住まいがあれば移住が決まる! 小学校存続への最後の挑戦!
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プロジェクトの募集が終了しました。
2023/01/25ここは自然豊かな萩市佐々並。 伝統的な街並みが残り自然も豊かな人口500人程の小さな町です。
萩市からも山口市からも車で20~30分という好立地ながら、多分に漏れず少子高齢化の大きな波が押し寄せてきています。
そんな佐々並の移住促進団体「ささらぶ応援隊」がこの度「第4回佐々並小学校と住まいの見学会」を開催することとなりました。
今回のコンセプトは、「魅力ある住まい、次につながる住まい。」。 「住まい」に注目し見学会を企画したため、これまでのものよりもお薦め物件が満載だそうです。
では、どんな流れで今回の見学会(4回目)に至ったのかを含めて、今回の内容を佐々並小学校の舩木校長先生にお聞きしましょう!
地域が一体になって起こした「佐々並のキセキ」。
吉田 「舩木先生、こんにちは! 早速ですが、見学会を3回開催されての成果をお聞かせください。」
舩木校長 「こんにちは! 第1回から約1年間の成果ですが、4家族14人(うち子ども7人)の移住が決まりました。これは『佐々並のキセキ』と呼ばれ、山口県内で大きな話題となり、県内他市の小学校関係者の視察や地域活性化に関する研修会での事例発表の依頼も出てきました。」
吉田 「本当にすごいことですよね。近くでずっと見てきましたが、『ささらぶ応援隊』のあきらめない、やってみないと分からない、という姿勢が地域を動かしてますよね。」
舩木校長「その通りだと思います。こういう姿勢が、他地域に及ぼす影響は大きいと思います。」
吉田 「『ささらぶ応援隊』を立ち上げたきっかけや経緯などをお聞かせください。」
舩木校長 「昭和30年代は児童数が400人近くいた佐々並小学校は、現在児童数13人、今後さらに児童数減が進み、2年前は次年度から新入生がいないという状況でした。 『このままでは学校が存続できない。』と、学校や保護者が強い危機を感じて、地域や行政に支援を求め『ささらぶ応援隊』が結成されました。」
開催してみての成果と課題。
吉田 「なるほど。危機感を感じてる地域は多いと思いますが、実際に動かれたのが簡単なようで難しく、素晴らしいことですね! まずはどのような取り組みをされたのでしょうか。」
舩木校長 「この団体の特徴は、立ち上げの時点から保護者、地域、行政そして学校が協力し合った『4輪駆動』というところです。そのおかげで実際に動くことができたのかな、と思います。 団体の目的を『移住者受け入れで児童数確保』というところに置き、まずは市外の子育て家族に対し学校や地域の魅力を伝え、住まいの情報を提供する『第1回佐々並小学校と住まいの見学会(令和3年2月)』を開催しました。」
吉田 「あっという間の出来事でしたよね。 そちらを開催する上で不安だったことなどありますか?」
舩木校長 「ありましたよ・・・。本当に移住希望の子育て家族の参加があるのか、と不安で一杯でした。 しかし、こちらのSMOUTを始めいろんな方法で告知すると、子育て世代7家族が応募、参加してくださいました。」
吉田 「移住を考えてる方が実際に存在する、ということが分かるだけで地域としてはモチベーション上がりますね。 移住は決まりましたか?」
舩木校長 「3家族の移住の希望があり、萩市の協力を仰ぎなんとか1家族の移住が決まりました。その家族には新一年生がいたため、待望の新入生の移住が決まり小学校存続につなげることができました。町中が驚き、歓喜に溢れ今後の活動に大きな火が付いたようでした!」
吉田 「その連絡を受けた時、自分のことのように嬉しかったことを覚えてます。ただ、残り2家族の住む家が見つからず移住が決まらなかったんですよね・・・。 空き家はたくさんあるのになぜなのでしょう?」
舩木校長 「そうなんです、2家族の住む家が見つからず・・・。 地域に空き家はたくさんあるんです。団体のメンバー全員で、地域の空き家を見つけては交渉しましたが、先祖代々の家である、仏壇がある、家財がたくさんの残っている、など、持ち主からはいろんな理由から、売買や賃貸の話が全く進みませんでした。 空き家のリアルな問題、団体のこれからの活動の課題として認識しました。」
「住まいの確保」を地域の目標に!
吉田 「ここ何年か、いろんな中山間地域に伺ってますが、そういった課題はどこに行っても聞きますね。解決策ってあるんでしょうか・・・。」
舩木校長 「空き家問題はデリケートなので、本当に難しいですよね。とは言っても前に進まないといけないので、今後団体の活動の柱をみんなで話し合って『住まいの確保』と決めました。 地域全体で住まいを探そう、と。『佐々並地区移住促進連絡会』を開催して、多くの住民から空き家情報を集めることになり、少しずつ住まいの確保につながり始めました。」
吉田 「なるほど。難しい問題だからこそ地域全体で取り組んで、一歩ずつ進んでいかないといけないんですね。最後に、移住希望者へ向けてメッセージなどありましたらお願いします。」
舩木校長 「佐々並は、地域住民の方々はおだやかで、『人のために、子どものために』という意識が残っているとても暮らしやすい地域です。是非一度実際にいらしてみて、この雰囲気を体感してみてください。」
今回は舩木校長にゆっくりお話を聞くことができました。
僕自身、3年程前から佐々並に関わっていますが、本当に人が良くてのどかで、この地域を一緒に残したいな、という思いが強くなってきました。
もし今回の見学会に日程の都合で参加できなくても別日程で一度遊びにいらしてください^^
【今回のおすすめ物件① 市営担い手住宅空き1軒】 建て売り住宅風のきれいな一軒家です! 1戸建・木造2階(3DK 床面積77.1㎡)、築12年で綺麗! 家賃25,000円、市外からの入居者対象の物件です。 小学校まで徒歩1分。 家の横でバーベキューができます。周りは水田と川と山!毎日がアウトドア!
【今回のおすすめ物件② ステキな農家の空き家1軒】 魅力いっぱいのお勧め古民家です! 1戸建・平屋建(7DK185㎡)、築150年で家主さんが大事に使用されてました! 売買価格はなんと200万円! 家の前の田んぼ2反。家庭菜園できます。倉庫と広い駐車場付き。 自宅を古民家カフェにできるかも・・・ 学校まで約5キロ(スクールバスで10分)です。
募集要項
2022/11/19 〜 2022/11/19
このプロジェクトの地域
萩市
人口 4.11万人
株式会社 ヨシダキカクが紹介する萩市ってこんなところ!
萩市の山間部に位置する佐々並。
江戸時代、毛利家の参勤交代の際の休憩地、宿泊地として整備された町で、 大名、高級武士、武士、荷役等が利用しました。 明治以降、商業の町として栄え、 現在は、豊かな自然、萩往還維新の里、おいしい米の産地、おだやかでやさしい人情の残る町、として静かに生活が営まれています。
このプロジェクトの作成者
代表の吉田は岡山県倉敷市出身です。 大学卒業後はアパレル関係で働いてきました。 2016年12月より、山口県萩市地域おこし協力隊として着任。 3年の任期満了後は、企画サポート会社「ヨシダキカク」を立ち上げ、2022年1月に法人成り。「(株)ヨシダキカク」として新たな一歩を踏み出しました。
地域住民や行政の方々と一緒に町の可能性を模索しています!取材していただきました↓ 2019年11月 https://solopro.biz/hagi-yoshidakikaku/