イチバづくりは、まちづくり? 食のプロフェッショナルが集う“まち”を、プロデュースする仕事

江戸時代には「天下の台所」と呼ばれ、今も食文化の発信地として重要な役割を担っている大阪。大阪木津卸売市場(以下、 木津市場)は、そんな大阪の食文化を支える場所のひとつです。

飲食店・小売店など食のプロフェッショナルを主な顧客とし、産地から届く生鮮品やこだわりの乾物などを販売する仲卸(なかおろし ※1)の店舗等が集まる市場内では、毎朝、活気と人情味溢れるやりとりが繰り広げられています。

今回募集するのは「木津市場」という「食に特化した」個性的な店舗が100店舗以上集積する「まち」をまるごとプロデュースする仕事。市場内に出店する仲卸を誘致し、買い付けに訪れる飲食店や小売店にとって、市場をより魅力的な場所にしていくことがミッションです。

大阪ミナミの街中で、食材の流通を通じて産地と消費地をつなぐ「まち」をつくるダイナミックなこの仕事のことを、ぜひ知ってもらえたら嬉しいです。

(※1)仲卸:卸売から仕入れた商品を、市場内にある店舗で、飲食店や小売店など市場に買出しにくる人たち(買出人)に販売する事業者

卸売市場の仕組み▶︎
https://kizu-ichiba.com/how-to/

どうすれば“食の世界をつなぐ”イチバがもっと魅力的になるか? を問い続ける

民間の地方卸売市場では日本最大級の規模を誇る木津市場。「商人の街」のイメージそのままの活気ある大阪ミナミの難波エリアに隣接し、100店舗を超える水産・青果の生鮮品、加工品や関連商材の仲卸が集まっています。

日々買い付けに訪れるのは、飲食店や小売店の方々。ここで買い付けられた食材が、大阪の豊かな食文化を形作っています。

つまり木津市場は、食のプロフェッショナルが集う「BtoB(仲卸→飲食店・小売店)の商いのまち」です。「どうすればこの“まち”がもっと魅力的になるだろうか?」を考え、全体のバランスを見て誘致するテナントミックスをプランニングし、自らリーシングを行ったり、各店の売上が伸びるようにサポートしたりする「イチバの縁の下の力持ち」とも呼べるプロデューサーが求められています。

たとえば、トレンドをとらえ、「スパイス屋さんがあるとスパイスカレーの聖地とも呼ばれる今の大阪の食文化に貢献できるかも」「顧客のレストランのためにカスタマイズで自家焙煎するコーヒー豆専門店があると喜ばれるのでは」など、今のイチバに必要なジャンルの仲卸を見極めること。誘致したい事業者に直接働きかけたり、業界関係者に木津市場を知ってもらうためのイベントや商談会を企画したりすること。出店にあたってイチバという「まち」に溶け込めるようサポートをすること。そして、仲卸業などの商いで大阪の食文化を支える約110人の社長・店主のみなさんとともに「イチバ=まち」の元気を次世代につなぐこと。これらはすべて、イチバのプロデューサーの仕事です。

明け方がせりで、一番活気付く市場

明け方がせりで、一番活気付く市場

食のプロフェッショナルたちが集まる市場

食のプロフェッショナルたちが集まる市場

イチバの食の先達の「生の声を聞くこと」を大切に、街の飲食店での楽しい時間を支える仕事

「卸売市場の仲卸誘致プロデューサー」の仕事について、なんとなくわかっていただけたでしょうか。

BtoBの「イチバというまち」をイメージしやすいのは、こだわりの個人店が集まる元気な商店街かもしれません。コロッケの美味しい精肉店やパンク修理しながら相談に乗ってくれる自転車店など長く地域に愛される店に加え、アンティークも作家さんの食器も観葉植物も揃う雑貨店やクラフトビールと燻製が絶品なパブなど店主のこだわりが滲み出る新しい店が溶け込む商店街。店主とお客さんが初日から打ち解けて、モノを買うだけでなく、言葉を交わすお店が揃う商店街が近くにあれば住んでみたいですよね。

それを食材に特化して、食のプロフェッショナル同士が顔をあわせて、産地や消費者の情報を交換しながら継続的な商いをする場所がイチバです。そのイチバ全体のブランディングや付加価値の向上を考え、「どうすれば出店者(仲卸)、来場者(飲食店・小売店)の双方にとって魅力ある場所になるか」をマーケティング視点で考えるのが、仲卸誘致プロデューサーの役割です。

