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- 「ギャップ萌え人材」の入り口に!「黎明学舎」&阿賀町の面白い人に出会うツアー
阿賀黎明高校魅力化プロジェクト「黎明学舎」の西田卓司です。2016年から活動開始していまして、私は2019年5月に参画し、阿賀町の自然や人たちの資源の魅力に魅せられ、これらを活用して高校生の地域における探究活動につなげていきたいと考えています。
また地域では、修学旅行生などを受け入れる「奥阿賀教育体験旅行」で民泊を行っていたり、10以上の日帰り温泉があったり、夏には河原でみんな遊んでいたり、たくさんの資源がつまっています。
そこで、「黎明学舎」の取り組みや阿賀町に興味がある!という方のために、ツアーを企画しました。
実際に11月4-5日に行ったツアーを紹介しながら、阿賀町へのお誘いをしたいと思います。
予定:
2019年12月21日(土):温泉での高校生によるかき氷屋台見学
2020年4月以降~:随時見学ツアー開催します。「興味あり」を押していただければこちらから連絡します。
「勉強」と「部活」以外の価値軸を持つ「ギャップ萌え」人材
わたしは、2006年から主に大学生に対して、企業や商店街でのインターンシップのプログラムを企画したり、地域の人たちとコミュニケーション機会をつくるプロジェクトを進めてきました。2011年からは新潟市西区の内野駅前の本屋「ツルハシブックス」で、大学生を含めたメンバーと本屋を運営してきました。
そこで出会ったお客さんである大学生の多くが悩んでいた「やりたいことがわからない」「自分に自信がない」というのが非常に深刻に思え、なんとかしたいと思って2015年から3年間、茨城県水戸市にある茨城大学の地域連携プロジェクトに参画しました。
そんな中で実感したのは、「他者からの評価」を非常に気にする大学生の姿でした。彼ら彼女らは自分に自信がなく、そして、就職活動(就活)に向けて、「自分は何者なのか?」と問い続け、苦しんでいました。
「自分らしさ」の空洞化が起こっていると思いました。
学校という閉鎖空間の中で、「勉強」と「部活」だけが価値だと思い、その量的な序列に必死に食らいついて、なんとか国公立大学に合格した、そんな高校生活を目に浮かびます。
阿賀黎明高校魅力化プロジェクトでは、地域という様々な価値を持つものや人に出会い、探究活動(プロジェクト)を始めることによって、「勉強」や「部活」だけではない、自分が自ら価値を設定できるような機会をつくっていきたいと考えています。
それは「ギャップ萌え人材」へのスタートでもあります。「勉強」や「部活」で他者と比較し、他人の評価を気にするのではなく、自らの興味関心を探究し、個性とギャップをつくっていくこと。「黎明学舎」がそんな舞台を創っていけたら、と思います。
収穫したくるみの皮をむいています
銀杏を拾っています
「探究(プロジェクト)テーマ」を探している人に出会いたい!
「探究(プロジェクト)活動」は、高校生だけがやるものではありません。ひとりひとりが探究するテーマを持って活動していること、つまりスタッフも関わる大人も探究者であることが必要だと私は思います。
11月4-5日のツアーでは、くるみの洗いと銀杏拾い、観光きのこ園および温泉といった地域資源の視察(単なるランチとお風呂、という噂もありますが。笑)、エゴマ収穫作業の見学を行いながら、黎明学舎のこれからについて公開ミーティングという形で参加してもらいました。
参加した4名は、新潟・高知の大学生と、東京の会社員、そして長野からは黎明学舎と同様の公営塾スタッフと、それぞれの立場で発言してもらい、私たち黎明学舎スタッフとしても非常に学びと気づきとひらめきの多い時間となりました。このミーティングの振り返りから、「ギャップ萌え人材」というキーワードが出てきました。
このツアーを通して、高校生だけではなくひとりひとりが「ギャップ萌え」人材へのスタートを切れるような時間になればいいなと思います。
三川の観光きのこ園でランチ
黎明学舎のこれからを考える公開ミーティング
開催日程:2019年12月21日
所要時間:10時~17時 入退場自由(※2020年4月~もツアーは随時行います)
費用:清川高原保養センター入場料 500円(温泉付き、タオル・シャンプーはご持参ください)
定員:30 人
最小催行人数:1 人
集合場所:清川高原保養センター(新潟県東蒲原郡阿賀町京ノ瀬4851)
解散場所:清川高原保養センター(新潟県東蒲原郡阿賀町京ノ瀬4851)もしくはJR津川駅
10時~17時:高校生がかき氷販売を行っている予定です。
随時、「黎明学舎」の活動紹介を行います。
※2020年4月以降も随時、ツアーを行っていきます。
※「興味あり」を押していただければこちらから連絡いたします。
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阿賀黎明高校のある新潟県東蒲原郡阿賀町津川は福島県境にあり、古くは会津藩の河港として栄えたところです。
阿賀町は人口約1万人で高齢化率は48%を超え、6年連続県内一となっています。しかしながら、津川の街中は、JR磐越西線津川駅から2㎞ほどでぎりぎり徒歩圏内であり、高校の周りにもコンビニ、スーパー、ホームセンター、ドラックストアなどが徒歩10分圏内にあり、生活必需品をそろえることはそんなに大変ではありません。
また、地域には「地域おこし協力隊」制度などをきっかけに移住者も増えてきており、パンやお菓子の製造や農業、民泊の受け入れなどを行っています。「黎明学舎」がこれから行う、「くるみ」や「むかご」の収穫なども地元の方の協力を多くいただいています。
そして、なんといっても、「温泉」が8つもあります!旅館だけではなく、日帰りで入れる施設がなんと町内に15施設もあります。しかも町民限定で平日は100円で入ることができる「湯めぐりカード」が発行されますので平日朝から、もしくは黎明学舎が終わった後で温泉に行くことも可能です。
阿賀町と新潟県立阿賀黎明高等学校の連携によって2016年に始まった「阿賀黎明高校魅力化プロジェクト」。「黎明学舎」は、その一角に位置する阿賀町が運営する公営塾です。「挑戦」から「実験」へ。高校生がまちの資源を活用して実験しながら自らを知り、地域と自分の未来を創っていく機会と場をつくっています。