移住支援員として活動する中で、よりリラックスしてお話を聞ける環境や多くの情報が集まる場が欲しいと考えていました。一方で減り続ける人口に対して空き家や空き店舗の数が増えていたことも課題でした。
そんな時に商店街の中の一軒の空き店舗が目に留まりました。市役所にも近く飲食店も多いエリアなのでここなら人が訪れやすいのではないか…。入口が広くて目につきやすく、奥行きも広いので多目的な利用が見込める。
昔は通りに数件あったカフェも無くなって寄り合いの場が無いという声も聞いていたため、カフェを併設した移住交流支援センターであれば地域のニーズに応じながら自然と人が集まってくる場所に出来るのではないか。仕事、住まい、イベント、物々交換など様々な情報をうまく生かすことで地域おこしにもなるのではないか。
どんどん夢は広がり、また相談に乗ってくれた多くの皆さんからのアドバイスや期待は膨らむものの築年数の古い店舗のリノベーションは困難を極めました。
設計事務所さんに概算で費用を聞くと400万はかかるという建物を半額に収めるという目標で2020年8月にセルフリノベーションを開始。掃除と片づけ、解体、大工、また掃除…と思うようにいかない工程や作業中のトラブルの連続に何度もくじけそうになったり。
夜なべ作業が続き心も体も疲れてくると「そもそも何のためにやってたんだっけ？」と自分を失いそうなこともありましたが、エールを送ってくれる方々に背中を押してもらったり未来の発展の姿をイメージして祈るような気持ちでしゃにむに作業を進めました。
延べ４か月の工期を経てようやく移住交流支援センターが開所。間もなくしてオフィス器具が揃い、飲食営業もスタートして徐々に来訪者も増えてきました。
「何が出来るのか楽しみにしていた」という方も多かったですが、これから街のシンボルとして長く愛される場所を目指してこれからも頑張ります。

・新規就農をする場所を探している
・自分のお店をオープンしたい
・地域の課題を積極的に解決したい
・二拠点移住で生活がしてみたい

私も30代半ばにして「地方移住をして自営業を始めたい」という夢を叶えました。
いま志布志市では若くて元気なあなたの活躍を心待ちにしています。
「志のまち」という縁起の良い場所であなたの夢を叶えてみませんか？
目を向ければチャンスは無限大です。