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- 岩手県普代村の「持続可能な森林づくりプロジェクト」に貢献していただける方を募集しています!
地球上でも重要なラインに位置する岩手県普代村で、地球温暖化防止にも貢献する「持続可能な森林づくりプロジェクト」に取り組んでいただける方を募集しています!
普代村は、民有林面積も比較的広く、針葉樹施業と広葉樹施業の両方の展開が可能な地域です!
岩手県北緯40度の三陸沿岸に位置する普代村の林業は、木材や林産物などの価格の低迷による経営環境の悪化、高齢化に伴う林業経営者や生産者の減少など、依然として厳しい状況です。
森林整備については、人口林の適時・適切な森林施業の実施、天然林の適切な保全・整備の推進と各種制度等の導入により基盤整備を図らなければなりません。
しいたけなどの特用林産物の生産振興についても、村における林業生産額の大きなウエイトを占めており、経営安定に向けて村として支援を行なっていく必要があります。
これらは全国の過疎地が抱えている林業問題とほぼ同一と言っていいでしょう。
村には、森林経営管理制度に準じて、森林整備を行うことができる意欲と能力のある林業経営体も存在せず、こうした状況から森林環境譲与税も有効活用できていません。
参考:森林経営管理制度(森林経営管理法)についてhttps://www.rinya.maff.go.jp/j/keikaku/keieikanri/sinrinkeieikanriseido.html
一方、グローバルターゲットとしてSDGsという目標が掲げられている今、これから将来にかけて適切に森林の管理を行なっていくことに大変大きな意義を感じています。
普代村は、北緯40度のところに位置しており、この緯線には中国の北京、敦煌やアメリカ合衆国のフィラデルフィア、ニューヨーク、スペインのマドリードなど地球上における重要な歴史や文化が集積しており、地球上でも重要なラインにいるという認識です。
参考:北緯40度の地球村
https://www.vill.fudai.iwate.jp/kanko/experience/kurosaki-meguri.html
したがって、人間をはじめとする生物界全般に深刻な影響を与えている地球温暖化対策として、CO2を吸収固定する森林という資源を適切に管理していくことは、普代村にとって当然の責務と言えるでしょう。
これらをふまえまして、森林、林業関係者のみならず、地域住民、ボランティア、企業なども巻き込み村全体で、適切な森林の管理に取り組み、持続可能にしていくことが重要である、というのが現在の普代村における総論となっています。
そこで今回、普代村の「持続可能な森林づくりプロジェクト」に貢献していただける方を「地域おこし協力隊」として募集することになりました。
普代村の地目総面積における山林の割合は約90%となっており、民有林面積も比較的広く(現在約200haが役場管轄、将来的には500haになる予定)、樹種はアカマツ・カラマツ、天然広葉樹林が多い地域という条件です。
間伐による原木丸太を一般流通に乗せて販売する針葉樹施業、商品開発など様々な可能性のある広葉樹施業の両方の展開が可能な地域でもあります。
協力隊の任期中は、村内や周辺地域の森林整備に関わりながら林業技術の研鑽に努めていただくことを軸にして、森林環境譲与税を有効的に活用するための方策についても役場職員や山林所有者と連携しながら検討を進めていただきたいと思っています(例えば、村内初の意欲と能力のある林業経営体の立ち上げなど)。
施業に関しては、採算性と環境保全の両立を目指す「自伐型林業(使い続けられる壊れない作業道、多間伐施業)」のスタイルがベースになります。
*自伐型林業とは・・・採算性と環境保全を高い次元で両立する持続的森林経営手法。参入障壁が低く、幅広い就労を実現する。今、国土の7割を占める山林を活用する「地方創生の鍵」として期待され、全国各地で広がっている。
《主な活動内容》
1.村内林業者(主に先輩となる自伐型林業者)の現場作業お手伝いを通した林業技術習得に関する活動
2.森林環境譲与税を有効的に活用するための方策の検討と体制の構築
3.林産物(しいたけ、山菜ほか)利用に関する生産技術習得や販売技術習得に関する活動
4.その他山林資源を活用したナリワイづくりに関する活動
普代村のこれからの林業に共感いただける方と一緒に盛り上げていきたいと考えています。
ご応募お待ちしております!
普代村の山林の中から様子です
質のいい材が山から出てきます
こんな方に出会えたら嬉しいです!
・自伐型林業の仕事を実践したい方
・持続可能な森林づくりに興味のある方
・林業振興を軸にして地域に貢献をしたいと思う方
・チェーンソー、伐木造材など林業技術や経験を既に持たれている方
・林産物利用に興味のある方
・地球温暖化に対して森林整備のアプローチで貢献したいと考えている方
なるべく多くの項目を満たす方に出会えたら嬉しいです。
「私のことだ!」と感じられた方、是非ご連絡・ご応募いただければと思います。
※地域おこし協力隊の採用条件に準じます。
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岩手県普代村は岩手県北部沿岸北緯40度のところにある農山漁村です。
人口は約2,600人、面積は69.66k㎡で「県内では最も小さな村」ですが、県庁所在地の盛岡市からは車で2時間。
向かう道中では「岩手の素晴らしい四季」を堪能することができます。
沿岸部の市町村では、先の東日本大震災にて居住地移転を余儀なくされる方が多く発生し、地域コミュニティ自体が崩壊してしまうケースも多々見られました。
しかし、普代村では防潮堤代わりとなった巨大水門により津波の被害を免れ、村の中心部はほとんど被害を受けなかったため、良質なコミュニティが残されたことが商店街の活気に繋がっています。
子ども園、小学校、中学校が一つずつあり、高校生まで医療費無料や保育料無償、15万円から30万円の出産祝金の贈呈など、子どもは村の宝だという認識のもと子育て世代のサポートに力を入れています。
2021年4月からは岩手県で初めてとされる常時預かり型の森のようちえん「つちのこ保育園」が開園。村内はもちろん県内全域から注目を集めています。
地球のしごと大學は、NPO法人地球のしごと大學が主催する市民学校です。年齢、地域、職種、立場、経験の異なる仲間とともに「地球の未来をつくる農山漁村のしごと」を学び続けながら私たちの可能性を広げていきます。実績▶︎全12学部を全国展開で運営 / 学部卒業生は累計700名以上 / 森のようちえん「つちのこ保育園」の運営
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