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- 【マルチワーカー/正社員募集】山鹿に移住して叶うかけ流し温泉生活!【熊本県】
2022年11月に設立、2023年3月に県内第2号の特定地域づくり事業協同組合として認定された『やまがBASE事業協同組合』で理事を務めている中原と申します。
特定地域づくり事業協同組合とは、総務省が2020年に新設した制度で、地方の人材不足課題を解決しながら、働き手にも『マルチワーク』という新しい働き方を提供しています。
『やまがBASE事業協同組合』においても、季節性のある農業に従事する生産法人や、新たな取組に挑戦するベンチャー企業等、様々な事業者の人材ニーズに応えるべく、2023年6月に事業を開始しました。事業開始後、組合員である事業者からのさらなるニーズの高まりを受け追加で正社員を募集致します。
今回はこの6月に大阪から山鹿市に移住し、やまがBASE事業協同組合の一員として参画頂いた牧さんに当組合の魅力ややりがい、さらには苦労していることまで、リアルな話しを聞いてみたいと思います。
『好奇心の赴くままに』が私の生き方
中原「そもそもやまがBASE事業協同組合に興味を持ったきっかけはなんですか?」
牧 「元々、旅行が好きで休日に城跡探しに山に登ったり、鉱山見学に行ったり、近代建築鑑賞しに行ったりと色んな趣味を持っていて、色んなものを見たり、経験したり、体動かしたりするのが好きなんです。」
中原「実際に牧さんにお会いして、一緒にお仕事をするようになってその好奇心旺盛具合とか行動力には驚かされます。」
牧 「約15年間病院で勤務してきたんですが、もっと色々な世界を見てみたいと思う中で、ちょうど自分の将来を考えていたタイミングでやまがBASE事業協同組合さんのプロジェクトを拝見しまして、複業というのが自分に合った働き方なのではないかと感じました。」
中原「確かにやまがBASE事業協同組合では歴史あるスイカ農家があるかと思えば、日本でも有数のワイナリーがあったり、世界に羽ばたく新しい養蚕に挑戦する企業や全国でも人気の温泉観光協会があったり、ベンチャー企業があったり、好奇心旺盛の牧さんにはぴったりですよね。」
牧 「はい。一日中建物の中で仕事しているよりたまには外で働きたいとウズウズしていましたし、器用貧乏な面もあって一つのものを極めるより様々な仕事に携わることの方が自分に向いていると感じていたので、気づいたら応募していた感じですかね。」
中原「実際に働いてみてどうですか?」
牧 「まとまって一つの事業所で仕事をすることもありますが、ほぼ日替わりで事業所を回るようなことも多く、毎日が新鮮です。例えば組合員であるあつまる山鹿シルクさんの工場では出勤するたびに従事する業務が違うので、仕事を覚えるのが大変な面もある一方、『シルクを作るためにこんな工程が必要なのか!』と興味深く感じます。
中原「シルクの生産工程では蚕のお世話とかもあると思いますが、昆虫が苦手とかはありませんでしたか?」
牧 「今までに蚕に触ったこととか無かったので分かりませんでしたが、実際に触ってみると抵抗はありませんでした。」
中原「熊本ワインファームやコウサクファームといった農業生産法人も複数ありますが、農業のお仕事はいかがでしょうか?」
牧 「菊鹿ワイナリーさんでのワイン用のブドウの生産管理もコウサクファームさんでのアスパラガスやスイカの栽培・収穫も、消費者目線でしか見えてなかった世界にさらに、生産者目線の視界を獲得できた気がして楽しいです。そうやって作っていたのか…と。」
中原「苦労している点はありますか?」
牧 「夏の畑作業は暑くて毎日汗だくで結構大変ですが、幸い長年野外での趣味を嗜んでいたので私は大丈夫みたいです。」
中原「そうですよね、私も農作業もやりますが、まだまだ見習いで夏バテ気味です。水分補給や体調管理もしっかりしないとですね。」
牧 「本当にそれは実感します。」
中原「やまがBASE事業協同組合に今後期待することはありますか?」
牧 「まだ働き始めて3か月弱程度ですが、既に色々な経験が出来ています。これからさらに、組合員であるやまがBASE株式会社さんでの廃校活用は楽しみです。まだ一緒に仕事をしていない組合員さんや、今後組合員さんの募集も予定されているので、どんどん体験できることも増えると思うと楽しみしかないです。」
中原「我々も牧さんのような柔軟性のある方に出会えて本当にラッキーです。」
葡萄の収穫の様子
アスパラガスの収穫の様子
『未知との遭遇』を楽しむ
中原「組合としては、牧さんのように好奇心旺盛で、行動力があり、柔軟な発想を持った方と一緒に働ければなと思いますが、牧さんはどのような方にやまがBASE事業協同組合をおすすめしたいですか?」
牧 「新しいことにチャレンジをしたいという人にはこれ以上の職場は無いのではないでしょうか。」
中原「確かにベンチャー企業に限らず新たな挑戦をする組合員ばかりですしね。牧さんはやまがBASE事業協同組合の初めての職員ということもあり、最初の立上げでは大変迷惑をかけました。今もですが(笑)」
牧 「いえいえ(笑)移住もそうですが、新しい一歩を踏み出す際は不安もあると思いますし、思い通りにいかないこともありますが、そういった状況も楽しめる人だといいかもしれません。」
中原「そうですね。組合としても、精一杯バックアップさせて頂きたいと思っているので何かあれば言ってくださいね。」
牧 「はい。ありがとうございます。」
中原「あ、あと車の免許は必須ですね」
牧 「そうですね、山鹿は電車が通ってないので、車が無いと難しいと思います。」
組合員事業者の皆さんと
対談時の様子
湯のまち山鹿市に移住してのマルチワークに興味のある方!
