創る!Bioな柑きつ食文化拠点が始動します。
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私たち優樹の里は、約50種類以上の柑橘と5種類以上のキウイフルーツを有機無農薬で栽培し、現在青果を中心に域外に出荷し好評を博しています。
が、味には影響ない病害虫の悪さによる見た目の問題やサイズが小さいだけで「規格外」とされるものが全体の3-4割を占め、それらを捨てざるを得ないことにもなっちゃってます。これら規格外品に加え、ひと手間掛ければ皆さんも大好きな「チョコ掛けピール」にもできる、搾汁工程で発生する未利用の外皮などを、加工食品原料にしよう!という話は良く出るものの、加工技術の課題が立ちふさがり、また、製菓市場などのニーズと距離のある生産者だけでは有効なアイディアが浮かばないなど、なかなか実現化しないハードルがあります。
そこで!私たち優樹の里では、思いついたのです。柑橘Loverは世の中に沢山いる。その方々の力を借りて商品開発・販売を頑張ろうと。これは、その加工品の試作開発を行う拠点Bioバル「柑きつ亭」をカタチにするプロジェクトです。

新たに持続可能な食文化・農業サービスを消費者とともに作りたい

ひと昔前の話ですが1970年代の高度経済成長期、柑橘の代表品種である温州ミカンの国内消費量(1人当たり購入量)は、その他の果物を抑えて第1位の20.0㎏/人でした。しかし、その後90年代初頭の国外オレンジ(果実と果汁)の輸入自由化を経て6.9㎏にまで減ってしまいました。皆さんの記憶にもまだ残っていると思いますが、少し前に外国産のオレンジ果汁の輸入が減り、オレンジジュースが軒並み店頭から消えてしまいました。当時はその逆。それまで国産みかんのジュースは割高でしたが、安い外国産オレンジ果汁を使った安価なオレンジジュースが沢山流通することとなり、皮を剥く手間が掛かる青果の消費を抑えてしまった。これが購入量激減の一因と言われています。柑橘農家はその時から、柑橘の高付加価値化を目指してきました。
私たちの果樹生産の開始はその時代までは遡りませんが、消費者の皆さんに安全安心の果実を届けたく、出どころ確かな原料を用いた手作りの有機肥料を用い、除草剤は使わず年間250日以上かけて草刈りをし、農薬による病害虫対策を行わず主に天敵による防除により、作物はもちろん、園地の安全安心も守ってきました。その成果は、園地内の柑橘の樹に鳥の巣が掛けられている事からも見て取れます(1枚目の画像)。
ただ、この有機無農薬では歩留まり(収穫して青果として出荷できる割合)問題が大きな悩みです。味は全く変わらないのに、見た目や大きさが小ぶりであるだけで規格外となって出荷できず、最悪廃棄せざるを得ないのです(涙:2枚目の画像)。
この食品ロスでもある問題を解決するのは、青果として食べるだけでなく様々な加工食品原料として規格外品を活用すること、また、体験などのプログラム運営により柑橘園地が広がるのどかな農村で心安らな時間を過ごす人を呼び込むこと、また消費者が商品を購入するのでなく自ら商品加工を体験することができる新たなサービスを開発するなど、色々な工夫が期待されています。
とはいえ、日々土と樹々に向かい合い、肥料づくりや草刈り作業などに没頭せざるを得ない専業農家だけでは、それを実現するには相当の時間を要してしまいます。消費者心理や、大消費地では何が求められているかに精通した、柑橘Loveラブな消費者の皆さんのお力添えを必要としているのです。

餌が豊富で安心できる園地には鳥の巣がかかります

餌が豊富で安心できる園地には鳥の巣がかかります

行先の無い収穫物は廃棄せざるを得ないことも。。。(涙)

行先の無い収穫物は廃棄せざるを得ないことも。。。(涙)

拠点「柑きつ亭」のお試し利用:柑橘園地と集落の魅力を体感下さい!

プロジェクトトップの画像右下の建物が拠点として利用が決まっている建物の外観です。
建物内は昔お豆腐屋さんだった名残りの製造機械、伝統工法の屋根裏、火曜サスペンス劇場に登場しそうな洋室、そして奥に豆腐加工場のみえる広々とした店舗スペースなど(1枚目の画像)で構成されています。
この拠点のお試し利用をしたい人にお会いしたいです。

※少しでもご関心持って下さった方(現地にはなかなか行けないよ〜、という方含む)は「興味ある」を押して下さい。個別のご案内を差し上げます。

当面は毎月に、農作業のお手伝い(これから来年の春にかけては主に収穫・選別や施肥作業など)と、豊富な原料を使った各種の加工品開発のワークショップイベントを開催します(画像は過去に実施した例です)。

