
「地方基地局」の対話に参加して、<価値観の新陳代謝>を起こしませんか?
公開日:2026/03/04 23:25
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2026/03/05「興味ある」が押されました!
2026/03/05こんにちは、(株)ヨシダキカクの吉田です。
私は萩市の地域おこし協力隊を退任後、イベント企画や古民家を改修した宿の管理運営、協力隊のサポート、関係人口創出ツアーの企画などを行っています。
今回は、萩で活動している原田さんという人物にフォーカスした文章を、スタッフであり萩市地域おこし協力隊OGの石田さんが書いてくれました。 原田さんは『地方基地局』という、なんだか面白い名前のプロジェクトを進めています。
実は、僕が萩に移住する前、初めてこのまちを訪れたときに出会ったのが原田さんでした。 当時ゲストハウス「ruco」で受付をされていて、とても柔らかい雰囲気の方。初めて来た僕を他の宿泊客と自然につなげてくれたのを覚えています。
『地方基地局』とは何なのか。 そして、原田さんはなぜそんな活動をしているのか。
ぜひ最後までご覧ください。
「一度言ったことは全うしなきゃいけない」空気からの解放
「どうしたらもっと面白く、地方で働けるのか?」 そんな問いから生まれたプロジェクトが、『地方基地局』です。 立ち上げたのは、対話の場をデザインし、職場やチームづくりを行う会社「a trunk(ア トランク)」代表の原田敦さん。 2022年には、弊社が管理する「萩市インキュベーションセンター」にて、ブランディングについてのセミナーを開催していただきました。
その後も対話の場を続けている『地方基地局』について、原田さんに伺いました。
[オンラインセミナー開催] 地方基地局・局長と一緒に「ブランディング」について考えてみませんか? https://smout.jp/plans/7922『地方基地局』は、「話したいことを、素直に話せる場所」をつくりたいという思いから立ち上げられました。
「現代は『正解』を求められすぎていると感じます。一度言ったことは最後までやり遂げなければならない、前と言ったことが違ったら責められる……。そんな空気感の中で、人は本音を飲み込み、衝突を避けるようになります。 でも、正解は人それぞれ。衝突が起きても、気軽に言いたいことが言える場が欲しいと思い続けてきました」 と原田さんは語ります。
ここでは「昨日言ったことは間違いでした」と言ってもいい。ヘルシーな衝突を歓迎し、お互いの訂正を許容する。 そんな、「安心感」をベースにした自由な対話の場を目指しているそうです。
原田さんは、大阪でシステムエンジニア(SE)として働いたのち16年前にUターン。萩のゲストハウス「ruco」の立ち上げにも参画されました。仲間と共に「ruco」などの運営に関わる中で、求められる役割に応じてデザインを始めました。
「最初は経営やマーケティングに興味を持っていましたが、次第に『組織の人が面白く働くためには、理念や文化が重要だ』と気づいたんです。 VUCA(不確実な時代)において、たった一つの正解を言い切ることはできません。大事なのは、組織の中の活動量を増やすこと。 そのためには、を行い、みんなが言いやすい空気を作ること、心理的安全性が保たれた組織ファシリテーションが必要だと思い至りました」
自分のやりたいことを体現する場として、また自身の「場の設計スキル」を磨く実践の場として、2023年から本格的に「地方基地局」の活動を加速させたそうです。

