
農園部へようこそ!Report:1
公開日:2023/12/17 23:14
西都市地域おこし協力隊として活動している大沢です。 2年半ほど前に横浜市から西都市へ移住し、普段は移住相談や情報発信のお仕事をしております。
突然ですが、「田舎に移住したら始めてみたいことNo.1」といえば、家庭菜園や畑仕事ですよね(大沢調べ)。 移住後しばらく経ち、移住者同士の交流も増えた中で、やっぱり都市部から来た人間に共通してあるなあと感じたのが、畑への興味です。 実はわたしも移住を決めてから「お野菜を育てたい!」と考えていて、どこかにちょうど良い大きさの畑や庭付きの家がないかと探していました。
そんな折、こちらに来てから知り合った農家のおばあちゃまから「使っていない畑を貸したいんだけど、誰か良い人いない?」と相談を受けました。 これはまたとないチャンスかも!と思い、畑に興味のある移住者4人が集まって、まずは畑を耕して整えるところからやってみよう!この畑、わたしたちに貸してください!とお願いすることになりました。
・・まずは耕耘、そして水害へ・・
わたし含め農園部の部員たちは、畑仕事といえば小学校で行う田植え体験や稲刈り体験くらいしかしたことがありませんでした。 つまり未経験者ばかりの、頼りない集まりなのです。 畑の持ち主であるおばあちゃまとご家族の方に耕耘機の使い方を手取り足取り教わり、恐る恐る耕してみると、長年田んぼとして使われていた土は疲れ切り、ほとんど栄養のない状態であることがわかりました。 そこで、鶏糞を乾燥させて固めた肥料を撒き、馴染ませながら耕した後6本の畝をこさえましたが、まもなく梅雨の大雨が。 水路から溢れて入り込んだ水で、畑はまるで湖のようになってしまいました。しかも2回。 整え直すにも、とにかく宮崎の夏は暑いので、未経験者たちは心も体もへとへとに。 自然とはかくも厳しいものなりと、身にしみて感じた夏前でした。


・・夏野菜栽培の成功まで・・
西都市の特産品と言えば、スイートコーンとピーマンです。 農園部でもまずは西都の土地に適しているであろうその2品種と、ナス、ミニトマトを育てることにしました。 春〜秋はとにかく雑草との戦い。抜いても抜いても元気よく成長し続ける雑草に、何度もめげそうになりました。 最終的にはマルチシート(雑草防止の役割を持つ黒い遮光シート)をも突き抜けて伸びる雑草たちに敗北したとも言えますが、夏野菜は無事に収穫期を乗り切り、わたしたち部員に大量の作物をもたらしてくれました。
途中、おそらくムジナ(アナグマ)によるちょっとしたつまみ食いも確認されました。 今までは獣害のあまりなかった土地だったそうですが、今年は普段見たことのない場所でムジナやイタチが多数出没し、多くの農家さんを悩ませていたそうです。 これも気候変動の影響なのでしょうか? 今年の夏は皆一様に、「こんな夏は初めてだ」と口を揃えていました。
\続きはReport:2(2024年1月更新)へ/


・・西都市に移住を検討されている方、農園部へ遊びに来ませんか?・・
西都市では、本市へ移住を検討されている方へ宿泊費やレンタカー費を助成する「お試し滞在等助成金」をご用意しております! 詳しくはこちらのプロジェクトをご覧ください↓↓
お試し滞在に来られた際、農園部の畑へご案内することも可能です! お野菜が実っているときは収穫体験もでき、お野菜のお持ち帰りもできます◎ ご興味のある方は、お試し滞在の事前相談の際にお声掛けくださいませ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました♡


西都はじめる相談窓口(一般社団法人まちづくり西都KOKOKARA)
このプロジェクトの地域

西都市
人口 2.64万人

まちづくり西都KOKOKARAが紹介する西都市ってこんなところ!
宮崎県のまんなかにある西都市は、県内どこでも移動しやすく、宮崎空港までは1時間前後、宮崎市中心地までは30分ほどでアクセスできます。 古代遺跡が残っているだけあって自然災害も少なく、温暖な気候が心地よいです。 西都原という高台には素晴らしい県立考古博物館と日本最大級の古墳群があり、大昔から人々が営み続けた土地で、ふと古代に思いを馳せられる素敵な場所です。 鉄道が廃線になって久しく、自家用車は必須ですが、道路が広く綺麗なので、運転が不慣れだった私もすぐに馴染むことができました。
深く表情豊かな自然と、コンパクトなまちが隣り合ったこの地域は、どなたにでも「お帰りなさい」と言ってくれるような、あたたかい雰囲気に包まれています◎
西都市の移住支援についてはこちら↓ https://www.saito-hajimeru.com/
このプロジェクトの作成者
宮崎県西都市にあるまちづくり会社【まちづくり西都KOKOKARA】です!
民間と行政の中間ポジションから西都のまちづくりを総合的かつ戦略的に考え、実行していくことが私たちの役割であると考えています。
一時的な賑わいではなく、持続可能なまちづくりを実行するためには、次世代人材の育成を推進しつつ 地域経済の活性化を行っていくことが必要となります。
明るく豊かな西都の未来を創生するために、持続可能なまちづくりを推進する民間活力として貢献します。