「子育てシェアリング」を通じて多様な人がふれあう居場所をつくる| 一般社団法人mixjam
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公開日:2023/09/05
終了日:2025/03/31

「子育てシェアリング」を通じて多様な人がふれあう居場所をつくる| 一般社団法人mixjam

福岡県直方(のおがた)市は福岡県北部に位置します。

直方が城下町として栄えた江戸時代。多賀神社周辺は、町人居住区と武家屋敷との境界となる水路(豪)があり、新町には町人の住む町屋が並んでいました。長崎街道のルートでもあったことから交通の要衝として賑わいました。

そんな新町には古い建物が残っています。子育てシェアリングの場づくりに取り組む「"いろり"」(一般社団法人mixjam運営)は、築130年の古民家を再生したスペースで活動しています。

この古民家は当時、芸妓さんの待合所として使われていたそうです。

"`いろり"の代表を務めるのが辻千恵さん。保育士でもある辻さんは、多様な価値観を持つ人たちの中で「子育てをシェアできる」環境を育むことを目標に、コワーキングスペース運営や地域創生おしごと体験など、様々な取り組みを行っています。

今回体験できる内容

今回のくらしごと体験の魅力は、子育てシェアリングの現場でさまざまな世代の方と交流できることです。

「みんなの居場所づくり」や「コワーキングスペース運営」、ご近所の一人暮らしの方にも人気の晩ご飯サポート、直方市内の事業者さんと出会うことができる「地方創生おしごと体験・おしごとJAM」など。古民家で育まれるシェアリングにじっくり向き合うまたとない機会となるでしょう。

辻さんが行なっている「子育て支援」について、近隣の方も交流しやすい場づくりの秘訣など現場で聞いてみてください。

子育て支援に関心がある方はもちろんのこと、まちづくりに興味がある方、DIYなど古民家再生に興味がある方も大歓迎です。

多様な方がたくさん関わるからこそ、自分の声にしっかり耳を傾ける、自分に正直に

「小さな頃は病弱で制限管理のある暮らしをしていて、毎日が窮屈だったんです。生まれ育った家庭環境、病気や障がい、肩書などが自由に生きる妨げにならない社会があるといいなと考えていました。自身の経験も重なり、保育の道を選び療育保育士として活動を始めました」

辻さんは、保育士として重症心身障がいのある子どもたちの施設で働き始めました。当時はまだ障がいを持つ子どもたちと健常児が同じ環境で過ごす場があまりなかったそうです。

現場で障がいを持つ子どもたちの中には、言葉によるコミュニケーションが困難なケースも。辻さんは保育の現場で、思いを伝えることができないもどかしさを感じます。

しかし、身振り手振りを交えた"生身のやり取り”により、意思疎通できることがわかり、その面白さに気づいたそうです。

「人が本当に理解し合うために必要なのは、言葉じゃないんですよね」

そう話す辻さんは、実は大阪のご出身。

ご主人の仕事の関係で福岡県へと移住してきた当初、直方での活動にはそれほど乗り気ではなかったんだとか。

直方在住でもない辻さんが今、子育てシェアリングを軸に社会課題に取り組むのも、ご縁からいただいた直方の人たちの温かさでした。

「直方にご縁をいただくきっかけとなった方が『他所から来た人の活動はなかなか理解してもらいづらいから』と、地元や商店街、行政などへのご挨拶周りに同行してくださったり。顔が見える関係性をつくりやすいように説明してまわってくれました。本当にありがたかったです。」

こうして辻さんが立ち上げた拠点が、“いろり”。ここでは子育て中のお母さんと地域の人たちが、互いの困りごとを「ちょっと助け合う」風景が日常になっています。

例えば、古民家の2階やキッチンでママが仕事をしているあいだに、ほかの人が子どもの面倒を見たり、キッチン営業を終えたママが近所の一人暮らしの方に夕食を配達するーーという具合に。

「夕食の配達ついでに、お部屋の電球を交換したりもするんですよ」

日々の「ちょっと」の行いが、頼れる人がいるという安心感につながり、子どもたちだけでなく、"みんなの居場所”として育まれていきます。

"みんなの居場所″ であると同時に " 自分の居場所 " でもあるように、自分の気持ちにも向き合っていると語る辻さん。

「『なんかモヤモヤするなぁ』と感じたらちょっとしたことでも、ちゃんと口にするようにしてるんです。言葉にならない感情でも、表現してみることで明らかになることが多い。ここでは、そんな言葉にならない感情こそ大切に受け止めあうことを大切にしたいです。」

世代を越えて、多様な人が集まる「"いろり"」は、「自分は自分であっていい」。そうお互いを認めあえる場所です。「子育て」という言葉にこだわらず、「居場所つくり」を通して語り合える時間がここには流れています。

イベント・ツアー内容

所要時間:2泊3日程度 ※ご都合に合わせて調整可能です。

費用:無料 (宿泊費:3,000円/泊まで補助あり ※初回の体験のみ適用 |食費:自己負担 |交通費(自宅~集合場所):自己負担)

最小催行人数:1 人

集合場所:こどもの居場所&コワーキング`いろり`

解散場所:こどもの居場所&コワーキング`いろり`

スケジュール

1日目(13:00~17:00)
 1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
 2."いろり”のお仕事の説明
 3.仕事のお手伝い
  「みんなの居場所づくり」
  「こども食堂(調理・こども見守りや寺子屋など)」
  「子連れで利用できるコワーキングスペース運営」  
  「地方創生おしごと体験・おしごとJAM」(こちらは夏春の長期休暇中のみ)
  など利用者様とのコミュニケーション、運営の手伝い
  *実際の仕事状況によって変更があります

2日目(9:00~17:00)
 1.仕事のお手伝い
  「みんなの居場所づくり」
  「子連れで利用できるコワーキングスペース運営」  
  「こども食堂の運営」
  「地方創生おしごと体験・おしごとJAM」
  など利用者様とのコミュニケーション、運営の手伝い
  *実際の仕事状況によって変更があります

3日目(9:00~15:00)
 1.仕事のお手伝い
  「みんなの居場所づくり」
  「子連れで利用できるコワーキングスペース運営」  
  「こども食堂の運営」
  「地方創生おしごと体験・おしごとJAM」
  など利用者様とのコミュニケーション、運営の手伝い
  *実際の仕事状況によって変更があります
 2.体験の感想、質疑応答

■宿泊場所 :忘覚庵

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福岡県 政策支援課が紹介する福岡県ってこんなところ!

北九州市・福岡市の2つの政令市を持ち、2つの空港を有する福岡県。九州のビジネス拠点のイメージが強く、都会な場所という印象を持っている方も多いと思います。

しかし、実は都心部から少し離れるだけでマリンスポーツができる海や、日本の原風景を思わせる里山があり、自然との距離がとても近いのが特長です。

都会と自然が近い福岡では、普段は田舎でスローライフを楽しみながら、都心部に気軽に遊びにいけるなど、ライフスタイルに応じた様々な生活を楽しむことができます。
都会も自然もバランスよく楽しめる福岡ならではの環境で、あなたの「理想のくらし」を探してみませんか。

福岡県 政策支援課
福岡県企画・地域振興部 政策支援課
福岡県庁内で移住を担当している、「政策支援課」と申します。ここでは、福岡県が参加するイベントや、セミナーについてのお知らせを投稿していきますので、ぜひご覧ください!!
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