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琵琶湖畔で念願のオープン・自家焙煎のコーヒーショップ <先輩移住者にインタビュー④>
琵琶湖の見えるところで暮らしたい! 移住希望者に根強い人気を誇るのが、琵琶湖近くのロケーション。とはいっても、長浜市の場合、空き家バンクの物件に登場することはごくまれ。
そんな希少物件を粘り強く待ち、手に入れた夫妻がいます。
★山本宏司さん えりなさん★
2022年に千葉県から、琵琶湖に接する長浜市湖北東尾上町へ移住。
夫婦で自家焙煎したコーヒー豆の販売と喫茶『kohaku coffee(コハクコーヒー)』を営む。
琵琶湖に臨むロケーションで、窓からの眺望を楽しみながら、コーヒー豆を選んだり、お茶の時間を過ごしたりできる。
琵琶湖が見える家を探して
【宏司】移住前の居住地は千葉ですが、私の出身は滋賀県大津市で、妻は京都府。滋賀県にはたびたび訪れドライブを楽しんで各所を巡っていました。そのなかでもお気に入りだったのが琵琶湖でした。
住まい兼コーヒー焙煎のお店を開くにあたって、好きな景色に囲まれていたいと琵琶湖が見えるところにポイントを置いて物件を探すようになりました。
長浜だけではなく、高島市や米原市も含め、見学した物件は20軒ほどになりました。
【えりな】コロナ禍もあって県外への行き来がしにくいなかでしたが、空き家バンクに琵琶湖に近い新規物件が出るとすぐ内覧に行きました。
この家は、湖周道路(湖岸を走る道路)沿いの築約50年の木造民家。内覧日は雪が降っていて道路事情も悪いなかでしたが、電車を乗り継いで(笑)たどりつきました。結果的に、見学して即決めた感じです。
【宏司】建物の北側の壁を一面ガラス窓に改修し、カフェの客席に琵琶湖と琵琶湖を囲む山々の風景が飛び込んできます。思い描いていた以上のすばらしいロケーションでした。
お店を始めると自分たちがのんびり景色を愛でている場合ではなくなってはしまいましたが、その分、ご来店いただいたお客さまが景色を楽しんでくださっています。
店舗からの春の風景。桜の時期は壮観
琵琶湖と空の春夏秋冬が広がる
セルフリノベに奮闘
【宏司】夫婦揃ってコーヒーが好きで。専門店を探訪し、さらには焙煎や抽出について本格的に学び、本気で自分たちで自家焙煎のお店をやろうと、サラリーマンを辞め移住先で開業したかたちです。
物件の大規模改修は工務店さんにお任せしつつ、喫茶スペースの柱や壁の塗り替えは自分たちで。
DIY初心者で苦労はあったものの、時間があったらもっと自分たちでいろいろやりたかったなと今となっては思います。
お隣の米原市で空き家活用講座としてリノベ塾が行われていて、移住前に参加していたんです。そのとき講師をしてくださっていた工務店さんがこの物件の管理業者でもあった関係で、リフォームのことを含め、いろいろ相談に乗ってくださいました。移住先に知り合いがまだいない状況だからこそなおさら心強かったですね。
【えりな】物件を探しているときは、畑もあったらいいなどと理想がふくらむものですが、現実に家を手に入れてみると自分たちの手におえるスペックであることって大事だなとつくづく思います。
附属建物にしても畑にしても。活用の明確な目的があれば良いのですが、「いずれ使うかも」「あるんなら得なのかも」ぐらいだと持て余しがちです。
当時は世界情勢の影響で資材の高騰がすごいときで、思いがけない出費もあり、考えていたよりも資金が必要になりました。
自分たちの経験からアドバイスするなら、資金をある程度確保しておくのはもちろんのこと自治体の助成や融資、クラウドファンディングなど多様な資金調達の手段を調べたり、相談したりしておくと良いかと思います。
◯住まわせてもらっているという意識
【えりな】来店者用駐車場は自治会さんのスペースを使わせていただいています。ご近所さんも常々気にかけてくださって感謝しています。窓の向こうのお花もお隣の方に株分けしていただいたんですよ。
この地域の一員に加えていただいているという感覚を忘れずにいたいと考えています。
休みの日は、お店の買い出しの合間を縫って市内をうろうろしています。長浜市は広いのでまだ行ったことがないところも多いですね(笑)
★★
kohaku coffee
長浜市湖北東尾上町197
店舗情報はインスタから
https://www.instagram.com/roaster_kohaku_coffee/
屋号は、冬季に琵琶湖北部へ飛来するコハクチョウにちなんでいるんです!
琵琶湖岸ドライブのときにはぜひ立ち寄ってみてください。
コーヒー豆の購入だけでも大歓迎! もとの民家の良さを残した店舗空間
遠赤外線の焙煎機用い、豆との調和を図りながら焙煎。抽出はドリップ式で。(撮影用として喫茶スペースで特別に淹れてもらっています)
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滋賀県内で有数の観光地である長浜。
羽柴秀吉が初めての城持ち大名となって開いた城下町で、戦国の三英傑が駆け抜けた足跡が数多く残る戦国ロマンあふれるまちです。
歴史だけでなくユネスコ無形文化遺産である長浜曳山祭りや黒壁スクエアなど市民が中心となって作り上げた新旧の文化が交差しています。
古くから交通の要衝であり、総合病院もあり、暮らしに不便を感じることはほとんどありません。
次の文化をつくるために、リモートワークや起業、副業・兼業も促進しています。
そんな長浜市の空き家情報はこちらで公開中。
https://www.nagahama-capital.net/
もしお好みの物件が見つからなかった場合はこちらもご覧ください。
高島市
https://move-takashima.jp/sumai
米原市
https://koisuru-akiya.com/akiyabank/
彦根市
https://www.hikone-akiya.com/
びわ湖の東北部に位置する滋賀県長浜市です。
羽柴秀吉が初めての城持ち大名となって開いた城下町です。
豊かな歴史と自然に恵まれながら、新しい文化もはぐくむ長浜で、やりたかったことにチャレンジしてみませんか?
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