・勤務地は山鹿市となります。
・正社員として採用致します(3カ月間試用期間)
・月給18万円~、賞与は業績に応じます。
・別途時間外手当、マイカー通勤手当、住宅手当等支給します。
・勤務時間は派遣先事業者や季節により異なる場合がありますが、基本は7:00~の22:00の間で1日8時間、週40時間です。
・年間休日日数は110日を予定しており、別途勤続期間に応じ有給を付与します。
・各種保険(雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金)加入済みです。
・普通自動車の運転免許証は必須です。
完全屋内でシルクを生産
小学校リニューアルプロジェクトも始動
【熊本県事業の共有】移住視察の交通費・宿泊費支援
先月末から2025年3月7日まで、交通費と宿泊費の支援が受けれるようです。
移住前に視察をして考えたいという方は是非ご活用ください!詳細は以下をご覧ください!
https://www.kumamoto-life.jp/news_post/%e7%86%8a%e6%9c%ac%e7%9c%8c%ef%bc%9a%e7%a7%bb%e4%bd%8f%e8%a6%96%e5%af%9f%e3%81%ae%e4%ba%a4%e9%80%9a%e8%b2%bb%e5%8f%8a%e3%81%b3%e5%ae%bf%e6%b3%8a%e8%b2%bb%e3%82%92%e6%94%af%e6%8f%b4%e3%81%97%e3%81%be/
組合員のやまがBASE株式会社のプロジェクト予告動画が出来ました!
組合員のやまがBASE株式会社が、youtubeチャンネルを開設しました。今後弊組合も当該施設を利用する予定です。
https://www.youtube.com/watch?v=pvQn3drGUVw
是非ご視聴、チャンネル登録お願いします!
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※「中原功寛が紹介する山鹿市ってこんなところ!」となっていますが、引き続き牧さんにお話しをお伺いしています(写真もさくら湯と牧さん)。
中原「私は山鹿で生まれて、小中高と山鹿で育ちましたが、牧さんと話していると地元民より山鹿に詳しいなと驚かされます。牧さんからみた山鹿の魅力は何ですか?」
牧 「実際に移住してみると感じる魅力が沢山ありますけど大きく3つに分けて話しますね。」
中原「3つも!最初はやっぱ温泉ですか?」
牧 「そうです。山鹿市は熊本県有数の温泉密集地であり、高アルカリ性の単純泉。高アルカリの温泉は美肌の湯と呼ばれ温泉に浸かるとトロトロとした感触です。単純泉ですので子供から大人まで、基礎疾患をお持ちの方でも低刺激で無理なく毎日入浴していただける温泉です。しかも循環消毒なしの新鮮なお湯が豊富に湧出しています。」
中原「本当にマニアックですよね。アルカリ性が高いとどういう効果があるんですか?」
牧 「これは高酸性の温泉でも言えることなのですが、皮膚の古い角質が取れやすくなります。新しい綺麗な皮膚を維持できると思うのでまさに”美肌の湯”ですね!」
中原「なるほど。僕はそんな風に温泉を見てなかったんですが、循環消毒なしの温泉って珍しいんですか?」
牧 「私が全国巡った実感で言うと、結構循環させている温泉って多いです。かけ流しできるほどの湯量が確保できなかった場合、どうしても循環と塩素消毒せざるを得ないですから。その点、山鹿では循環させている温泉に全くお目にかからない位湯量が豊富。温泉のシャワーやカランから当たり前のように源泉が出てきます。とても贅沢だと思います。」
中原「そうだったんですね!」
牧 「距離はそんなに離れていなくとも、それぞれの公衆浴場や旅館の日帰り温泉など場所によりトロトロ感ツルツル感、温泉の香りも様々で違いを巡って感じるのも楽しいですし、山鹿市内には大きく5つの温泉郷(※注:山鹿温泉、平山温泉、熊入温泉、菊鹿温泉、鹿本温泉)を持っているので大きなエリアで温泉の違いを感じることもできると思います。」
中原「なるほど。地元民なのに全然温泉について分かってなくて反省です。勉強しなおします。」
牧 「温泉がとても大好きで、将来いつかは毎晩温泉に通う生活をしたいと思っていたのですが、今まさにその夢が叶っています!汗かいた畑作業の後の温泉は本当に最高です。毎日この瞬間のために生きていると言っても過言ではありません(笑)」
