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- ノーベル賞公式行事でも振る舞われる質の高い日本酒造り。日本酒を通して、伝統と革新を守り育てる人になる。
ノーベル賞公式行事でも振る舞われる質の高い日本酒造り。日本酒を通して、伝統と革新を守り育てる人になる。
2013年に和食がユネスコ無形文化遺産として登録されたことを契機に、世界的に和食がブームとなっています。伴って日本酒にも注目が集まり、2021年に日本酒の輸出は金額、数量ともに輸出が過去最高になったと報じられました。
スウェーデン・ストックホルムで開かれるノーベル賞公式行事でも日本酒が2008年から複数回にわたって提供されています。そのお酒が「福寿 純米吟醸」です。日本三大酒処、兵庫県灘五郷にある酒蔵、神戸酒心館が造っています。
神戸酒心館は1751(宝暦元)年創業。日本三大酒処に数えられる灘五郷のうち、東灘区の御影郷(みかげごう)にあって、福寿という銘柄の日本酒を270年あまり造り続けてきました。
灘五郷の酒蔵の中では中堅規模ですが、手造りにこだわった酒造りを行っています。毎年行われる全国新酒鑑評会で、5年連続通算17回金賞を受賞。国際的なコンクールでも数々の受賞歴を持ち、その味のよさと品質の高さが世界で評価されています。
欧米やアジアを中心に世界各国に輸出され、スウェーデンも輸出先のひとつです。2008年に4人の日本人がノーベル賞を受賞すると、それ以降、日本人がノーベル賞を受賞した年はその公式行事で「福寿 純米吟醸」が振る舞われてきました。2012年に神戸大学出身の山中伸弥さんが受賞するとメディアでも大きく取り上げられ、「福寿 純米吟醸」の注文が殺到しました。
阪神淡路大震災の後、顧客の声が直接届く複合施設を併設した酒蔵に変貌
神戸酒心館では酒造りとは、自然と生命の営みに、人の技術が寄り添うこと、同時に日本の歴史、伝統、文化などの理解と向上には、酒蔵の継承と発展は欠くことができないと考えています。キーワードは伝統と革新。伝統に根差しながら新たな技術や考えを取り入れ、事業を展開しています。
270年の歴史の中でも1995年の阪神淡路大震災は一際大きな出来事でした。木造蔵が倒壊してしまったのです。その後、建物を一新し、1997年から料亭とショップ、多目的ホールを併設した複合施設となり、新たな歴史をつなげてきました。一般客を蔵の見学にも多く受け入れています。
また、伝統と革新はSDGsの活動にも及んでいます。神戸市北区で専用に栽培している山田錦に神戸市内のバイオマスプラントによる発電で出た廃棄物で造った肥料を使うなどし、その山田錦を使った循環型社会に適応したサステナブルなお酒「環(めぐる)」も人気商品に育っています。
お酒造りそのものも、よりおいしいお酒を造るために最新技術を取り入れ、同時に省エネや節水にも取り組んでいます。
お酒づくりの上流工程から下流工程まで。おいしいお酒を送り出す醸造部の仕事
今回のおためし転職では、お酒を造る醸造部の一員を募集しています。神戸酒心館では、2007年に当時の杜氏が引退したこと機に、季節労働体制から、従業員による酒造りに移行しました。
醸造部はお酒を醸すチームと、出来上がった日本酒を瓶詰めし、点検、ラベルを貼って箱詰めする瓶詰め工場のチームに分かれています。
お酒を造る作業では、30キロもある米袋を1日に何度も持ったり、大きな機械を扱ったり、シーズンオフには、お酒造りに使う機械を分解して点検なども行っています。
醸造部部長の宮本哲也さんによれば「お酒を醸すチームはシフト制です。微生物を扱うので、週末も誰かが出勤しています。お酒造りは冬が本番で、11月第2週からは、しばらく土曜日は出勤です。年末年始には鑑評会に出すためのお酒を造っています」とのこと。
おためし転職で主に体験する瓶詰めなどの仕上げ工程では、瓶を洗うためのベルトコンベアーに瓶をのせる洗瓶という作業や、商品に問題がないか点検する作業も。最後には段ボールに箱詰めし、製品を移動させたりもします。きき酒をする機会は、瓶詰め作業に含まれているので、きき酒を経験することもあるかもしれません。
お酒造りはなかなかの力仕事。お酒造りへの興味と技術の習得はもちろんですが体力と健康が働く上で欠かせない要素です。
同じ敷地内にお酒を味わえる料亭やショップがあるため、自分が携わった日本酒への評価を目の前で感じることができるのも神戸酒心館で得ることのできるポイントです。
日本酒がこれからも日本や世界で賞賛され続けることを目指し、あなたも日本の大切な伝統文化を守り育てる仕事に携わってみませんか?
何事も前向きにそしてコツコツと努力を重ねていける方と出会いたい
まずは3日間お試しで働いてみませんか?
日本酒造りのため、瓶詰工程の作業など3日間お願いします。
初日は午後のみオリエンテーション、2日目は終日製造工場、3日目は午前中製造工場で午後2時間くらいは弊社への感想や質疑応答の時間を取ります。
・1日目
【オリエンテーション】
お試し転職での業務内容・お酒造りの工程の案内・販売店舗、飲食店の案内
・2日目
【瓶詰作業業務】
1.びん流し(びんを洗うために、びんを箱から取り出しラインへ流します。)
2.検査(第1検びん)(ラインで流れてきたお酒を検査します。)
3.検査(第2検びん)(ラインで流れてきたお酒を検査します。)
4.箱詰め(ラインで流れてきたお酒を箱に入れます。)
5.清掃(作業終了後は、工場内をブラッシング洗浄します。)
・3日目
【瓶詰作業業務】
午前中は前日と同様の業務
午後からは体験した仕事の振り返りと質疑応答の時間とします。
【その他の情報】
・滞在費補助・前後のSNS発信について
滞在費補助として、近畿(大阪府・京都府・奈良県・和歌山県・滋賀県)在住の方は1泊3,000円、近畿外在住の方は1泊5,000円を支給します。ただし、参加前後にそれぞれSNSでこの体験についての意気込み・感想を発信すること、神戸市内に宿泊すること、事後アンケートに回答することを条件とします。
・お試し移住・就労体験機会の創出 コロナ感染拡大期の対応
神戸市、あるいは、参加者の在住地が、まん延防止等重点措置、緊急事態宣言の対象地域となった場合、受入を停止し、解除後に延期といたします。
・神戸市の関係人口創出事業のため、体験は一人一回までとさせていただきます。
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海と山に囲まれた自然環境が豊かな街として、多くの人に知られています。
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