募集終了

最大津波想定高34mのまちで犠牲者ゼロを本気で目指す防災を学ぶ

公開:2021/10/06 ~ 終了:2021/11/06

最新情報

プロジェクトの募集が終了しました。

2021/11/06

2012年3月31日、今後やってくる南海トラフ地震の内閣府会議予測が公表された。

高知県黒潮町 : 最大予測震度7、最大津波想定高34m

町が消えてしまう・・・ 巨大地震が起きる前に「震災前過疎」により町から人がいなくなるのでは・・・。

当時の町長が出した答えは「犠牲者ゼロを本気で目指す」

思想の基本として「避難放棄者を出さない」ことを定め、

    あきらめない 揺れたら逃げる より速く より安全なところへ  

このことばを全町民が共有する そんな防災事業・防災教育を進めていった。

防災を“よそごと”ではなく“わがこと”として感じられるように

黒潮町は、全国一の津波がやってくる町として図らずも「有名」になってしまった。

・職員全員が各地域に貼りつき防災事業に取り組む「地域担当制」 ・全住民が各地区で話し合って避難場所などを確認して作成された「津波避難カルテ」 ・防災食(非常食)を日常食に。34mを逆手にとって立ち上げた「黒潮町缶詰製作所」 ・日本一高い津波避難タワー(トップ写真)を含めて町内に6基のタワーを建設 ・世界中の高校生が集まり防災を議論する「世界津波の日 高校生サミットin 黒潮」を開催

黒潮町はありとあらゆる情報を入手・手段を尽くしてつぎつぎと防災施策を展開していく。

これに比例して住民の意識も変わってくる。避難をあきらめていたお年寄りが痛む足を我慢して避難訓練に参加したり、住民自らが避難場所に「防災ボックス」を配置したり・・・行政主導ではない住民主導のとりくみが活発になってきた。

こんな住民主体の防災活動を支えてきたのが今年で7回目になる黒潮町地区防災計画シンポジウムだ。

黒潮町缶詰製作所の商品
黒潮町缶詰製作所の商品
世界津波の日高校生サミット
世界津波の日高校生サミット

地区の人たちや子どもたちが考えて実践していることを共有する場

このシンポジウムで発表される内容は、誰かに強制されたわけではなく、地区住民みずからが考え、実行・実践している防災のとりくみだからすっと頭に入ってくる。

防災というと難しいイメージが先行するが、「これなら自分でもできそうだ」「真似してやってみよう!」と思える取り組みばかり。

【地区防災計画入門ビデオシリーズ~「まねっこ防災」のアプローチ https://www.town.kuroshio.lg.jp/pb/cont/jouhoubousai-osirase/28854

同じように住民主体で防災に取り組んでいる県外の方をゲストに招いて講演していただく時間もある。

シンポジウムの最後は、町の防災のとりくみをずっと支えていただいている矢守先生と片田先生を交えたパネルディスカッションで締めくくる。

こんな町だから、安心して町の人たちはサーフィン、海水浴、魚釣りを楽しみ、新鮮なカツオを代表とした海の幸を存分に味わって生活している。

豊かな海の恵みを享受するための「お作法」が防災であるとは矢守先生の言葉だ。

第7回地区防災計画シンポジウムin黒潮 11月6日(土)開催 【興味ある】【応募したい】を押していただいた方にはシンポの詳細情報を提供します。

黒潮町では海の恵みを存分に体感できます!
黒潮町では海の恵みを存分に体感できます!
第1回シンポジウムのチラシ
第1回シンポジウムのチラシ

募集要項

開催日程
1

2021/11/05 〜

所要時間

13:30~16:30

費用

無料

集合場所

高知県立大方高等学校体育館

その他

・スケジュール: 13:30 開会 13:40 小学校・児童館・高校生の活動報告 14:25 地区の活動報告 14:55 ゲストの防災講演 15:30 パネルディスカッション 16:30 閉会

このプロジェクトの地域

高知県

黒潮町

人口 0.90万人

黒潮町

黒潮町 企画調整室が紹介する黒潮町ってこんなところ!

黒潮町(くろしおちょう)は、四国/高知県の西南地域にあり、幡多郡(はたぐん)の中では東部に位置します。

気候は、南国特有の温暖で年間平均気温17度、降雨量2800mm前後と、雨が多くなっています。こうした気候を活かして、早くから施設園芸や花卉、水稲を中心に栽培が行われ、シメジやシイタケなどの栽培なども行われています。

また「土佐カツオ一本釣り漁業」が盛んであり、近年は完全天日塩も代表的な特産物となっています。

美しい砂浜や磯が続く海岸線と緑豊かな山々の広がる黒潮町では、自然資源を活かした「ホエールウォッチング」、「天日塩づくり」、「カツオのタタキづくり」などの体験型観光と、土佐西南大規模公園を活用したスポーツツーリズムの推進により、県内外から多数の方が訪れています。

自然あふれる黒潮町には、「私たちの町には美術館がありません。美しい砂浜が美術館です。」をコンセプトに、4kmの砂浜を「美術館」に見立て、「美しい松原」や沖に見える「くじら」、流れ着く「漂流物」など全てを作品とした「砂浜美術館」があります。 春には「Tシャツアート展」や「シーサイドはだしマラソン」、冬には「漂流物展」などほぼ一年中何かを見たり、遊んだり、楽しむことができます。

黒潮町公式HP https://www.town.kuroshio.lg.jp/ NPO砂浜美術館HP http://www.sunabi.com/ 黒潮町へのアクセス https://www.town.kuroshio.lg.jp/pb/cont/machi-shokai/2015

このプロジェクトの作成者

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黒潮町への移住・定住に関する総合窓口として、webを中心とした情報提供や、電話・メール・オンラインなど、多様な形態でご相談をお受けします。

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