千野の山暮らし17年 - 猟師×農家として自然と共に生きる木下さんの選択
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公開日:2024/11/05
終了日:2025/12/31

千野の山暮らし17年 - 猟師×農家として自然と共に生きる木下さんの選択

17年前に大津市千野に移住された木下 弘幸(以下|木下さん)にSMOUTライター三輪がお話をお聞きしました。木下さんは、奈良県出身で京都市に移住された後に千野に住居をおかれました。千野では農家と猟師として活動されており、自然と深く関わる生活をされています。今回は、移住の経緯や、千野での暮らしについてお話を伺いました。

千野に移住された経緯

三輪|まず、千野に移住された経緯を教えてください。

木下さん|元々ヨットに乗ることが好きで、琵琶湖のヨットレースに頻繁に参加していました。琵琶湖に船も置いていたので、よく滋賀にきていましたね。当時から、四季によって様子を変える山の景色もすごく良いなと思っていました。
その後、仕事の関係で、京都、滋賀に住みたいなと思って探していました。

三輪|仕事がきっかけだったんですね。千野を選んだ理由を教えてください。
木下さん|湖西を中心に空き物件の情報を仕入れて、条件に合う物件はほぼ全て内見しましたが、どの家も決め手になるようなトキメキがありませんでした。
諦めかけていた時期に、妻が山の中に物件が出ていることを見つけました。それが千野だったんです。

三輪|運命的な出会いですね。千野の家は、どの辺りにトキメキを感じたのですか?
木下さん|よく覚えていますよ。夜の7時に電気の通っていない真っ暗な部屋を内見しにきました。夜だったけど、自然環境もとても良かったし、家から銃を持って猟に出ることができるという点が決め手でしたね。ピンときて、ここに決めた!ってなりましたね。

三輪|自然環境や狩猟ができることが決め手になったんですね。狩猟はいつからやられているのですか?

木下さん|19歳から銃を持って猟に出ています。父も祖父も猟師だったので、小さい頃から猟に連れられていました。父と一緒に猟をしていた頃は、自分の家の玄関から銃を持って出て山に入り、猟が終われば家に帰ってくるという環境でした。最近は、猟をするとなれば車で移動する必要のある場所ばかりなので。そういった意味でも、千野は山が近いので理想の場所ですね。

農業や狩猟など自然と関わる仕事をされている理由

三輪|農業や狩猟など自然と関わる仕事をされている理由を教えてください。

木下さん|食糧危機のような時代が来ると20歳ぐらいの時から感じていました。このまま人の欲が膨らんでいくと、環境資源が底をつくのではと。
なので、少なくとも自分と家族の食は自分で賄えるようにしたいという思いでやっています。

三輪|なるほど。確かに2050年には食糧危機がくると言われていますもんね。そういった意味でも、千野の自然環境は最適ですね。ただ農村は閉鎖的な雰囲気もあると思うのですが、移住にあたって苦労したことなどはありましたか?

木下さん|私は特にありませんでした。信頼関係を築くことは、とても大切ですが、仲良くなると野菜のお裾分けや助け合いなどがたくさんあります。ただ、人間関係がとても重要なので、そういう雰囲気を敬遠する若い人はいるかもしれませんね。

三輪|そうですね。人間関係はより重要になりますよね。今後、千野でやりたいことはありますか?

木下さん|千野の人口はこれから減少していきます。耕作放棄地もどんどん増加してくると思います。限界はありますが、農地の保全に貢献したいなと思っています。

取材:SMOUTライター三輪 、文責:大津市企画調整課
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