価値観の新陳代謝が、地方を強くする
『地方基地局』の歩みをたどってみましょう。
2023年: 雑談から一歩踏み込んだ場を作るため、スタッフや宿泊客を交えた対話プロジェクトを始動。
2024年: 岩手からUターンし「スナックどんまい」をオープンした生利望さん、NPO萩まちじゅう博物館で働く山本明日美さんと共に、より深いワークショップを展開。や、哲学、童話、SDGsをテーマにした対話の会を定期開催。
2025年: 『ちきラボ』と題して対話の場を定期開催。多様な参加者の発言から予想もしなかった方向に話が向かうこともあり話が深まった。
参加者は30代後半から50代の経営者やマネージャー層が多く、「実はみんな、ずっと誰かと深く話したがっていたんだ」と原田さんは手応えを感じているそうです。
地方は都市部に比べて人の入れ替わりが少ない。だからこそ、今そこにいる「自分たちの価値観」を動かしていく必要がある——。これが原田さんの持論です。
「a trunkのコンセプトは『助け合いをもっと自由に』すること。固定化された関係性ではなく、偶然目の前にあるゴミを拾うような、しなやかな助け合い。それを可能にするには、個人の価値観の新陳代謝が欠かせません」
地方の柔軟性と弾力性(レジリエンス)を高めること。それが結果として、地方が元気であり続けるための土壌になるのです。
『地方基地局』が提案する、5つのマナー
この場所で大切にされているのは、以下の5つの心得です。 1 ヘルシーな衝突は積極的に起こす 2 ヘルシーでない衝突は起こさない 3 「変数(変えられるもの)」と「定数(変えられないもの)」を意識する 4 共通の正解や目的を他者に求めない 5 訂正を許容する

今後の展望:本質を整え、チームを創る
原田さんの本業「a trunk」では、この経験を活かし、企業の理念設計や組織構造の調整を行っています。 例えば、「バラバラに見える思いも、実は抽象度が違うだけかもしれない。対話を通じて本質を整え、矛盾のない強いチームが創っていける」というように。
『地方基地局』は、今後も不定期で開催予定。 多様な人たちが参加する「地方基地局」なら、建前だけでなく、本音を語り合え、お互いの理解を深めながら人脈が広がりそうです。 萩へ移住を考える方、旅の中でその地に暮らす人と本気で語り合いたい方、自分の価値観をアップデートしたい方は、ぜひ公式Instagramをチェックして参加してみてください。
【地方基地局|SNS情報】 最新のワークショップ情報・参加募集はInstagramから。 https://www.instagram.com/chihoukichikyoku?utm_source=ig_web_button_share_sheet&igsh=ZDNlZDc0MzIxNw==
石田さんの記事、いかがでしたか?
僕が最初に萩を訪れたときに感じた、あのやわらかい空気。 それを今もつくり続けているのが、原田さんのような人なのかもしれません。
もしこの記事を読んで少しでも気になった方は、ぜひ一度萩に来てみてください。 そして機会があれば、原田さんのセミナーにも参加してみてください。
きっと、このまちの見え方が少し変わると思います。
※ぜひ「興味ある」ボタンも押していただけると嬉しいです!

このプロジェクトの地域

萩市
人口 4.11万人

株式会社 ヨシダキカクが紹介する萩市ってこんなところ!
山口県の北部に位置する萩市は、江戸時代には毛利氏が治める長州藩の本拠地でした。 さらに江戸末期から明治期において多くの偉人を輩出したことで知られ、 その歴史ある町並みの中には、国が定める重要伝統的建造物群保存地区もあり、 現在でも古地図を見ながら町歩きができるほどです。 また食においては、自然豊かな地元産の海の幸・山の幸が 四季を通して訪れる人々の舌を楽しませてくれます。
2015年からは地域おこし協力隊の受け入れも始まり、 同時にたくさんの方の移住先として選ばれ、 昨年「スマウト移住アワード2024」の堂々の2位を獲得しました!
そして、萩市と隣の阿武町には合わせて6つの日本酒の酒蔵があり、 地酒として中国地方で唯一GI認定されています。 香り豊かでやさしくふくよかな味わいの萩・阿武のお酒は、 少しずつ世界に広がり始めていて、今後は世界から人を呼ぶことができる素材だと思っています。
このプロジェクトの作成者
岡山県倉敷市出身。関西学院大学卒。 卒業後は(株)ビームスに就職。 その後、土木業、保育関係、ホテル業、山小屋勤務などを経験。 2016年12月より、山口県萩市地域おこし協力隊として着任。 3年の任期満了後は、企画サポート会社「ヨシダキカク」を立ち上げ、2022年1月に法人成り。「(株)ヨシダキカク」として新たな一歩を踏み出しました。
地域住民や行政の方々と一緒に町の可能性を模索しています!取材していただきました↓ 2019年11月 https://solopro.biz/hagi-yoshidakikaku/

















