世界40か国を旅した猪飼さんが、高島で「人とつながる場」をつくる理由
公開日:2026/08/09 23:38
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2026/08/10「興味ある」が押されました!
2026/08/10「高島市って、実際どんなところなんだろう」 「移住までは考えていないけれど、琵琶湖の近くの暮らしが少し気になる」 そんな人に向けた交流イベント「高島とつながろう」が、2026年9月13日、京都市南区のコワーケーションスペース九条湯で開催されます。
企画するのは、九条湯の番頭を務めながら、滋賀県高島市で暮らす猪飼直之(いかいなおゆき)さんです。19歳で単身オーストラリアへ渡り、その後、約2年間で世界40か国を巡った猪飼さん。空き家の活用やゲストハウス、九条湯の運営など、さまざまな仕事と人との出会いを経て、高島へ移住しました。
高島で暮らし始めて約2年半。地域の祭りに参加したりイベントを企画したり、自宅で交流会を開いたり、仲間と釣りやボードゲームを楽しむなど、今では高島市内での多くの人とのつながりが生活の一部になっています。 「高島は、引き寄せられている感じがするんです」 そう話す猪飼さんに、これまでの歩みと、今回のイベントを開催する理由を聞きました。
内向的だった高校生が、海外で知った広い世界
猪飼さんは1972年、京都市山科区で生まれました。初めて海外へ行ったのは、高校1年生の時です。留学していた兄を訪ね、ロサンゼルスで2、3週間を過ごしました。 「僕、ちょっとどちらかというと内向きな人間やったから」 これまで当たり前だと思っていた日本での生活とは異なる世界を目にしたことで、高校を卒業した後は1年間働いて、19歳でオーストラリアへ渡ります。この経験が、猪飼さんのその後の人生を大きく変えていきます。
帰国後も、再び旅に出たいという思いを強くしていき1998年9月、日本を出発し東南アジアからアジアを横断、中東、東ヨーロッパ、アメリカ、中南米を巡り、2000年10月頃に帰国。約2年間、一度も日本へ戻ることなく、40か国を旅しました。
<40か国を巡って変わった、人の見方>
世界を巡った経験は、猪飼さんの考え方に大きな影響を与えました。 「細かいことを考えなくなったというか、悩みにくくなったのと、他人に対して怒らなくなったというか」 さまざまな価値観や暮らし方に触れたことで、一つの考えに固執せず、俯瞰して物事を見るようにもなりました。猪飼さんのおおらかな物腰の背景には、世界各地で異なる文化や人に出会ってきた経験があるのかもしれません。
<人との縁から始まった、空き家活用と九条湯>
帰国後、猪飼さんは地元の工場で働きながら、その合間にもインドやカンボジア、モロッコなどへ旅を続けていました。 しかし、リーマンショックの影響で工場が閉鎖します。 「何らかの形で独立はしたいと思ってたんです。俺は日本の正社員ではやっていけないなと」 そこで職業訓練校で学んだ後、ウェブマーケティングの講師を務めるようになります。その後、コワーキングスペースでの出会いをきっかけに、親族が所有していた空き家を、シェアハウスとコミュニティースペースとして活用。そこから仲間と会社を立ち上げ、空き家や民泊の運営に携わるようになりました。
元銭湯の建物を相続したオーナーが活用方法に悩んでおり、オーナーと話を重ねる中で、建物の活用を任されます。 2018年6月、レンタルスペース九条湯と、隣接するゲストハウス「Kyoto Kujo Inn」をオープン。2021年からは「コワーケーションスペース九条湯」として再始動し、現在は人が集まる場所として運営されています。
「500万円ぐらいであるぞ」から始まった高島との暮らし
猪飼さんにとって、湖西地域は子どもの頃から身近な場所だったそうです。山科から家族で北小松や川へ遊びに行くことが多く、高島周辺には幼い頃からの思い出がありました。大人になり、再び高島との縁がつながったのは、コロナ禍の頃です。
仲間と、高島のキャンプ場へ遊びに来ました。そこでの友人との何気ない会話の中で、高島の物件価格が話題になったといいます。
「今、いくらぐらいで物件あるんですかねって、話題が出て。『500万円ぐらいであるぞ。見に行こうか』って」