中原「さくら湯だったら回数券で1回200円ですもんね。」
牧 「月額にしても毎日温泉に入れるなら安いと思います!では、次2つ目は歴史です。昔から歴史が好きなんですよ。山鹿には古墳や古代山城、江戸時代の街道の趣きを感じられる場所も多くあり、さらに日本にある装飾古墳の大部分が熊本県にあり、その中でも山鹿市は集中しているエリアです。古墳の石室内を赤や白、黒などで装飾した古墳など多数存在し、チブサン古墳は歴史好き界隈では全国的にも有名ですね。」
中原「またまたマニアックな・・・古代山城は、鞠智城のことでしょうか?」
牧 「そうです。飛鳥時代に大和朝廷が朝鮮半島の新羅と唐の連合軍と戦って敗れた白村江の戦いの後に自国防衛のために築城した『鞠智城』は”続日本紀”にも記述があり、日本とは一味違った大陸型のお城の構造で古代の雰囲気を感じることができると思います。」
中原「・・・勉強しなおします」
牧 「すみませんマニアックで(笑)あと、山鹿市街地のメインエリアには福岡県北九州市の小倉城にまで続く豊前街道山鹿宿の街並みがありますよね。熊本藩が江戸時代に江戸に参勤交代する際に一番初めに泊まった宿場町です。今の山鹿温泉公衆浴場さくら湯を最初に作った時にも熊本藩主に援助をいただいていますし、熊本藩との繋がりも濃ゆいエリアです。
中原「芝居小屋の八千代座もいいですよね。八千代座で落語とか聞くと趣深いです。そういえば今年の8月には4年ぶりに山鹿灯籠まつりも開催されましたが、観に行ってましたよね?」
牧 「はい。山鹿灯籠は古代の天皇、景行天皇を灯明で迎えいれたことを起源としているとも言われとても歴史が古いですよね。すべてが和紙で作られているのが本当に驚きです。幻想的な千人灯籠踊り、上げ燈籠の神事と見応えのあるお祭りでとても楽しめました。」
中原「私も家族で行きましたが、今年は13万人の人が訪れたようです。では最後の3つ目はなんでしょう?」
牧 「ずばりグルメです。山鹿市の北部には熊本藩御用達の岳間茶の生産地もあります。すぐ県境にある八女茶より渋みが控えめな甘みを感じるお茶です。知名度は低いですが、製茶の直売店が多数あり、今は様々な岳間の製茶店巡りをしている最中です!」
中原「岳間茶知らない人も多いですよね。巡ってるんですね!」
牧 「そうなんです。お茶も好きなのでアピールしていきたいです!あと、グルメで言うとスイカ、メロンの産地でもあり、栗は西日本一の生産量を誇りますよね。秋になると栗スイーツ巡りもできますよ。私も今秋は栗スイーツを追いかける予定です!山鹿はオシャレなカフェや個人商店も結構多いので、行きたい店が多くて大変です(笑)」
中原「それにしても山鹿に詳しすぎませんか?まだ3か月ですよね?」
牧 「昔から好奇心が旺盛なので色々と疑問を持ったら調べちゃうんですよね。語らせたらもっと語れますよ(笑)」
中原「(笑)また次にの機会にとっておいてもらって、逆に不便なところはないですか?」
牧 「生活に必要なスーパーやコンビニ、ドラッグストア、家電量販店、ホームセンターなど一通り揃っています。24H営業のスーパーもあります。熊本市街地にも車で1時間かからず行けます。福岡県との県境に山鹿市は立地していますので北に車を走らせればすぐ福岡県に入ります。阿蘇も車で行けば意外に近いですし、最寄りの新幹線の駅である新玉名駅も30分程度で行けるので特に私は不便だと思ったことはないですね。」
中原「なるほど。最後にやまがBASEに興味をお持ちの方に何か一言お願いします。」
牧 「山鹿の人は皆さん優しいですし、さんざん語りましたが魅力も満載です。是非検討頂き、山鹿に来られた際には観光案内させていただきます!」
中原「ありがとうございます。山鹿の魅力を多くの人に知ってもらって、あわよくば一緒に働けるとうれしいですね!」
実家は農家。地元の高校を卒業後、米国大学留学、ベンチャー創業参画を経て系統金融機関に就職。海外支店でのPMや関連資産運用会社での企画業務を経て、ハーバードビジネススクールにMBA留学した後、創業参画したベンチャーに復帰。役員として経営戦略や資本政策、資金調達等に携わりながらリモート勤務が可能となったこともあり、2021年、17年ぶりに地元にUターン移住。
株式会社コウサク、株式会社コウサクファーム、やまがBASE株式会社を創業、代表取締役就任。やまがBASE事業協同組合を発起、理事就任。2023年には共同代表を務めるやまがBASE(株)で、廃校となった母校を購入。