【福祉×まちづくり】「誰もが住み良い島」を一緒につくりませんか?

島根県の離島である隠岐島前地域(西ノ島町、海士町、知夫村)では、「大人の島留学」と称して、全国各地の若者たちが島に滞在しながら働くことができる機会を提供しています。4年の間に、400名程度の若手社会人や大学生の方が参画しています。
▼大人の島留学HPはこちら▼
https://otona-shimaryugaku.jp/?utm_source=smout&utm_medium=sociall&utm_campaign=hukushi

今回、大人の島留学で新しく始まった若者参画による地域福祉のプロジェクトに参画する仲間を募集します。
舞台は、隠岐島前地域にある海士町です。昔から地域内のつながりが強い町ですが、つながりだけでは解決できない人口減少や少子高齢化などの地域課題を抱えています。
このプロジェクトでは、
①大人の島留学生が地域住民の一人として、住み良いまちづくりに主体的に参画できるような仕掛けを生み出すこと
②若者が福祉をより身近に感じ、若者のポップさと島らしさを大切にした地域福祉を進めること
の2つを目指して、チャレンジします。

■募集名
「大人の島留学」福祉×まちづくりプロジェクト

■活動期間
1年間:2025年4月〜2026年3月末(募集締切:12月31日)
※定員に達し次第募集を締め切らせていただくことがございます。

■応募方法
「応募したい」ボタンを押していただいた上で、下記サイトより応募フォームへお申込みください!
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeUovEcMVxhPPa4ykZWXh_7wnz5arLhegHBboL4EknxJK-pyQ/viewform

■お問い合わせ
「興味ある」ボタンを押していただいた方向けに、オンライン説明会を実施しています。
・制度詳細を知りたい方は、オンライン説明会へ

下記リンクより、日程を確認し、参加をお申し込みください。
https://forms.gle/ZSTn2z4HPJb1GVoGA

若者200人とつくるwell-beingな島のまちづくり!

今回の活動の舞台となる海士町は、2300人ほどが住む日本海の小さな離島です。人口減少・少子高齢化・財政難という地方の過疎地域が危機とする課題に20年近く前から直面し、島の生き残りをかけた様々な挑戦を行政と町民が一体となって取り組んできました。
その功績もあり、今では危機的な状況からは脱しましたが、時代の変化に適合した新たなまちづくりのカタチが求められています。
海士町では新たに移住や定住を前提とせず、3ヶ月や1年の一定期間の滞在者(滞在人口)を増やし、全国の若者が人生で一度は訪れたくなるまちづくりを目指した「大人の島留学」という制度を創設しました。2020年より開始し、今では地域の中に当たり前に若者が溢れかえっています。

一方で島の福祉の状況を見ると、高齢化率は40%を超えており、医療・介護環境に課題を抱えています。本土よりも医療・介護体制の整備が難しいからこそ、なるべく医療・介護を必要としないように予防という観点が福祉で重要になります。
ただ島では昔から住民たちがお互いを支え合い見守り合う土壌があります。予防の観点からもこれが島の貴重な福祉の特長といえます。島の福祉からすれば、地域に多く溢れる若者が支え合いの輪に入れば、大きな力となるでしょう。

しかしながら、福祉というと専門性が高く一般的に関わりにくいイメージがあります。若者にとって福祉に携わることはハードルが高く、期待はプレッシャーになると考えます。
とはいえ、島に集まる若者の多くは地域住民との交流から島らしい経験や人付き合いを求めています。

大人の島留学生が一島民として地域参画する際に、少しだけでも福祉を意識できるようになれば、地域の抱える課題は自然と少しずつ解消していくのではないでしょうか。
地域課題を真正面から解決に導くのではなく、温故知新・承前啓後の考えのもと島にあるリソースを掛け合わせていくことで、緩やかに・軽やかに課題が解消されていくと考えます。
結果的に誰もが住み良い島となり、それがひとりひとりのwell-being向上につながっていくことでしょう。

全国から100名以上の若者が島に集まり滞在しています!

全国から100名以上の若者が島に集まり滞在しています!

島だからできる福祉の裾野の広げ方があります。

島だからできる福祉の裾野の広げ方があります。

人を巻き込み仲間を増やしていく仕事に興味のある方へ!

