
【コラム】お試し居住 × リモートワーク @ 福岡県八女市
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プロジェクトの募集が終了しました。
2024/01/11経過レポートが追加されました!「2023秋・長期お試し移住を募集中です」
2023/08/21緑豊かな八女山間部で、リモートワークをしながら里山暮らしを気軽に体験してもらう「お試し居住」にご家族で応募頂いた八女さん(仮名)。初夏に2週間滞在して頂き、普段通りに仕事をしながら、八女里山の暮らしを楽しんで頂きました。
このコラムでは、お試し居住を体験された八女さんに、「お試し居住×リモートワーク」についてインタビュー。後半には、お試し居住先の「里山ながや・星野川」の管理人である沖可奈さんと、3年前に同じお試し居住を経て、今は八女市に移住し、リモートワークライフを満喫しているという上山達也さんを交え、地方でのリモートワークライフや移住についてお話しました。
八女さんご家族には赤ちゃんがいらっしゃいます。別のコラムでは、八女での子育てについてもお話をうかがいました。https://smout.jp/plans/8827
リモートワーク @ 八女
■東京でのリモートワークの状況を教えてください 東京都内の会社に勤務していますが、コロナ禍で2020年4月から100%リモートワークになり、自宅で仕事をしています。妻が産休に入るまでは、互いの声が聞こえないように部屋を分けて仕事をしていました。コワーキングスペース等の利用もしていません。 コロナ感染の事もあり、平日はまったく家から出ない生活がずっと続きましたね。仕事柄、朝から夕方の定時までは、ほぼパソコンの前でミーティング。家でこもりきりの仕事となり、就業後はそのまま夕食の時間にスライドし、就寝といった毎日。きっと、多くのリモーワーカーがそういった状況なのではないでしょうか。
■「里山ながや・星野川」でのリモートワーク環境はいかがでしたか 山間部ということもあり、ネット環境に少し不安もありましたが、まったく問題ありませんでした。快適ですね。当然の事ですが、ネットさえ繋がる環境であれば、東京のマンションでも八女の里山でも変わりなく仕事ができるのだと実感しました。 また、自室窓の外に自然豊かな景色が広がっているので、仕事の合間の気分転換は格段にちがいますね。外に出て深呼吸したくなる感じです。窓から外を眺めるだけでも気分はまったく違います。
■ 都内と比べて八女のリモートワークの良いところ 周囲の環境をから言うと、東京のマンションでは、部屋に日が射すのは、ほんの少しの間で時間感覚が鈍くなりがちでした。里山ながやでは、太陽の光を感じながら過ごせるので、時間の感覚が分かるのがとても新鮮に感じましたね。健康的だなと思います。 こちらに来て「外に出たいな」と思うようになり、朝早く起きて近くをランニングしました。 場所を変えたからと言って仕事の内容は同じですが、東京ではあえてやろうと思わなかったことを、こちらでは自然に「したいな」と思えました。結果、それが仕事にも良い意味で影響します。オンとオフの切り替えがうまく出来ることは大きいと思いますね。そのおかげなのか、こちらではとても良く眠れました。比較的、周囲の物音などで起きてしまう方なので、自分でも意外です。
■ 地域しごとづくり拠点施設「南仙荘」の使い心地はどうでしたか とても快適な良い空間ですね。ネット環境はまったく問題ないですし、施設使用料金が無料というのも魅力的。個室が完備されているので、私のように、ミーティングが主といった仕事の人にもおすすめできます。ただ、利用時間が午後5時までで、私の勤務時間と合わなかった部分は残念でした。時間の問題は各々あるにせよ、元料亭をリフォームした施設の落ち着いた雰囲気は良く、静かに仕事ができますね。 里山ながやもそうですが、窓の外に広がる景色と川のせせらぎは贅沢です。
・地域しごとづくり拠点施設「南仙荘」 https://nansenso.com/


