【事業承継】地域に必須の商店&ガソリンスタンドを引き継ぐ!コンビニよりもコンビニエンスな店

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2025/12/02

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2025/11/20

\mission!/地域になくてはならない事業を引継げ!!

 高知県 大豊町(おおとよちょう)大滝。ここは滝の音がよく似合う場所だ。谷を抜けて流れ下る水は、山の息づかいをそのまま映したように透明で、夏の日差しを跳ね返しては白い筋を描く。朝は霧が谷底から立ちのぼり、まるで山そのものが眠りから目を覚ますようだ。午後には風が抜け、木々の葉がきらりと裏返る。そのたびに、山が呼吸をしているのを感じる。

 今回の主人公、「西村ストアー」は、そういう情緒を感じられる吉野川支流のほとりに立つ。この地で70年近くもの長きにわたり、食料品や雑貨、ガソリンや灯油などの生活必需品を販売してきた。

 「私が学生のころは牛乳も配達していました。この辺りの人が必要なものは何でも手掛けていた感じですかねえ」

 西村正江さん(70)がこう振り返る。父の育夫さんが始めた家業を引き継ぎ、今は夫の秀仁さん(71)と共に店を切り回している。正江さんが主に店番を務め、秀仁さんは灯油などを配達している。

 西村さんの朝は早い。午前2時前には起床して、高知市内の卸売市場などに仕入れ向かう。往復約100㎞もの道のり。すべての商品を自分の目で確かめ、時には味見も。地元の人に好まれる商品を一つひとつ考えながら仕入れる。帰宅するのは午前7時前。週4日はこんな日が続く。

 取り扱う商品は幅広い。仕入れてきた果物やパン、お弁当、お惣菜のほかに日用品や衣料品など地域に必要なものを数多く揃える。普通のコンビニには絶対に置いていない農業用の雑貨や野菜の種まである。

 食料品や日用品だけではない。ガソリンスタンドも併設されている。店頭販売はもちろんだが、灯油を各家庭に配達まで行っている。灯油と一緒に、店で販売している商品を届けることもあるそうだ。地域住民にとってまさに必要不可欠な店舗であり、市街地のコンビニよりもコンビニエンスな存在なのだ。

 ただ、西村さん夫妻には子供がおらず、後を継ぐ人がいない。年齢が70歳を超えたこともあり、「まだ、少しは続けることができるけれど、早目に後のことを決めておきたい」と後継者を広く募ることに踏み切ったという。

 土地は約850㎡でガソリンスタンドを併設、店舗兼住宅が約270㎡ある。これらの一括譲渡が希望だが、条件次第では賃貸の相談も受け付けるそう。  西村ストアーには、「商店」の他に別の顔がある。地域の人々が集う「コミュニティーの場所」だ。正江さんが仕事をするレジの前には、常に椅子が3、4脚ほど構えられており、住民が訪れては世間話に花を咲かせる。商品の売買を超えた強固で深いつながりが築かれているのだ。

 この商店が閉店したら、地域はいったいどんな事になるのだろう。日々の生活に溶け込んで、当然のように関わり合っていた存在が、無くなってしまう。恐らく、多くの人々の心の中にぽっかりと穴が開くのではないか。山と共に生きる穏やかな日々を未来に繋げるためにも、この店を引き継ぐ新たな力を地域住民は求めている。

 地域創生 × 事業承継 × 自己実現・起業・チャレンジ!

ひとことで言うとこんな仕事

・地元には不可欠な商店&ガソリンスタンド! ・コンビニよりもコンビニエンスな地域密着経営! ・灯油などの生活必需品の配達も! ・地域住民のコミュニティーの場所としても存在感!

・事業内容: 小売店・ガソリンスタンドの経営 ・引継場所: 高知県長岡郡大豊町大滝498-51 ・引継条件: 相談の上決定いたします ・引継詳細: 建物(店舗&住居約270㎡)、土地約850㎡、ガソリンスタンドや店舗の備品一式、顧客・取引先、地元での知名度など

求める人物像

・大豊町へUターン・Iターンを検討している方 ・自然豊かな土地で地元密着の商店やガソリンスタンドの経営を目指す方 ・事業を通して、地域経済の活性化にチャレンジしたい方 ・地域のコミュニティーを大切にし、自然や人との繋がりを楽しめる方 ・事業主の理念を理解し、事業を承継できる方

ここがポイント!

■地元には必須の店舗で常連客多数!   西村ストアーは、地域に必要な商品を何でも販売しているコンビニ的な商店に、ガソリンスタンドも併設されている。商品は日々、西村さんが地域のニーズを考えながら仕入れており、その目利きによる信用度は高い。付近には他にガソリンスタンドはなく多くの常連客を抱える! ■灯油などを自宅まで配達!   大豊町は冬場になると灯油の需要が多くなる。西村ストアーでは、秀仁さんが専用車で各家庭まで配達してくれる。希望があれば、商店の商品も一緒に届けたりするサービスも。山あいの地域には、必要不可欠な存在となっている! ■住民のコミュニティーの場所にも!   西村ストアーは、小売り店舗とガソリンスタンドが併設されているが、地域にとっての役割はそれだけではない。顧客を中心にした住民が集まって、コミュニケーションを交わす憩いの場にもなっている。店を切り回す正江さんの周りには、常に人が集まり、賑やかな会話が弾んでいる!

オーナー 西村さん 夫妻へのインタビュー

———— ここで商店を始めて長いんですか?  父(育夫さん)が昭和30年代の初め頃に始めました。最初のころは、砂糖や塩などの調味料を各家庭に置いて、使った分だけ料金をもらうという「置き薬」のようなスタイルでの販売もやっていました。その後、ガソリンスタンドも併設しました。私が学生の頃は、牛乳の配達もしてましたねえ。

———— お客さんは常連の方が多いんですよね  はい。ほとんどが常連の方です。商店のほうには、毎日顔なじみのお客さんが来てくれて、色んな話をしていきます。今日も井戸端会議で騒いでましたよ(笑)。近くにガソリンスタンドが他にないので、飛び込みの方もたまにはいますが、多くは顔見知りの方ですね。

———— どんな方に引き継いで欲しいですか?  ずっと商売を続けてくれる人を望みます。地域の方々に溶け込んで、末永くお店を続けてくれたらうれしいです。

継業への取り組みについて

「地元のためにお店を続けたいが後継者がいない」 「高齢になってしまって事業継続が難しい」

 地域の生活を支えてきた中小企業や商店では、こういった理由から、事業縮小や廃業を余儀なくされるケースが後を絶ちません。 一方で、働き方が多様化する今、県外からのUターン者や移住者が過疎地域に住まい、ゼロから起業をするより圧倒的にコストが抑えられる、”なりわい”を活かした「事業承継」や「継業」といった働き方がひそかに注目を集めています。店舗そのものや機材設備などの初期費用一式を抑えられるほか、一定の顧客や販路、技術までもそのまま引き継げるとして、地方暮らしを目指す若者や移住者にとって新たなビジネスチャンスといえます。  「事業承継」「継業」とは、地域で生まれた”なりわい”を引き継ぎつつ、第三者の新たな感性と価値観でそのものの価値を見出し、再活性化して、地域で継続できるなりわいを営むことです。

今回の「西村ストアー」もそういった取り組みのひとつ。 引き継いでくださる方、お待ちしております!

※高知県移住ポータルサイト「高知家で暮らす。」には、他にも民宿、カフェレストランなど様々な継業案件を掲載中! ↓ぜひご覧ください♪ https://kochi-iju.jp/work/keigyo.html

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