【プロジェクトでやりたいこと】
①大人の島留学生の主体的な地域参画を促すための仕掛けやサービスづくり
地域参画を強制するのではなく、あくまでも意志を持って参画したいと思えるような地域との関わりしろづくりを行います。地域に飛び出し交流を重ねることが、大人の島留学生のwell-beingにどうつながっているのか、当事者でありながら自ら考え行動に移します。
<活動例>
・集落での地域住民との交流会
・定期的な地域の小さなお困りごと解決サービスの実施
・大人の島留学生をはじめ多世代が集うための仕組みづくり

②既存事業所と連携した地域福祉の取り組みの推進
大人の島留学生を地域に混ぜていく中で発見した地域福祉のエッセンスを既存事業所の取り組みに還元をしていきます。
<活動例>
・福祉のプロの仕事を知るための現場体験(福祉事業所での週2日程度の勤務)
・福祉事業所と連携した大人の島留学生向けの研修の企画実施
・関係各所との連携協議会への参加と一部事務局運営

新たに始まったプロジェクトです。試行錯誤を繰り返しながら、未来の島のカタチをつくっていきます。

【こんな人に来てほしい!!】
《必須:MUST》
 ・まず手と足を動かす、小さなアクションをたくさん起こせる方
 ・1年間の滞在の中で島の暮らしと仕事を体験する中で、島の人を知り、島の暮らし・仕事を考え、学び・成長を得るために主体的に動くことができる方
 ・承前啓後の精神のもと、仲間や地域の方と協働することできる方
 ・20〜29歳程度の方
 ・心身ともに健康な方

〈歓迎:WANT〉
 ・まわりの人を巻き込みながら前向きに挑戦し、島での仕事や暮らしを充実させることができる方
 ・意欲や共感力が高い方(または身につけたい人)
 ・多様な人の意見を受け止めることができるバランス感の高い方(または身につけたい人)

地元の方と仕事をしたり、都市部で働く人と仕事をしたりと、様々なステークホルダーがいるからこそ、田舎センスと都会センスの両方が大切になります。
目の前で起こる現実と、目指したい理想とのギャップに目を向け、できることを着実に、そして地道な関係性づくりから活動を進めることで、ここでしか得られない学びが生まれると信じています。

あなたがこれまで学んできたことや身につけた力だけでなく、島で得た新しい学びも活かしながら、あなたらしい手触り感のある挑戦をしてもらいたいと思っています。

地域住民の方と交流会の様子。

地域住民の方と交流会の様子。

高齢者の小さな困りごとをお手伝い感覚で解決します。

高齢者の小さな困りごとをお手伝い感覚で解決します。

(一財)島前ふるさと魅力化財団 地域魅力化事業部
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海士町
大人の島留学プロジェクト運営事務局が紹介する海士町ってこんなところ!

本土からフェリーで約3時間。
コンビニすらないこの地域は、都会のような便利さはありません。

それでも、ユネスコ世界ジオパークにも認定されるほどの美しく恵まれた自然、
神楽や民謡といった独自に育まれた伝統文化、
そして何より個性豊かであたたかな島の人たちなど、
溢れんばかりの魅力に惹かれて全国から人が集まってきます。

地元の人も移住者も、一緒になって地域行事に汗を流し、
酒を酌み交わしながら島の未来について熱く語り合う。

多様性が受け入れられる豊かな暮らしがここにはあります。

大人の島留学プロジェクト運営事務局
(一財)島前ふるさと魅力化財団 地域魅力化事業部

一般財団法人島前ふるさと魅力化財団は、これまで隠岐島前高校を中心とした隠岐島前教育魅力化プロジェクトに取り組んで来ました。全国から生徒を募集する「島留学」制度を整え、多様性に満ちた学びの土壌を10年かけてつくってきました。

そして次の新たな挑戦として、隠岐島前高校の卒業生、隠岐島前地域出身の方を含む全国各地の若者たちが、「還ってきたい」と思える魅力的な地域を目指し、大人の島留学を中心とした地域魅力化事業に取り組み、島前3町村における若者の還流づくり(新しい人の流れづくり)に貢献していきます。

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