専門家も虜にする、佐々川の研究者募集!生きた化石・カブトガニが暮らす希少な環境とは!?
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公開日:2023/12/20
終了日:2024/01/31

専門家も虜にする、佐々川の研究者募集!生きた化石・カブトガニが暮らす希少な環境とは!?

約2億年前から生息する「生きた化石」カブトガニ。「生きた化石」と呼ばれる理由は、恐竜の時代よりもはるか昔から、強い生命力で昔の形のまま生きているから。

日本では絶滅危惧種に指定され、生息地は瀬戸内海一帯と九州北部の一部のみ。産卵場はさらに希少で、各地域で保護活動が行われています。

今回、地域おこし協力隊を募集する佐々町は、長崎県北部に位置する小さなまち。

まちのシンボル「佐々川」は希少なカブトガニの産卵場があり、絶滅危惧種に指定されたブチサンショウウオなども生息する生物多様性の高さが魅力の川です。

その背景には、佐々川の源には日本一の広さを誇る玄武岩溶岩台地の最高峰・国見山があることや、下流にある国内有数の干潟など、希少な自然環境があります。

地域おこし協力隊のミッションは・佐々川の調査・研究と情報発信。

環境専門家が「これほど楽しい仕事は無いのではないか」とうらやむ自然環境と仕事内容。なかなか仕事にするのが難しい調査・研究職へ、地域おこし協力隊制度を活用して飛び込んでみませんか?

まちのシンボル・佐々川の魅力を町民と共に再認識したい

佐々町民にとって、佐々川とは?
この問いに、佐々で生まれ育った町職員の今道晋次さん(58)が、きっぱりと答えました。

「佐々川は、このまちのシンボルです」。

佐々町は、長崎県北部に位置する人口約1万4000人の小さな町。周囲を山々に囲まれた自然豊かな土地で、その中心部をまちの背骨のように流れるのが佐々川です。

春先。四ツ手網と呼ばれる1、2メートル四方の網を使った風物詩「シロウオ漁」が始まります。河川敷沿いの遊歩道で、早咲きの河津桜が咲き誇るのもこの時期です。

初夏。アユ釣りが解禁され、釣り人が佐々川を訪れます。

秋から冬。川底に石を積んで設置する「うなぎ塚」と呼ばれる伝統的なワナで、子どもたちが天然ウナギを獲る姿が見られます。

佐々川は町民の暮らしと共にあり、四季折々にさまざまな恵みをもたらしてきました。

【協力隊に求める働き】

町役場では、今回の協力隊のミッションは、「10年、20年先の町を見据えた『入り口』となる取り組み」と位置付け。

収集した基礎データをベースにしながら、佐々川のすばらしさ、ポテンシャルを掘り起し、それを町外ではなく、まずは町内の子どもたちに「発信」し、伝えたいと願っています。

情報発信と言っても、話題性など目先の利益を優先するのではなく、継続性のある埋もれ火のような取り組みで、まちづくりの足場固めを図る考えです。

【地域おこし協力隊の配属先】

町事業の企画部門などを担う中核部署・企画商工課。課長の中道隆介さん(49)をトップとする男女7人所帯です。

実は中道さん、福井県出身の移住者。「移住者の気持ちはわかるので、協力隊員が他県出身の場合には、生活面を含めいろいろな面でサポートしたいです」と笑顔を見せます。

町は、自然保護活動を手掛ける環境教育の専門家や、佐々川を舞台とした子ども向け自然体験学習を実施している団体など、幅広い組織や団体・人物にパイプがあり、これらのキーマンと協力隊員との橋渡し役も担っていく構えです。

(左から)町役場職員の今道さん、林枝さん、中道さん。協力隊のサポートを行う

(左から)町役場職員の今道さん、林枝さん、中道さん。協力隊のサポートを行う

上流と下流とでは異なる表情を見え、生物多様性が魅力の佐々川

上流と下流とでは異なる表情を見え、生物多様性が魅力の佐々川

ミッションは佐々川の調査・研究と情報発信

町は、佐々川の恵みを最大限に生かした地域活性化策に取り組んでいく方針です。しかし、具体的に考えを進めるときに、まだまだ佐々川に対する理解が足りないことに気付きました。

そこで、以下のミッションに意欲的に取り組んでくれる人を募集します。
専門的な研究の経験がなくてもOKです!