座談会 : リモートワーク × 移住
進行役:沖 可奈さん(「里山ながや・星野川」管理人) 先輩移住者:上山達也さん(東京の会社に勤務。2021年7月に八女市に移住) 上山さんが移住した経緯についてはこちら https://smout.jp/plans/5221
【上】八女さんは、移住先を探しているのですか 【八】早急にどこかに、といった感じではありません。ただ、子どもが生まれたことで現在のマンションが手狭になったこと。リモートワークとなり、ライフスタイルが変わったことから、いずれ引っ越すなら関東近郊でなくてもいいのかなと、選択肢が増えた感じです。そんな時に今回の「お試し居住」を見つけました。九州は旅行で年に2度ほどは来ているので、関東より西の方へ転居もいいねと話していました。
【上】地方だと、東京の家賃でより広い物件に住めますよね。今後のリモートワークを考えた時に、地方の広い物件なら仕事スペースと生活スペースをきちんとわけて、家族がストレス無く過ごせるスペースの確保はしやすい。そこは大きいですよね。 【八】確かに八女には大きな家、多いですね。最初から東京を終の住処に‥とは考えていなかったので、ライフスタイルに合わせて、住む場所を大きく変えるというのもありだなと思います。
【沖】私は、八女でのリモートワークの最大の利点は気分転換のしやすさだと思っているのですが、その点、どうですか。 【八】そうですね。「ゼロ秒で外」ですね。 【上】たしかに「ゼロ秒で外」ですね。あと、リモートで会議中に鳥の声がまぎれこんで、相手の人に「鳥、鳴いてます?」と言われませんか。 【八】言われました(笑)
【沖】八女さん、「お試し居住」はいかがでしたか。 【八】ネットワーク環境も含め、暮らす事を前提とした滞在先が提供されるので安心して来られます。移住を前向きに考えている人にとって、地域を知るといった意味でも段階を踏む事ができる良い機会だと思います。実際に八女は穏やかで良い場所でした。人も親切で食べ物も美味しく、来てよかったと思います。住む環境とネットワーク環境が整っていれば、いつでも移れるという事を実体験できました。
【沖】今、移住を考えている人にアドバイスなどありますか。 【上】いろいろ考えるより「やってみては」と思います。やってみてどうだったという結果を得られるのでお試しは本当にいいきっかけ。 例えば、来てみて合わないと思えば他を探すとか、次のスッテプにつながります。移住を考える中で、「合わない」と気づくのも大事ですよ。土地ならではの雰囲気や習慣もあるし。食べるものなども含め、旅行では気づかない部分を感じ取り、知る経験になりますよね。 【八】まずは、何事も経験、体験。動いてみて、考えるというのはおすすめです。
文章・写真 橋之口雅子


このプロジェクトの経過レポート
このプロジェクトの地域

八女市
人口 5.55万人

八女里山賃貸が紹介する八女市ってこんなところ!
八女市(やめし)は福岡県最南部に位置し、熊本県、大分県との県境にあたります。 福岡市からは自動車で1時間ほどで、必要な時に都会の便利さを享受しながら田舎暮らしをすることができます。 中心市街地の八女福島は江戸時代に久留米藩最大級の商家町として栄え、八女提灯や石灯篭、雛人形や久留米絣、八女和紙、八女矢などの伝統工芸を今に伝えています。 全国的に有名なのは玉露生産量日本一の八女茶ですが、江戸時代から続く林業も盛んです。
このプロジェクトの作成者
移住に際して仕事と同じくらい大事なのが住まい。地方に空き家はたくさんありますが、見ず知らずの方にいきなり貸して下さる例はほとんどありません。また、長く人が住んでいなかった家は補修が必要で、地域に馴染めるかどうかわからない移住者にとって金銭的な負担も課題でした。 八女里山賃貸株式会社は移住希望者がまずは賃貸住宅で地域に馴染めるかどうか、里山暮らしが実際にできるのかどうか試していただく集合住宅を運営しています。