そこに猪飼さんの奥さんも同行しました。高島駅に着いた際、奥さんが以前この地域へ来たことを思い出します。 「ガリバーの看板を見て、嫁が『私ここ合宿で来たことある』って。すごくいいところやと思ってたらしくて」 虫が苦手で、田舎の家に消極的だった奥さんも、物件を見て気持ちが変わり、現在の家を即決しました。最初はセカンドハウスとして使っていましたが、仕事と生活を整理して約2年半前、高島へ移住しました。
最初から計画していた移住ではありません。
いくつもの偶然が重なった結果でした。高島の魅力は、やっぱり「人」。高島へ家を購入する際、利用できる制度について市役所へ相談したことから、地域の人とのつながりが始まりました。そこから人を紹介してもらい、祭りやイベント、交流会などへ参加するようになります。
「遊びに来て、ちょっと座りって言われて、しゃべってるうちにLINEでつながって、みたいなきっかけですよ」
高島で暮らすようになり、多くの人たちとつながりました。
「もっと硬いかなと思ってたけど、みんな結構ノリいいじゃないですか。会う人、会う人、面白いなと思って」
<猪飼さんをきっかけに、高島へ移住した友人たち>
猪飼さんの周囲では、高島へ移住する人も増えています。Facebookで猪飼さんの投稿を見たことから、高島に興味を持った人もいました。最近は、大阪に住みながら、中型犬と暮らせる郊外の家を探していた友人夫婦が高島へ移住しました。
「とりあえず高島に来てみって」
猪飼さんはご夫婦をトゥクトゥクに乗せ、市内を案内したことで高島を気に入り、物件との出会いにも恵まれ、わずか2週間ほどで移住を決めたそうです。
まずは一度訪れ、実際の風景や暮らしを知ってもらう。その後は、本人たちが自分で決めています。これまで、猪飼さんとつながりのある京都の仲間が5、6人ほど高島へ移住しました。
<移住相談ではなく、まずは移住者と友達になる>
今回の「高島とつながろう」は、猪飼さん自身の経験から生まれたイベントです。高島へ移住した後、猪飼さんの暮らしを広げたのは、人との出会いでした。そのため、制度や物件を説明する移住相談会ではなく、まずは高島で暮らす人と話せる場をつくろうと考えました。
<「人に会いに行く」ことから始まる高島との関係>
世界を巡ったこと。 異なる仕事を経験したこと。 空き家を人が集まる場所に変えてきたこと。 九条湯で、さまざまな人と出会ってきたこと。 そして、高島で暮らし、多くの人との縁に恵まれたこと。
今回のイベントも、まずは始めてみて、集まった人たちとの出会いから育てていこうとしています。「人に会いに行く」という小さな行動が、高島とのつながりの一歩目になるかもしれません。
「猪飼さんに会ってみたい」そんな方はイベントに足を運んでみてくださいね。
高島とつながろう ~人と出会い、想いがつながる一歩目~
日時:2026年9月13日(日)13:00〜18:00 会場:コワーケーションスペース九条湯 参加費:入場無料 参加方法:出入り自由・予約不要 ゲストトークや交流タイムへの参加を予定している方は「応募したい」でお知らせください。
このプロジェクトの地域
高島市
人口 4.46万人
たかしま課|滋賀県高島市が紹介する高島市ってこんなところ!
琵琶湖の北西部に位置する高島市は、平成17年に、5町1村が合併し、滋賀県一の広いまちとして誕生しました。京都・奈良の都と各地をつなぐ交通の要所として栄え、北陸で取れたサバを都へ運んだ『鯖街道』があります。 また、ふなずしやお酒などの発酵文化が色濃く残っている地域です。 観光地としては、琵琶湖に浮かぶ鳥居が幻想的な白鬚神社、四季折々に違った表情を見せるメタセコイア並木などが有名です。
このプロジェクトの作成者
現地の情報提供全般(お店・観光・住居・子育てなどなど) 滋賀県高島市の「これは興味ある人がおるんとちがう?」な人や場所に出向いて、紹介をしていきます。
市民協働課 定住推進室/移住や地域に関する情報を発信!! 移住相談はお気軽にお問い合わせください。移住コンシェルジュがご対応いたします。
中のヒト田中 東京から高島に移住した子育て中のママライター 仕事も遊びも子育ても「楽しむ」がモットーです。交流の場を開いたり個別に相談にも乗っています。お気軽にメッセージください。