【佐々川研究地域おこし協力隊の主なミッション】
1年目:佐々川の調査に向けた人脈形成、情報収集
2年目:調査、生涯学習、情報発信
3年目:調査、生涯学習、情報発信の継続

イメージする人物像は、河川や河川生態系の研究に興味がある人、自分自身の研究で地域社会や地域課題の解決に貢献したい人、未知の領域に挑戦したい人――など。基礎知識や意欲さえあれば、専門家につないで教えてもらったり地元住民と協力したりしながらミッションに取り組むことができるよう、町役場がサポートする考えです。

通勤圏内には、カブトガニの展示や近隣地域の生態系の研究を行う「西海国立公園 九十九島水族館 海きらら」も。任期中に人脈や就職先を探したり、就職しつつ副業として佐々川の研究を続ける選択肢もあります。

佐々町観光協会が発行した「モコちゃんの佐々川ぼうけん」と佐々町が発行した「佐々川」

佐々町観光協会が発行した「モコちゃんの佐々川ぼうけん」と佐々町が発行した「佐々川」

佐々川を見守り続ける環境教育の専門家・川内野善治さん(75)。「お手伝いできることがあれば協力します」と協力隊への嬉しいメッセージも

佐々川を見守り続ける環境教育の専門家・川内野善治さん(75)。「お手伝いできることがあれば協力します」と協力隊への嬉しいメッセージも

佐々川の研究者・地域おこし協力隊の募集 要項・お問合せ

今までに多くの専門家を虜にしながらも、未だその魅力が解明されていない佐々川。
あなたの手で、その魅力を発掘して発信しませんか?

報酬や勤務時間等を記載している「募集要項」は、以下のページからご確認ください。※本プロジェクトの採用支援を担当している長崎県地域おこし協力隊ネットワークのサイトが開きます。

▶︎募集要項等
https://ngs-cnw.com/nagasaki-edit/posts/saza-recruitment1

▶関連記事はこちら
佐々川のカブトガニを守る地元ボランティアチームと、対馬で研究を行う先輩協力隊インタビュー
https://ngs-cnw.com/nagasaki-edit/posts/saza-recruitment-interview1

★応募のご希望やご質問は、「応募したい」ボタンからお願いします!
応募に関する問い合わせはもちろん、地域おこし協力隊や移住に関する質問もお気軽にどうぞ!
本採用は、日本一の協力隊のサポーターを目指す協力隊OGOBによる組織「長崎県地域おこし協力隊ネットワーク」がサポートしています。

佐々町観光協会発行絵本「モコちゃんの佐々川ぼうけん」より

佐々町観光協会発行絵本「モコちゃんの佐々川ぼうけん」より

佐々町観光協会発行絵本「モコちゃんの佐々川ぼうけん」より

佐々町観光協会発行絵本「モコちゃんの佐々川ぼうけん」より

募集主:佐々町企画商工課/企画・設計・執筆:一般社団法人長崎県地域おこし協力隊ネットワーク
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佐々町
佐々町 企画商工課が紹介する佐々町ってこんなところ!

【まちの概要】
・人口は約1万4000人。じわじわと増加中
・長崎県北部の中心都市・佐世保市のベッドタウンとしても機能
・シロウオ漁やアユ釣り、カブトガニで有名な佐々川がまちのシンボル
・サクラやショウブなど四季折々に咲き誇る花や自然に癒される心地よいまち
・お茶や米、イチゴなどが主要な農産物

【暮らし】
・介護予防活動を積極展開、2018年には「健康寿命をのばそう!アワード」で厚生労働大臣最優秀賞を受賞
・大型商業施設もあり、日々の買い物は町内で完結できるコンパクトシティ
・待機児童ゼロ、子育て支援も手厚い
・九州の中心都市・福岡市まで車で約2時間、佐世保市中心部まで約20分

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