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能登半島最先端のまちでカルチャー創造発信基地づくり!文化っぽい匂いがするものが好きなひと募集!
珠洲市は、石川県・能登半島の最先端に位置する人口約14,000人の小さなまちです。珠洲では最近、若い移住者が中心となり、いろんな人が関わる面白い場づくりが進んでいます。
その一つとして今回ご紹介するのが、商店街の空き店舗を利用した「中田文化額装店(通称:Gaxo/ガクソー)」。ここでは、20代~30代のUIターン者が中心となって、情報発信・交流拠点をつくるプロジェクトが進行中です。
今回、Gaxoを手がける中心メンバーの一人、北澤晋太郎さん(30代/Iターン)にお話を伺いました。
北澤さんに「ここはどのような場所ですか?」と聞くと、このような答えが返ってきました。
「お土産屋さんのような、セレクトショップのような、文化部の部室棟のような、ローカルラジオスタジオのような、弦楽隊の練習スタジオのような、油絵具の匂い立ち込めるアトリエのような、文芸雑誌の編集部のような、作るという行為と作られたものに敬意を払い、愛を叫び続ける場所です」
さて、一体どういうことなのでしょうか。もう少し深掘りして聞いてみると、北澤さんが珠洲で暮らしていて抱いた課題感と、それを解決するための北澤さんなりの「デザイン」が見えてきました。
どろどろとしたカルチャー感渦巻く、人とモノと情報の溜まり場を商店街に。
長野県出身の北澤さんは、早稲田大学を卒業後、アパレル業界、ITスタートアップ、フリーカメラマンなど、様々な仕事を経験。2017年、旅をしていて友人の紹介で珠洲を訪れたとき、「あ、ここに住むな」とピンときて移住を即決。移住後、デザイン会社を創業し、結婚。2人のお子さんにも恵まれました。
4年間、あるときは市民として、あるときはビジネスマンとして、あるときは表現者として過ごしてきた中で、珠洲が抱える様々な課題が見えてきたそうです。
「官民問わず何かと"情報発信が必要だ"と叫びがちですが、本当に発信に耐えうる強力なコンテンツ力、編集の力はあるのでしょうか。本当にターゲットにするべき人は誰なのか。そんなことを考えるようになりました」
自ら経営するデザイン会社の仕事の傍ら、家庭教師や高校の探究学習の特別講師などとして、地元の高校生たちと交流をしてきた北澤さん。だからこそ、まちの子どもたちの将来も案じています。
「まちの子どもたちが、斜め上を行く変な大人たちと出会い語り合う遊びの空間はあるでしょうか。この素晴らしいまちで生まれた子どもたちに、今しかできないような価値観を磨く機会を十分に与えられているでしょうか」
そんなことを考えていた時に、このGaxoの構想が浮かんできたそうです。
「これらの課題をできるだけ一気に解決する美しいデザインはなんだろう?と考えた時に、一人ひとりが身につけたら良さそうなマインドやスキル、まち全体としてシェアしていたいマインドやスキル、それらを育む場所を作り、あらゆるコンテンツに対する敬意と愛を払い続けられたら良いなと考えました」
そう、この場所のコンセプトは「全てのコンテンツを愛する」なのです。
「一人ひとりが好きなコンテンツの良さを語って、その良さを僕らなりに編集して世の中に発信する。それは珠洲のまちのことでも、ラーメンでも、ボードゲームでもいい。そしてまず、この商店街に住んでいる人、行き来している人、まちの子どもたちにミニマムで伝えていきたい。想像もつかない100万人に向けてそれっぽく情報を発信して空振るよりも、同じまちの顔の見える10人をファンにしていく。そして、このインディーズ市場から、いずれは世界に羽ばたかせる、そんなイメージです」
本プロジェクトの中心メンバーの北澤さん(左)と移住者仲間
店名「中田文化額装店」は元店主の名前から。看板も手作りです
文化っぽい匂いがするものが好きな人、あつまれ!
北澤さんたちはこの場所を「まずは自分たちのたまり場にしたい」と語ります。
Gaxoは、20代~30代のUIターン者が中心となって運営しており、芸術や建築、文学、音楽などに造詣の深いメンバーが集います。
まだ始まったばかりですが、DIYで改修したり、ボードゲーム大会を開催したり、美大出身の移住者が地元高校生にデッサン教室を開いたり、大学休学中の大学生が居候をはじめたりと、すでに若いUIターン者のたまり場となりつつあります。最近は、近所の住民たちも立ち寄ってくれるようになったとか。
「本がたくさん並んでいて、時に一人で、時にみんなで読んでは楽しむ。町の課題と照らし合わせて、侃侃諤諤議論を戦わせる。読んでいるうちに本が欲しくなれば、同じ商店街の本屋さんで注文する。またある時は、地方発の雑誌のデザインをしてみる。印刷は同じ商店街の印刷屋さんで。そんな場所になればいいなと思っています」
今後は、動画撮影やラジオ収録ができるスタジオとして使え、インターネットや紙媒体のメディアの編集・発行もできる拠点として整備していくそうです。
・何かをつくっている人や特定のジャンルのコンテンツを愛している方
・文化っぽい匂いがするものが好きな方
・なにやら楽しそうに珠洲で暮らしている移住者に会ってみたい方
そんな方は、ぜひGaxoへ。個性派揃いのメンバーが待っています。
この場所に興味のある人は、「興味ある」ボタンからお問い合わせいただければ、北澤さんたちとおつなぎします。
運営メンバーのなかには、ボードゲームが大好きな移住者も
高校生からの要望を受けてはじまったデッサン教室
中田文化額装店(ガクソー)の中心メンバーが出演するオンラインイベントのご案内!
【11/14(日) さいはてのゲストハウスからの挑戦】
珠洲でユニークな活動を行う移住者とオンラインで交流し、「関わりしろ」を見つけるイベントです!
ゲストは「ゲストハウス仮( )」を経営する新谷さんと楓さん。お2人とも他県出身で、金沢美術工芸大学を卒業後、珠洲に移住し、地域と深く関わりながら多様な活動中。
「地域課題の解決に関する取組に興味のある方」
「地域と何かしらの関わり合いを持ちたい方」
「地方での暮らしに興味がある方」
そんなあなたのご参加をお待ちしております!
少しでも興味があったり、おもしろそうと感じていただければ、ぜひご参加ください。
▼詳細はこちら
https://ishikawa-wh.com/online/2549/
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石川県・能登半島の最先端にある、人口約14,000人の本州で最も人口の少ない市です。
世界農業遺産に登録されている豊かな里山里海の原風景や文化を色濃く残しながらも、「奥能登国際芸術祭」やSDGsなど、先進的な取り組みに挑戦する、なつかしくて新しいまちです。
半島の先端という、決して生活の便がいいとは言えない場所ですが、だからこそ、「ホンモノの田舎である」「なにかできそうな余白がある」ことに魅力を感じて移住する20~30代の若者が近年増えてきています。
珠洲で暮らしてみたい、珠洲と関わってみたいという方、ぜひワンストップ窓口「すず里山里海移住フロント」にご相談ください。珠洲の住まいや仕事、子育てなど、暮らしにまつわる情報を発信する、珠洲発・暮らしのウェブマガジン「すっとずっと」も運営しています。
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