしか見られないはずのいろんな時代のサンゴの化石を陸で見られる。それが、ここ喜界島なんですよ。」

喜界島サンゴ礁科学研究所の方が目を輝かしておっしゃいます。

約10万年前。海の中にあったサンゴ礁が地殻変動で隆起して島になり、島の周りに新たにサンゴが成長して隆起することを繰り返しながら、今の喜界島を形成してきました。喜界島の一番高い丘はサンゴの化石が土台になっているなど、島内のいたるところでサンゴの化石をみることができます。現在も年平均約2ミリという驚異のスピードで隆起している喜界島。

そんな喜界島を研究する国内唯一のサンゴ礁の研究機関、喜界島サンゴ礁科学研究所では、国内外の研究者・学生が集まり、精力的に研究をおこなっています。昨年まで、島外から2名の高校生が、喜界高校で学びながらサンゴの研究をしていました。令和4年度から高校3年間を喜界高校に通いながら喜界島サンゴ礁科学研究所で研究をする「サンゴ留学」をスタートします。なお「サンゴ留学生」は町が運営する寮に入って頂きます。

募集要項は喜界町役場のHPをご確認ください。
http://www.town.kikai.lg.jp/kankou/ritouryugaku.html

サンゴ礁研究に特化した日本で唯一の研究所

日本で唯一のサンゴ礁研究に特化した研究所である、喜界島サンゴ礁科学研究所は、「100年後に残す」をテーマに2014年に設立されました。北西太平洋を代表する海洋・環境観測地点として、地球規模における気候変動の解析と未来予測のために必須である記録を次世代に残す重要な役割を担っています。そのために、異分野の共同でプロジェクトを推進し、社会の抱える問題に多面的なアプローチによる解決を目指しています。

また、廃校になった小学校を利用した研究所は保育園と同じ敷地内にあり、研究所の方は賑やかな声と共に日々研究を行っています。研究所ではこれからの世界を牽引することできる科学者や教育者の育成、将来の自然科学の持続可能な発展を目指し、小中高への乗り入れ授業、夏に開催されるサイエンスキャンプなどの子供たちの教育に根差した活動も盛んに行っています。

喜界島サンゴ礁科学研究所のHPはこちらです!
https://kikaireefs.org/

サイエンスキャンプの準備を行う大学、インターン生

サイエンスキャンプの準備を行う大学、インターン生

昨年度までの離島留学生の様子

昨年度までの離島留学生の様子

喜界高校は国公立大学への進学率が県内でトップクラス!!

鹿児島県立の喜界高校。全校生徒139名、普通科と商業科の2課程を置く県立高校です。令和3年度の普通科卒業生の国公立大学合格率は37%。県内でトップクラスです。喜界高校では喜界島だからできること、喜界島でしかできない学びの場として、以下のような取り組みを行っています。

① 郷土愛を育む、連携型中高一貫教育
② 小規模だからできる少人数・個別指導の充実
③ 多様な進路に対応する幅広い選択科目
④ 社会に目を向け、進路実現を意識した活動の充実
⑤ 生徒主体で行われる学校行事
⑥ 2018年完成の校舎における充実した学習環境
そのほかにも農業体験や地域の伝統行事への参加など喜界島ならではの体験をすることができます!

鹿児島県立喜界高校のHPはこちらです!
http://www.edu.pref.kagoshima.jp/sh/kikai/

建設中の寮の様子

建設中の寮の様子

鹿児島県立喜界高等学校校舎

鹿児島県立喜界高等学校校舎

サンゴ留学生になるには?!

2月完成に向けて寮の工事が着々と進んでいます!
もともとは、住居として使われていた建物をリフォームしています!
☆完全個室
☆寮監駐在
☆朝夕の食事提供
☆病院やお店は自転車で10分圏内
とサンゴ留学生が安心して勉強と研究が行える環境を整えています!
※寮費は月額30,000円~50,000円程度を予定しています。

「サンゴ留学生」になるには3つの条件を満たすことが必要です。
①鹿児島県立喜界高等学校の学力検査に合格すること
②入寮審査に合格すること
③喜界島サンゴ礁科学研究所で研究をすること
※入寮と喜界島サンゴ礁科学研究所の審査は同時に行う予定です!

詳しくは喜界町役場のHPをご確認ください!
http://www.town.kikai.lg.jp/kankou/ritouryugaku.html

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喜界町
喜界町役場ふるさと未来創生室が紹介する喜界町ってこんなところ!

喜界島の人口は6,791人(令和3年9月)ですが、「シマ」の数が多いんです。(方言で集落のことを「シマ」と言います)
その数なんと、33!!
さらに、一般的に水の湧き出る場所に人が住み着きシマができます。湧き出た水は地下の川を流れて海に行き着くので、水の流れに沿ってもシマが形成されます。喜界島にシマが多い理由は、その「湧き水の場所」が多かったためです。
喜界島の地面は主に泥(島尻層群)とその上をおおうサンゴの化石(琉球層群)できています。
泥は水を通しにくく、逆にサンゴの化石は水をよく通します。喜界島はその2つの地層の境目から湧き出る湧水場所が多く、水資源が豊富だったので多くのシマが形成されました。
海まで近いシマ、山に近いシマなど、島を取り巻く地形の違いにより、採れる食べ物が違っていました。また、現在でもお祭りや方言など、シマごとに特徴が残っています。

シマの多様性に溢れる喜界島。
ここでしか得られない原体験の学びはその後の人生の大きな糧になると思います。サンゴ礁の島、喜界島。令和4年度に高校に入学する皆さん、ぜひ喜界島で「サンゴ留学1期生」になりませんか?

喜界町役場ふるさと未来創生室
喜界町役場企画観光課
喜界島は鹿児島と沖縄のちょうど真ん中、奄美大島の東に位置しています。サンゴが隆起してできた島で、現在も年平均2mm隆起している世界的に珍しい島です。隆起サンゴ礁が作り出したアルカリ性土壌の台地には青々としたサトウキビ畑を基幹産業に据え、果樹、白ゴマ等、農業立島を目指しています。ふるさと納税でも多くの作物を取り扱っています!
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すごく魅力的な学校ですね。ここで教員を募集しているのであれば、行ってみたいと思います。
訪問しました!
移住決定しました!