大阪の食文化を支える卸売市場を持続的に発展させていくために、イチバ全体でどんなことをすればよいのか、そのために自分は何がすべきかを考え、プロジェクトを立案し、積極的に仲間づくりに動いていける方であれば、経験や経歴は問いません。

これまでの経験・経歴よりも大切なのは、日々市場に飛び交う「生の声」を聞く姿勢です。

たとえば普段、イチバの中を歩き、出店している仲卸さんに「どんなところに飲食店・小売店のニーズがあるのか」「何が売れていて何が売れていないのか」を聞いてみたり、買い付けに来ている飲食店・小売店の方に「イチバにあったらいいなと思うものはありますか?」と直接リサーチしてみたり。

そういった地道な会話の中にこそ、新しいヒントが隠れているはずです。

また、木津市場の歴史は古く、入居して数十年という仲卸さんもたくさんいます。毎日、相場を探りながら電話一本で瞬時の値決めをして受発注をする一方、先代、先々代からの長年の信頼関係で継続する取引もあります。そのため、イチバの時間の流れやコミュニケーションは、効率性を重視する一般的なオフィスや工場とはちょっと違うかもしれません。

メールだけで済ませるのではなく、まずは顔をあわせること。実務的な要件だけでなく、ついつい世間話をしてしまったり…。互いに尊重して、じっくりと気持ちのこもったコミュニケーションが好きな人にとっては、きっとやりがいのあるお仕事になると思います。

江戸時代から続く地域に根付く献鯛式。

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地域のこどもたちに向けて、魚のつかみどりを開催することも

地域のこどもたちに向けて、魚のつかみどりを開催することも

「まちづくりに興味がある」「食に関わる仕事がしたい」あなたを待っています

卸売市場の仲卸誘致プロデューサーは、ただ空いている場所に出店者を誘致するだけでなく、食や社会のトレンドを読み、市場の未来を考え、「こんなまちがあったら良いなぁ」と思うこと、新しい取り組みにチャレンジしていける仕事です。

ゆくゆくは、新しく飲食店を始めたいと思っている方の支援、業態開発、仲卸さんの事業継承のサポート、料理学校や飲食店とのコラボイベントなど、既存の枠組みにとらわれない企画にも挑戦していただけたらと思っています。

「食」を切り口に幅広い提案ができる仕事なので、「食べることが好き」「食材や調理に興味がある」「街歩き、食べ歩きが好き」という情熱だけでも十分。「これをやってみたい」という好奇心に素直に、フットワーク軽く動ける人は大歓迎です。

【こんな能力活かせます!】
・ショッピングモールなど商業施設のリーシング
・食品メーカー・卸売業の営業
・商店街の事務局、地域創生・まちづくりコンサル
・商工会議所、漁協、農協など一次・二次産業関係

・コミュニケーション力
・交渉力・調整力

「街づくり」「場づくり」というキーワードにピンと来た方も、ぜひ一度お話しができたら嬉しいです。

興味を持ってくださった方は、ぜひ気軽に応募してみてください。木津市場、ひいては大阪の食文化の未来を、私たちと一緒に考えていきましょう!

こんなのがあったらいいなを実現して下さい。

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人との対話。ヒアリングを大切に!

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大阪市
大阪木津市場カンパニー採用担当が紹介する大阪市ってこんなところ!

江戸時代には「天下の台所」と呼ばれ、今も“食い倒れのまち”として食文化の発信地として重要な役割を担っている大阪。

木津市場から徒歩圏の難波・道頓堀エリアは古くから個性的な飲食店が立ち並ぶ繁華街ですが、近年はインバウンドの来訪で更なる賑わいをみせています。

また、アニメやマンガなどポップカルチャーの聖地 日本橋エリアも散歩する距離感。市場から道路を挟んで東側には著名な大型ライブハウスもあります。

<木津市場へのアクセス>
大阪都心にあるため交通至便で、大阪メトロ御堂筋線・四ツ橋線なんば駅から一駅の大国町駅から徒歩3分。従業員用の駐車場もあり、自動車通勤も可能です。

民間の地方卸売市場では日本最大級の規模を誇る大阪木津卸売市場。

「商人の街」のイメージそのままの活気ある難波エリアに隣接し、水産・青果の生鮮品、加工品や関連商材の仲卸が約130店集まっています。

そんな木津市場から、産地や仲卸さんとのネットワークと信頼関係を活かして、大阪の食文化を盛り上げていきたいと思っています!

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