この拠点の将来的な利用構想は。。。。
●地域の人も来訪者も気軽に立ち寄れる飲食空間(バル)
●地域資源を活用した自然由来の生活雑貨販売
●加工食品の試作開発レンタルキッチン
●柑橘栽培による就農の研修の宿泊拠点
●将来世代に豊かな自然を引き継ぐための調査研究・保全活動
●優樹の里の商品ブランドの開発
●地域のお困りごとを解決するワーケーション滞在&シェアオフィス利用
など、多様なアイディアがあります。

また徒歩圏にある優樹の里の代表が自ら整備したジュース搾汁工場との連携でさらなる活動の拡がりも期待されるところです。

これらの構想を一緒に実現してくれる人を大歓迎します。

拠点「柑きつ亭」となる空き家の内部の様子

拠点「柑きつ亭」となる空き家の内部の様子

右:農作業のお手伝い(選別)と左:加工品試作

右:農作業のお手伝い(選別)と左:加工品試作

生産者グループ 優樹の里
プロジェクトの経過レポート
2024/10/15

美味を届けるためのひと手間

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今日は、柑橘の話題。
有機無農薬栽培では最小限の病害虫対策で育成しますが、それでは見た目が悪くなり店頭に並ばないことになります。

特に高級柑橘は手厚い世話をすることになります。その一つが袋がけ。

今やっているのは、クリスマス商戦が勝負の、JAが取り扱う場合には「紅まどんな」と名称がつく、農林28号です。

数千個単位で、袋がけして、収穫の時にはそれを外し、また袋を再利用するために袋を伸ばし、作業回数の合算は万単位。

美味しい果実を皆さんに味わってもらうためのひと手間です。

2024/10/14

イベントご案内のビジュアル作成しました

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お友達を誘いたいけど、案内文章が長くて読んでもらえるかな。。

と思っていた方、お待たせしました。
10月イベントのご案内ビジュアルを作成しました。

ぜひこちらを使って、沢山の方をお誘い合せの上、ご参加下さると大変うれしいです(笑)。

よろしくお願いします。

2024/10/13

フルーツサンド原料として使って貰えるか。。。

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今日は、優樹の里スタッフの1人は、今治とはまったく別件で豊洲公園で開催されたイベントの手伝いに参加していました。そのイベントとは、江東区の店舗を紹介する事業の一環で行われた、若手の事業者が中心となって開催した「ことみせフェス」の第2回です。
そのイベントに出店していたのがRICO+さん。永代橋近くで手作りにこだわりながら週替り(水曜日更新)でフルーツサンドやお食事サンド グラタンなどテイクアウト専門に提供されています。
今日出品されたフルーツサンドには、小玉ミカンが使われていましたが、当グループのミカンやキウイフルーツの中でも、特に小玉のものを使っていただけないか、ご相談できることになりました。
フルーツサンドに最適なサイズの果実を手に入れるのは結構大変とのこと。自分達で加工するのもありですが、既存店舗にお使いいただけるよう積極的にアプローチしていきます。

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今治市
優樹の里が紹介する今治市ってこんなところ!

私たちの園地が広がり、拠点が所在するのは、今治市大西町の山之内地区・脇地区とその隣接地区となります。
今治市はタオルと造船が有名ですが、山之内地区からは当エリア最大規模のドッグやしまなみ海道を構成する大小様々な島々が遠望でき、地区内には瓦屋根の伝統的なお家が並ぶ、月並みですがどこか懐かしい農業景観でホッとできる地域です。
最大の魅力は、コンパクトなエリアに農山漁村の暮らしを体感できる資源がギュッと集まっていることです。地元の人から「重茂さん」と親しまれる小高い山が地区の背後から集落を見守り、小川の山之内川が地区内を流れています。集落内には水田や柑橘果樹園が広がり、神社も間所神社と賀茂神社の2社あります。
また、大西町は今治市の中心部に近いエリアには近年沢山の新築住宅が立ち並び、若い子育て世代の流入も著しいこれからの活気が期待されるところです。
商業施設が少ないこともあり、計画している食堂や雑貨店は地域からも切望されているところです。

優樹の里
生産者グループ優樹の里

愛媛県今治市大西町の山之内地区を中心に有機無農薬で柑橘とキウイフルーツを生産加工している農業者等のグループです。
柑橘を愛する人が集いそれぞれの特技や経験を活かし、地域の柑橘栽培の歴史を将来世代に継承する新たな兼業スタイルの実現を目指す活動しています。
就農して10年余りの専業農家の代表と、東京都内に勤務し毎月今治市に通って活動する会社員が中心となり、柑橘農業の高付加価値化に取り組んでいます。

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スムージーも美味しそうですが、ゼリーとかドレッシングなどとかも良いかもですね
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